この夏もやっぱりきゅうり!きゅうりをもっと好きになる食べ方と保存法
2020/08/02
家庭料理をこよなく愛するサンキュ!STYLEライターapricot projectです。
夏野菜がおいしい季節になりました。夏野菜といえばきゅうり!みなさんきゅうりをどんな風に食べるのが好きですか。
水分が多く、乾燥も低温も苦手なきゅうりは放っておくと劣化しやすい野菜。でも、新鮮なうちに少し手をかけてあげるだけでおいしさがぐんと長持ちするんです。そして、切り方や食べ方を少し変えるだけで、本当にさまざまなお料理に活用できてしまう優れもの。
今回はおすすめの保存法と食べ方をご紹介します!
1.くるんで、立てて、野菜室へ!
くるんで、立てて、野菜室へ!
きゅうりは子どもも食べやすく洗えばすぐに食べられる便利な野菜ですが、保存をする場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れた後、立てて野菜室で保存するのが基本的な保存方法です。…が!
2.塩もみして水抜きすれば、おいしさ長持ち!
野菜室での保存よりも私がおすすめしたいのは、塩もみしてから冷蔵保存すること。保存期間はそのまま保存するのとあまり変わりませんが、おいしさを保ったまま冷蔵で2~3日保存できるんです。
塩もみしたきゅうりは…
そのまま浅漬けの感覚で。
わかめと一緒に酢の物に。
たこと一緒にわさび醤油で。
冷や汁に。
酢飯に混ぜ込みちらしずしのように。
と、色々使えてとても便利。
作り方も簡単で、きゅうりを薄切りして塩を振り、しんなりしたら「これでもか!!!」というくらいに水分を絞り出すだけ。
3.思い切って干して水抜き!
次におすすめなのが干して保存すること。薄切りにして、ざるなどに広げて干すだけなので簡単です。
干すと食感がジャキジャキした感じに変わり、違うおいしさを味わえるのもうれしいポイント。干したきゅうりは、ポテトサラダに入れたり炒め物に使うととってもおいしいんです!
また、ご飯のお供として人気な市販のきゅうりの漬物をつくることもできるんです。
フライパンに醤油大さじ3、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、生姜千切り1かけ分を入れて煮て、2本分の干しきゅうりを加えて炒めるだけ。加熱しすぎるときゅうりが柔らかくなってしまうので、必ず調味料を先に煮立ててからきゅうりを加えるのがポイントです。
4.他の野菜とたて塩に!
最後におすすめするのが、塩水に5分程度つけて水気を絞るという方法。
塩分を利用してきゅうりの水分を抜くという意味では塩もみと同じですが、こちらのほうがムラなく全体に塩がまわる上、他の野菜も一緒に処理できるところが便利なんです。
作り方は、3%の塩水に5分浸けて水気をぎゅーーーっと絞るだけ。
3%の塩水は、水1カップに対し塩小さじ1を目安につくってください。
人参や大葉、みょうが、キャベツ…など、浅漬けにしておいしい野菜と一緒につくっておけば、冷蔵で2~3日は楽しめる栄養満点な即席浅漬けができるのでおすすめです!
そのまま食べるのに飽きてしまったら…炒め物に!
保存はせずにそのまま食べたい!というときは、炒め物もおすすめです。
生で食べるイメージの強いきゅうりですが、炒めるとズッキーニのような独特な味わいを楽しむことができます。
甘醤油でも、胡麻油+塩でも、甘酢でも…とさまざまな味付けが可能なのもうれしいところ。
写真の炒め物の作り方は下記のとおりです。15分あればできてしまうので、ぜひお試しください!
【材料】
にんにく(みじん切り) 1かけ分
きゅうり 1本
豚こま切れ肉 150g
サラダ油 大さじ1
砂糖 小さじ1
醤油 大さじ1
酢 小さじ2
【作り方】
1.きゅうりは食べやすい大きさに切り、種の部分を除く。
2.フライパンにサラダ油を熱し、にんにくを炒めて香りを出す。
3.きゅうりを加えてさっと炒め、油が馴染んだら一度取り出す。
4.3のフライパンに豚肉を入れて炒め、火が通ったらきゅうりを戻し入れ、砂糖、醤油、酢で調味する。
切り方を変えるのもおすすめ!
きゅうりを食べるときは、塩を少し手に取りまな板の上でごろごろと転がして板ずりするのがおすすめですが、そのまま食べるのに飽きてしまったら切り方を変えてみましょう!
たたいて、胡麻油と塩で!
麺棒などでたたき割ると、調味料の馴染みも食感も良いのでおすすめです。胡麻油と塩で和えるだけで、立派な副菜に。
千切りの仕方で食感をひと工夫!
きゅうりは千切りにして食べることもあると思いますが、切り方によって食感が変わるんです。繊維に沿って薄切りしたものを千切りすると、シャキシャキとした食感に。
斜め薄切りにしてから千切りすると、やわらかな食感で味の馴染みがよくなります。
わが家では棒棒鶏にはシャキシャキきゅうり、冷やし中華にはやわらかきゅうりの千切りを使っています。
ピーラーを使えば、きれいなサラダに。
ピーラーを使って細長く切れば、リボンのような見た目のサラダに早変わり。
ピーラーで皮をしましまに残し、輪切りをするのも見た目がかわいらしくなるのでおすすめです。
種取りして食感をパリッと。
食感をパリッとさせたいときは、柔らかい種の部分をスプーンで取り出すのもおすすめです。
これから夏本番においしくて安くなるきゅうり。さまざまな食べ方できゅうりを楽しみましょう~!
記事を書いたのは・・・apricot project
2児の母。「軽やかな気持ちでキッチンに立つ」ことをモットーに、家庭用理の手書きレシピの発信やワークショップ運営をしています。また、日本全国のものづくりを訪ねて勉強&商品開発をしています。
※ご紹介した内容は個人の感想です。