【プロが解説】しわが生まれる「魔の時間」とは!?衣類のしわを減らす5つの洗濯術
2020/11/16
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洗濯時のひと手間で、シワを防げる!
洗濯ものを取り入れたときに、シャツやパンツがシワシワになってため息をつくことはありませんか? しわを伸ばすためのアイロンは、結構大変。
洗濯時のひと手間でアイロンがけを減らして楽できます。頑張ればアイロンが不要になる衣類もあります。洗濯時にできるしわ防止対策をご紹介します。
しわになりやすい素材
洗濯をしていると、しわになりやすいのが綿100%の衣類であることに気が付きます。
ポリエステルやナイロンと綿の混紡は綿よりしわが付きにくくなります。
夏場に快適な麻は、洗濯機で洗うとシワシワになる素材。
化繊の中でもレーヨンはシワが付きやすい素材です。
これらの素材は脱水時に、一旦止めて早めに取り出すことで、シワシワになるのを防げます。
絡まってできるしわ防止には洗濯ネット
洗濯機の中で他の衣類に絡まってそのまま脱水されると、付かなくてもよいしわが付いてしまいます。絡み防止には洗濯ネットを活用します。
洗濯ネットにちょうど入る大きさに洗濯物をたたんでいれます。シャツやトレーナ、スカートやパンツも衣類は1つのネットに1枚が原則です。
そして洗濯機に入れる衣類の量は、洗濯機の表示の8割程度が目安です。ぎゅうぎゅうでの洗濯は、シワの原因の一つになります。
繊維を柔らかくしシワを防ぐ柔軟剤を使う
柔軟剤は衣類の繊維を柔らかくするので、洗濯ジワを防ぐ助けをしてくれます。柔軟剤はどれを買えばよいのかわからないくらいたくさんの種類がありますが、シワ防止効果を配合した柔軟剤がおすすめです。
しわになりやすい素材・アイロンが必要な衣類対策
脱水が始まったら、20~30秒で一旦洗濯機を一時停止し、しわを付けたくない衣類と、しわが付くとアイロンがけが必要な衣類を取り出します。タオルやパジャマなどしっかり絞って干してもよいものはそのまま通常の脱水をしましょう。
脱水後はすぐに干す
脱水が終わって干すまでの時間は、魔の時間です。うっかりしているとしわを作ってしまう時間なのです。
洗濯機の中で長時間放置はもちろんよくありません。カゴに取り出しておきながら放置してしまった場合は、シワシワの状態で乾くことになってしまいます。
このしわはアイロンでも取れないしわになりますので、洗濯機の終了アラームが鳴ったら、『できるだけ早く取り出し干す』を心がけましょう。
しわ伸ばしをしながら干す
衣類別の干し方のポイントです。
1)シャツ、ブラウス
肩を両手で持って振りさばきます。ハンガーにかけて、前立てを引っ張り縫い目を伸ばします。ボタンが付いている方の身ごろの前端の折り返しを整えます。襟の形を整え、襟を立てて干しましょう。最後に裾部分を引っ張って、全体の形を整えます。
2)カットソー、Tシャツ、ポロシャツ
大きな服は6つ折り、小さな服は4つ折りにして、片手に載せはさむように軽くたたいてしわをとりますきます。首周りの伸びを防ぐため、滑り止めが付いたハンガーに干しましょう。袖口にシワがあれば伸ばし、ポロシャツは襟の形を整えます。
3)パンツ
縦に4つ折りにして、はさむように軽くたたきます。センターラインを付けてたたむには、裾をもって縫い目を合わせ、一旦ウエスト部分を下にしてぶら下げます。
そのまま、しわにならないように折り返します。叩いた後は、筒状になるようにピンチハンガーにとめて干します。
4)タオル
干す前に数回強めに振ると、しわが伸び、タオルのループが起きてふわっと乾きます。
まとめ
洗濯でできるだけしわを防ぐためにするべきことは5つ!
①洗濯ネットにジャストサイズにたたんで入れて洗います
②洗濯ジワ防止に柔軟剤を使いましょう
③しわになりやすい素材は、20~30秒の脱水で取り出して干します
④脱水後はすぐに洗濯機から取り出して干しましょう
⑤干す時に洗濯物を振りさばく、たたくをしてシワを伸ばします