自宅で簡単に洗える!クリーニング屋が教えるニット手洗い術
2024/02/07
ニットの洗い方、どうされていますか。手洗いしようと思っても、縮んだり傷んだりしないか心配になりますよね。
かと言って洗濯機で洗うのも、形くずれしたり伸びてしまわないか不安がつきものです。
そこで今回は、家庭でも簡単にできる洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介しているクリーニング師の「洗濯のお兄さん / しゅんぺい(@shumpei_sentaku)」さんに、自宅で簡単にできるニットの手洗い術を教えていただきました。
教えてくれた人: 洗濯のお兄さん / しゅんぺい
youtubeで洗濯に関する様々な悩みを解決し、家庭でも簡単に出来る洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介している...
1.洗濯表示を確認する
ニットを洗い始める前に、家庭で洗えるか洗えないかを洗濯タグを見て判断しましょう。
家庭洗濯の表示がOKであれば手洗いが可能です。家庭洗濯の表示に×がついていたら、クリーニングに頼むようにしてくださいね。
最近家庭洗濯の表示が×になっていても手洗いできるというネット記事や洗剤がありますが、形くずれや色がおかしくなるリスクがあるようなので、家庭で洗わずクリーニング店に持って行きましょう。
2.30℃のお湯を準備する
家庭洗濯がOKであれば、さっそく洗っていきましょう。手洗いは洗面所やお風呂場など水をこぼしても大丈夫な場所で行うと◎。
ニットが余裕で入る大きさの容器や洗面台に、約30℃のお湯を用意します。
3.オシャレ着洗剤を入れる
今回洗剤は、オシャレ着用洗剤を使います。ニットは水中に入れると形くずれしやすいのですが、オシャレ着洗剤で洗うことで形くずれしにくくなるのだそう。
洗浄力はふつうの洗剤より低いのですが、そのぶんやさしく手洗いできます。お湯に洗剤を入れたらしっかりかき混ぜてくださいね。
ニットは洗う前に、形くずれ防止も兼ねて軽く畳んでおきます。
手洗いの順序としては、「お湯をためる→洗剤を溶かす→洋服を入れる」になり、この順番が大切とのこと。正しい順番で洗うようにしましょう。
4.押し洗いでなじませる
ウールなどは水を吸いにくい繊維のため、やさしく押してなじませると◎。無理に動かすと形くずれしてしまうので、ニットはあまり動かさなくてOKです。ぬるま湯と洗剤のおかげで、あまり動かさなくても汚れはしっかり取れるそう。
この状態で5分〜10分漬け込みます。
5.すすぎをする
10分ほど経ったら洗浄液を捨て、新しいきれいな水を用意しすすいでいきます。服に含まれた洗剤を出していくイメージで、ニットを押していきましょう。
オシャレ着洗剤は洗濯機使用であればすすぎ1回でOKですが、今回は手洗いなので2回すすぎます。
6.脱水をする
脱水するときは洗濯機を使うのですが、その際、バスタオルを使用するのがコツとのこと。バスタオルの上にニットを広げて置き、バスタオルの裾からクルクル巻いた状態で洗濯機に入れると形くずれ防止&脱水力がアップ!
7.平干しする
脱水が終わったニットを干していきます。ニットは重力で伸びてしまうので、干し方は平干しがベストとのこと。
平干し専用ネットを購入するのが一番ですが、持っていないかたは通常のハンガーを使用してOKです。このときハンガーは複数使いするのがオススメ。
4本ほどハンガーを肩とボディ部分に入れて平置きになるよう干していきます。このとき腕の部分もハンガーですくいましょう。こうすることで重力が分散し、平干しに近い形になりますよ。さらにハンガーの間隔を広くすれば風がとおりやすくなり、乾くスピードもアップします。
大丈夫だろうと洗濯機で洗ってしまうと、1回でニットがダメになってしまうことも…。大事なニットを長く着るためにも、コツを覚えて自宅でニットを手洗いしてみませんか。
<教えてくれた人>
YouTubeで洗濯に関する様々な悩みを解決し、家庭でも簡単に出来る洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介している「洗濯のお兄さん / しゅんぺい(@shumpei_sentaku)。
※動画制作者の許可を得て執筆しています。