黄ばみ&シワなし!シャツをキレイに洗う裏技

黄ばみ&シワなし!シャツをキレイに洗う裏技

2025/09/27

通勤や通学で毎日身につける人も多いシャツ。気づいたら黄ばみができていたり、シワが伸びていなかったりといった洗濯の悩みもよく聞かれます。

そこで今回は、暮らしスタイリストとして料理をはじめ家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに、きちんと洗っているはずのシャツに黄ばみやシワができる原因と予防、その対処法についてお伺いしました。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...

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シャツに黄ばみができる原因と予防は…?

気がついたらシャツの襟や脇にできてしまう黄ばみ。「着たあとは毎回洗濯をしているのに、どうして?」と思うかもしれません。

黄ばみの原因は皮脂汚れ。汗や皮脂に含まれるたんぱく質が酸化すると、黄ばみとなって現れます。一見汚れなど見当たらない洋服にも、普通の洗濯だけでは落としきれなかった繊維の奥の汚れが蓄積していることがあります。特に肌とこすれることの多い襟や脇は、皮脂汚れが蓄積しやすく、時間の経過とともに黄ばみが発生しやすいです。

黄ばみを防ぐ、落とす裏技

出典:Adobe Stock ※画像はイメージです

ここからはシャツの黄ばみを防ぐ、落とす方法について詳しく解説していきます。シャツの黄ばみにお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。

1.酸素系漂白剤を使う

シャツの黄ばみには酸素系漂白剤が使えます。簡単なのは、毎回の洗濯で洗剤と一緒に加えて洗います。洗浄力がアップして、洗剤だけでは落ちない汚れまで落とします。

ただ、汗を多くかく季節は、それだけでは黄ばんでくることも。黄ばみが気になるシャツは40℃程度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、つけ置きしてから洗うと、より効果的。黄ばみに液体の酸素系漂白剤を直接塗り込んでから洗濯する方法も有効です。

2.すすぎをしっかりする

酸素系漂白剤は洗浄力アップに効果がありますが、成分が残ったままだと黄ばみにつながることがあります。節水のためにすすぎの回数を減らしていることがあるかもしれませんが、黄ばみが気になるときには、しっかりとすすぎを行うようにしましょう。

3.襟や脇にベビーパウダーをはたく

シャツを着る前に襟や脇など黄ばみやすい箇所にベビーパウダーをはたいておくと予防になります。ベビーパウダーが皮脂の付着を防ぎ、汚れがつきにくくなります。もともと赤ちゃんの肌に使うものなので、安心です。

4.酸素系漂白剤を塗って、スチーマーを当てる

シャツに黄ばみがついてしまった場合は、黄ばみに酸素系漂白剤を塗りつけてスチーマーやスチームアイロンで蒸気を当ててみましょう。酸素系漂白剤は温度を高めると、漂白力がアップします。

ただし、直接アイロンを当ててしまうと、生地を傷めてしまうことがあるので、注意してください。また、酸素系漂白剤は、液体よりも粉末の方が漂白力が高いです。頑固な汚れの場合は、お湯に粉末の酸素系漂白剤を溶かし、歯ブラシなどで黄ばみに塗りつけて、蒸気を当ててみましょう。

シャツにシワができる原因は…?

黄ばみ&シワなし!シャツをキレイに洗う裏技
出典:Adobe Stock ※画像はイメージです

洗ったあとのシャツに残るシワ。シワのついたままではみっともないし、アイロンをかけるのは面倒なものです。

シャツにできるシワは洗濯機の中で洗濯物同士がからまったり、ねじれたりすることで線維が折り曲がったときにできます。そのまま干してしまうと、乾いたときにシワとなって固定されてしまいます。

素材によってもシワになりやすいかどうかは差があり、綿や麻などの植物繊維はシワになりやすく、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維はシワになりにくいという特徴があります。アイロンがけの負担を減らしたいなら、シワになりにくい素材の洋服を選ぶというのもひとつの手です。

シワをつけない、伸ばす裏技

シャツにシワをつけない、ついてしまったシワを伸ばす方法について詳しく解説していきます。シャツのシワにお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。

1.ぴったりサイズの洗濯ネットに入れる

シャツにシワをつけないためには、洗濯ネットが有効です。ただし、シャツのサイズに対して大きすぎる洗濯ネットだと、その中で動いてしまい、シワにつながるので、できるだけぴったりのサイズのものを使いましょう。軽くたたんで、洗濯ネット一枚にシャツ一枚を入れて洗います。

2.一度に洗う洗濯物の量を減らす

洗濯機の中に洗濯物をぎゅうぎゅうに詰めて洗うと、洗濯物同士がからまったり、こすれあったりして、シワができやすくなります。シワのつきやすいものを洗うときは、容量の7~8割を目安にしましょう。

3.脱水時間を短めにする

洗濯機の設定通りに脱水をすると、シワがつきやすくなることがあります。シワになりやすいものは、脱水時間は短めに。乾くまでの時間が長くなりますが、水がしたたるくらいの状態で干すと、水分の重さでシワも伸びて、きれいに乾きます。洗濯機の中に入れっぱなしにすることもシワにつながるので、脱水が終わったら、すぐに取り出して干しましょう。

4.水で濡らして、ドライヤーで乾かす

シワができてしまったシャツはアイロンで伸ばすことが多いですが、旅行先などアイロンがない場合にはドライヤーを使うのがおすすめです。シワのある部分を水で軽く濡らして、シャツを下に引っ張りながらアイロンを当てましょう。アイロンを出すのが面倒なとき、時間がないときなどにも便利な方法です。



◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

 
 

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