子どもが家具や壁にシールを貼ってしまった……それ、家にあるもので簡単に剥がせちゃいます!
2020/11/23
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上手く剥がせないとイライラ…実は意外な方法で簡単に剥がれます!
値札や、子どもがいたずらで貼ったシールがうまく剥がれない...また、剥がしたはいいものの、跡が残ってしまった...そんな時は、家にある物を使って簡単にシールを剥がすことができます。 シールを上手に剥がす方法、後になってしまったシールをきれいに剥がす方法を紹介します!
そもそもシール跡はどうしてできてしまうの?
大体の商品に貼られているシールですが、どれだけ丁寧に剥がしてもきれいに剥がれない、なんてことありますよね。
実は、シールの裏面には粘着剤が塗られていて、この粘着剤はシールとの間に粘土を持ってぴったりと埋まり密着します。そのため、なかなかきれいに剥がすことができず、シール跡となって残ってしまいます。
粘着剤には粘性、弾性があり、水などで流れ落ちることもありません。乾燥もしにくいことから貼りついた状態を維持することができます。
更に、粘着剤は乾燥するとより強度が増して、時間が経過するにつれて剥がしにくくなるのです。
シールの効果的な剥がし方は?
ここからは、シールを剥がす際に効果的な方法を2つ、ご紹介しましょう。
方法1:ヘアドライヤーで温める
ドライヤーはシールをきれいに剥がすのに有名な方法です。とても簡単なので、まずはこの方法を試してみましょう。
ドライヤーをシール部分に直接当てて、シールを温めていきます。
シールに使用されている粘着剤は熱に弱いため、温めることで粘着剤が溶けて、粘着力が弱くなるので剥がしやすくなるのです。
ただし、この際温めすぎには注意が必要です。
粘着剤が温まりすぎると、ベタベタとして、逆に剥がしにくくなってしまうことがあります。
少しずつ温めながら剥がしていきましょう。
方法2:ぬるま湯でふやかす
シールは水分が多くなればなるほど粘着力が低下します。
直接水につけられるものはシールをぬるま湯につけてをふやかしてから剥がします。
水につけられないものは霧吹きなどを使ってふきかけてみましょう。
シールがふやけてきたら端からそっと剥がしてみてください。
シールがうまく剥がれなくなったときの対処法6つ
ドライヤーで温める方法やぬるま湯でふやかす方法で剥がれたとしても、どうしてもベタベタとしたシールが残ってしまう場合があります。
そのような場合は以下の方法を試してみましょう。
1)台所の中性洗剤で剥がす
中性洗剤に含まれる界面活性剤には、シールに水をより浸透させてくれる働きがあります。そのため、使用することでシールの粘着力が低下して剥がれやすくなるのです。
台所用の中性洗剤をシールの部分に塗ります。
上からラップでパックし10分ほど時間を置きます。
すると中性洗剤が浸透してシールと素材の間に入り込み、きれいに剥がれます。 シールが剥がれたら、水拭きをして洗剤を拭き取りましょう。
2)マニュキュアの除光液で剥がす
除光液は、「有機溶剤」という溶剤でできています。この有機溶剤がシールの粘着剤を溶かしてくれるのです。
除光液を含ませたティッシュなどでシールの部分を押さえ、シールに除光液を染み込ませます。
10分ほど放置すると、>シールの粘着剤が溶けて、スルリとはがすことができます。
ただしプラスチックなどは変色する可能性があるので気を付けてください。
また除光液は大量に吸い込むと気分が悪くなることがあるので、量には気をつけて使用しましょう。
3)セスキ炭酸ソーダを吹きかけて剥がす
ナチュラルクリーニングとても万能のセスキ炭酸ソーダでも、シールのベタベタを剥がすことができます。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性。ベタベタした汚れに効果的なのです。
100倍ほどで薄めたセスキ炭酸ソーダをスプレーボトルに入れてシール部分に吹きかけます。
上からラップでパックし、10分程置き剥がすときれいに剥がせます。
4)消しゴムでこすって剥がす
液体が使えない家具や壁の場合は、消しゴムでこするのが効果的です。
消しゴムのカスと一緒にベタベタとしたシールの糊がきれいに取れます。
5)セロハンテープでやガムテープで剥がす
セロハンテープやガムテープをベタベタとした部分に張って、絡めとっていきます。
ただし剥がれやすい素材には使用しないようにしましょう。
6)ハンドクリームを使って剥がす
ハンドクリームに含まれる油分が、シールの粘着材を弱めてくれます。
ハンドクリームをシールの表面に塗り、10分ほど放置します。時間になったらシールを剥がしていきましょう。
シールを上手に剥がすための便利グッズ
専用のアイテムを使うのももちろんおすすめ。便利グッズをご紹介します。
1)シール・ラベル剥がしスプレー
ガラスにやタイル、鏡などは表面に凹凸がないので特に剥がしにくいですよね。
ここまで紹介した方法でも剥がれない場合は、市販の「シール・ラベル剥がしスプレー」を使ってみましょう。
シールを剥がしたい部分が何か所もあったり、広範囲であったりする場合は便利です。
その際注意したいのは、スプレーが使用できる素材かをしっかりと確認することです。
場合によってはスプレーで変色してしまう可能性もあるので、事前に素材を確認しましょう。
2)ヘラ
ドライヤーやぬるま湯、液剤で柔らかくしたシールをこそげ落とすことができます。
シールが貼られている場所にあったヘラを選びましょう。