先輩家政婦からの一言「家事は○○すぎてはいけない」で世界が変わった!家政婦研修で教わったこと
2020/09/24
元家政婦で主婦歴20年のサンキュ!STYLEライターマミです。
今回は、私が家政婦研修で先輩家政婦から言われた「ある一言」で家事に対する考え方が変わった話をシェアさせていただきます。
まずは、家政婦研修のおはなし
私が家政婦になったとき、本格的にお仕事をする前に研修がありました。研修用のマンションへ行って、一通りの家事をします。家事のやり方などを細かくチェックされるんだろうな?「やっぱり不採用!」とか言われたらどうしよう~!!とものすごく緊張したのを覚えています。
研修では、講師の先輩家政婦さんの指導の下、新人3人でマンションの掃除と洗濯、アイロンがけやベッドメイキングなどを黙々とこなしました。
今まで家事を「プロに習う」ということはしたことがなかったし、他人に見られながら家事をするということもなかったので(みなさんそうですよね?)本当に本当に緊張しながら細心の注意を払って掃除や洗濯をしました。至って普通の主婦の私が家政婦なんて本当にいいのかな?なんて気持ちが湧いてきます。
しかしそんな心配はよそに、研修では細かく家事のやり方をチェックされたり注意されたりということはなく、アレっ?と肩透かしを食らったような、嬉しいような不安なようなそんな気持ちでした。
ついに先輩家政婦から一言が
すべての仕事が終わり、先輩家政婦さんから新人へ、ついにお話がありました。ダメ出しかな?と思ったのですが、それは意外な言葉でした。
「みなさん頑張りすぎないでください。」
講師の先輩家政婦さんはそう言いました。
ええ?なんですと?頑張って仕事をしなきゃいけないんじゃないの?と私はビックリ。
「自ら家政婦になろうとここに来ている方たちは、ある程度家事ができて家事に自信のある方たちだから仕事の心配はしていません。今日もそれを見せていただきました。それよりも、頑張りすぎないでください。頑張りすぎては続きませんし、無理をして身体を壊したり仕事が嫌になったりしないように無理しないで長く続けてくださいね。」と話してくれました。
家事は頑張りすぎてはいけない
家事は、やろうと思えばいくらでもやることがあって、あれもこれもとやっていくとキリがない。また、家政婦がよかれと思ってサービスのつもりでやったことが、必ずしもお客様がやって欲しいこととは限らない。それはもしかしたらトラブルの元となることもある。
言われた中でベストを尽くせばよい。言われていないことまでやる必要はない。頑張りすぎては続けていけない。
そんなことを先輩家政婦さんは話してくれました。
これは仕事としての家事ではなくても、普段の家庭の家事でも言えることではないでしょうか?
ついつい、頑張ってやっていくぞ!と張り切ってしまいますが、頑張らないと出来ないようなことは続けることが大変だし、自分がよかれと思ってやっていることが必ずしも家族が望んでいることではないかもしれない。そして、それが当たり前となり、頑張りを家族に認めて貰えないとモチベーションも下がります。
「頑張りすぎずにベストを尽くす」
仕事の家事も家庭の家事も、このスタンスはとても大事なのかもしれませんね。
■記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターマミ
音大卒で家政婦経験ありの主婦。多趣味で多特技あり。すべてを生かしてカリスマ主婦をめざしています!幼稚園児と中学生の10歳年の差兄妹の母でもあります。
※ご紹介した内容は個人の感想です。