大根の下ゆでをレンジにまかせたら…うれしいことがたくさん!?

2021/01/02

野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。

寒くなってきて、あたたかい食べ物が恋しくなってきましたね。
煮物やおでんに欠かせない大根。味がしみてトロンとおいしく仕上げるためには、きちんと下ゆでしておく必要がありますが、面倒ですよね?

そんなときは、レンジにおまかせ!おいしい以外にもいろんなうれしいことがあるのです。

レンジを使った大根の下ゆで方法

材料

・大根 300g
・水  大さじ2

手順

(1) 大根は皮をむいてから2cm幅ほどの半月切りにし、耐熱皿に入れる。
  (皮はむかなくてもOKですが、むいた方が早く味がしみます!)

むいた皮は浅漬けなどに活用

(2) 水を入れ、ラップをふんわりかける。

ラップはふんわりがポイント

(3) レンジで600W×6分(700W×5分)加熱する。
(4) お皿に残った水を捨てる。

これで下ゆでは完了です。あとは煮汁などで煮込んでいきます。

うれしいこととは!?

短時間でしみしみに

レンジ加熱した大根は水分が蒸気で抜けている、いわば脱水状態。この状態の大根を煮込むと煮汁をぐんぐん吸うので、10分も煮込めばしっみしみに仕上がります。

時間のかかるイメージのある煮物料理が、短時間でおいしく仕上がるのはありがたいですよね。煮込みすぎないので、煮くずれもしにくいのもうれしいポイント。

レンジ掃除が同時にできる

大根をレンジで加熱すると、たくさんの蒸気が出ます。ふだんから料理の温めなおしや下処理でレンジを使うことは多いと思いますが、蒸気の量が段違いなのです。

大根は水分がとても多い野菜。レンジ加熱することで水分が蒸気となって抜け、大根はしんなり、庫内は蒸気がたっぷりになるわけです。

蒸気で庫内の汚れが浮いたところで、ふきんやダスターなどでサッと拭きとるだけ。レンジ用のお掃除シートを使わなくても十分にきれいにすることができます。

大根の下ゆでをレンジにまかせたら うれしいことがいっぱい

・下ゆで用の鍋がいらない
 (→洗いものも減る)
・味しみがよくなる
・煮込み時間が短くなる
 (→煮くずれもしにくい)
・レンジもピカピカ

大根の下ゆでをレンジにまかせたら、こんなにもうれしいことがありました。
これから年末にかけては大掃除をするかたも多いと思います。レンジ掃除は、大根の煮物をつくるときにいっしょにすませてしまいましょう。

◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。男の子(1歳)のママ。子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。

※電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても、沸騰しないことがごくまれにあります。この状態の液体が、ちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。

 
 

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