「おひつ」のおすすめ商品21選！選び方や木製商品の使い方もご紹介

おひつを使用するメリットはどんなものがあるのでしょうか。この記事では、おひつの選び方や素材・形などの種類の違いを始め、おすすめのおひつについても紹介します。

おひつの購入に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

「おひつ」のメリットとは？

炊飯器が普及してからは、昔はどの家庭でも見かけた「おひつ」を見ることが少なくなりました。しかし、「おひつ」には炊飯器にないメリットがあります。

炊飯器の保温機能は、保温時間が長くなるにつれてご飯が乾燥してしまいます。一方「おひつ」は保温はできないものの、保湿効果があり、お米が乾燥しにくくなります。また、「おひつ」は電気を使わないため省エネ・節電にもなります。

「おひつ」の選び方4つ

保湿効果のある「おひつ」ですが、「おひつ」の素材によって保湿効果以外にも期待できる効果があります。

ここからは、「おひつ」を選ぶ際の4つの選び方を紹介します。それぞれの特徴やメリット、使用目的などによって適した「おひつ」を選ぶようにしましょう。

1：素材から選ぶ

「おひつ」には用途や目的に合わせて、様々な素材があります。それぞれの素材によって、持ち合わせた機能や効果が異なりますので、素材から気に入ったものを選ぶのもおすすめです。

木製の「おひつ」

伝統的な木製の「おひつ」には、保湿効果があります。そのため、他の素材の「おひつ」よりも常温で長時間保存が可能な点がメリットです。

木製の「おひつ」によく使われる木材は、香りが控えめな椹（さわら）です。その他にも、ヒノキやスギといった素材もありますので、好みのものを選ぶと良いでしょう。

木製の「おひつ」で手間がかかるのが、お手入れです。使用後は毎回、洗剤を使わずに綺麗にすることと、しっかりと乾燥させることが必要になります。これを怠ると、カビや雑菌が発生しやすくなります。

漆コーティングされた「おひつ」

漆でコーティングされた「おひつ」は、木製の「おひつ」の特徴を兼ね備えていながらも、お手入れがしやすいというのが魅力です。

また、木製の「おひつ」ではできない、炊き込みご飯などの香りが付いたご飯も入れることができるのがメリットです。

陶器やセラミック製の「おひつ」

陶器やセラミック製の「おひつ」も、木製と同じように表面に細かな穴が開いており、保湿性がある素材です。また、木製の「おひつ」と違い、冷蔵庫での保管や電子レンジでそのまま温めることができます。

その他にも、自由に形を形成しやすいため、木製のものに比べて様々なサイズやデザインがあるのも特徴です。陶器やセラミック製の「おひつ」は、その他の素材に比べて、重量があることと、割れやすい点に注意しましょう。

プラスチック製の「おひつ」

プラスチック製の「おひつ」は、他の素材の「おひつ」よりも比較的安価に購入できることと、軽くて壊れにくいのでお手入れにも困りません。

初めて「おひつ」を利用する方や、一時的に炊いたお米を保管する際などに利用するのがおすすめです。

2：便利さで選ぶ

陶器やセラミック製の「おひつ」は、電子レンジにそのまま入れて温め直すことができたり、お手入れがしやすいといった便利さがあります。

お手入れのレベルは高くなるものの、木製の「おひつ」は木の香りや保湿効果の高さがあり、それぞれの素材ごとにメリットも異なります。お手入れのしやすさ、使い勝手の良さなどを基準にして選ぶのも良いでしょう。

3：サイズで選ぶ

「おひつ」には様々なサイズがあります。1人向けの小さな「おひつ」から、30人分以上入る大型の「おひつ」など様々です。しかし、「おひつ」の素材によっては、大きいものが作れない、デザインが少ないなどの違いがあります。

家族の人数や、「おひつ」を収納する棚のスペースに合わせて、「おひつ」のサイズを決めて購入するのも1つの方法です。

大きめのサイズ

大人数で集まって食事をする機会が多い方や、パーティーや親戚の集まりなどで自宅でご飯を大量に用意したい方、業務用として使う場合には、大きめのサイズの「おひつ」があります。

大きいものでは30～40人前も入る大型の「おひつ」もあります。「おひつ」が大きい分、収納にも場所が必要となってきますので、どの大きさが適しているかよく検討してから購入するようにしましょう。

4：江戸おひつと関西おひつの違いは？

「江戸おひつ」も「関西おひつ」も木製の「おひつ」ですが、大きな違いは蓋の形状にあります。

「江戸おひつ」の蓋は、本体よりひとまわり大きい蓋をかぶせるタイプです。一方、「関西おひつ」の蓋は、取っ手が付いた平らな蓋を「おひつ」の上に乗せるタイプです。ちなみにこの記事の冒頭に掲載したおひつは「関西おひつ」となります。