39SDGs WeeklyNews

給食のない冬休みに「フードバンク」で子どもを応援!今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

2024/12/30

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班のマミがお届けします。

フードロス削減の「もったいな稲荷」の販売開始

『おひつごはん四六時中』でフードロス削減の「もったいな稲荷」の販売開始
PRTIMES

株式会社イオンイーハート『おひつごはん四六時中』では、営業終了後に廃棄される炊飯後のごはん(月間約7t)に注目。リメイク商品の開発を進めました。試行錯誤の末、会津産コシヒカリを使用した酢飯でつくる「もったいな稲荷」が完成。環境に配慮し、フードロス削減に貢献する取り組みの一環です。

この商品は、株式会社Mizkanの協力のもと「カンタン酢」を使用し、一晩寝かせてマイルドに仕上げた酢飯とほんのり甘いお揚げが特徴の稲荷寿司です。先行販売では、ごはんの廃棄量を約70%削減し、好評を得ました。2024年12月18日より全国の『おひつごはん四六時中』(一部店舗を除く)で、220円(2個入り)で販売を開始します。販売数は店舗ごとに異なり、売り切れ次第終了となります。

書き損じはがきや切手が働く子どもの教育支援に

書き損じはがきや切手が働く子どもの教育支援に
PRTIMES

国際協力NGOシャプラニールは、2024年12月16日から2025年3月31日まで、「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンを実施します。この取り組みは、書き損じはがきや切手、外貨、貴金属などを全国から寄付してもらい、それを資金化して児童労働削減や教育支援に活用するものです。寄付された品は、バングラデシュで働く子どもたちへの教育や生活改善、政策提言活動などに使われます。例えば、85円はがき10枚分の寄付で、子どもたちが読み書きを学ぶ授業を1日実施できます。

バングラデシュには推定30万人以上の少女が家事使用人として働いており、教育や成長の機会を奪われています。シャプラニールは、支援センターで基礎教育や職業訓練を提供し、彼女たちに学ぶ機会と未来への希望を与えています。この活動は「児童労働ゼロ」を掲げるSDGsの目標達成を目指し、広がりを見せています。

「第8回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施

「第8回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を実施
PRTIMES

一般社団法人全国フードバンク推進協議会は、加盟フードバンク48団体と連携し、「第8回フードバンクこども応援全国プロジェクト」を2024年12月から翌年1月にかけて実施します。給食のない冬休み期間中に子どものいる困窮世帯に食料支援を集中して行い、目標支援世帯数を過去最大の4万5,000世帯に設定しています。

背景には、日本の子どもの貧困率が11.5%に達し、9人に1人の子どもが貧困状態にあるという現状が。給食が唯一の栄養源となっている子どもも多く、長期休暇中は特に支援が必要とされています。しかし、物価高騰に伴い支援要請が増加する一方、食料寄付の減少が約4割の団体で確認され、厳しい状況が続いています。

このプロジェクトでは、困窮世帯の早期発見と支援を目指し、行政や学校などと連携して食料支援活動を全国規模で拡大。子どもの貧困問題解決のための取り組みを強化し、地域社会の協力を呼びかけています。

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実際はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

近くにフードバンクがあるのかを調べてみた!

フードバンクという言葉を聞いたことはあっても、そこに食べ物を持って行くなどしたことがありませんでした。役所などにしかないイメージですが、ほかの場所にもあるのか?調べてみることに。

ところが調べる前に、いつも行っている図書館の入り口に、フードバンクコーナーがあることを発見!図書館のかたに聞いてみたところ、結構前からあったそう。いつもは気にせずとおりすぎていましたが、フードバンクを意識していたから気がついたのだと思います。意外と近くにあったことに驚きました。

さらに、住んでいる自治体のホームページを調べてみると、コンビニの一部店舗でもフードバンクが常設されていることを知りました。コンビニにもあるとは、買い物のついでに寄付ができますね。意識をしていなかっただけで、意外と近くにフードバンクがあることがわかりました。

わが家にも、もらいものの誰も食べないレトルト食品など「食べないけれど捨てるのはもったいない」と思うものがあります。未開封で賞味期限が2カ月以上あり、常温保存ができるものならフードドライブできます(医薬品やサプリメント、アルコール類などは除く)。食べないからと捨てるとフードロスになりますが、フードバンクでだれかに役立ててもらえたらいいですよね。

※フードバンクについて詳しくは、お住いの自治体でご確認ください。

執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 マミ
1976年生まれで小学生と大学生の母。更年期かな?という症状が見え始め、ライフスタイルを見直しているところです。元家政婦の経歴を活かし、サンキュ!STYLEにて家事に関する記事などを執筆中。

 
 

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