SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。
サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE取材班の貝賀あゆみがお届けします。
- Topic1.フードロス削減!とってもおいしい「もったいない食材」を料理教室で活用
- Topic2.オフィスの古紙を「花咲く和紙」へ!土に埋めると花が咲く古紙循環プロジェクトでゴミを削減
- Topic3.「海をまもる洗剤」が新パッケージになって販売スタート!
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.フードロス削減!とってもおいしい「もったいない食材」を料理教室で活用
全国でABCクッキングスタジオを展開している株式会社ABCスタイルは、製造する段階で省かれてしまう「もったいない食材」を活用した料理教室を開催。
1月のメニューは、干し芋を作る時に見捨てられてしまう栄養たっぷりの皮や、皮の周りの甘くておいしい身の部分、「MISUTENAIさつまいも」を活用して、フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ風ブレッド」を作るそうですよ。
ガレット・デ・ロワはフランスで新年を祝う際に欠かせない伝統菓子ですが、現在では1月のお菓子として人気のお菓子。「もったいない食材」を活用して作ったガレット・デ・ロワ風のブレットで家族や友人たちとお祝いできたら、素敵な1年になりそうですね!
Topic2.オフィスの古紙を「花咲く和紙」へ!土に埋めると花が咲く古紙循環プロジェクトでゴミを削減
2022年より国産シードペーパー「花咲く和紙」の普及に取り組んできた有限会社スープ(神奈川県鎌倉市)は、2023年から「古紙から花へ」という古紙循環プロジェクトを手掛け、廃棄予定だった古紙を価値ある製品にアップサイクルしてゴミを削減するだけでなく、紙資源を循環させる仕組みを実現。回収した古紙の重量が750kgに達したそうです。
シードペーパーは古紙を原料に、植物の種を漉きこんだ環境にやさしい100%再生紙で、「土に埋めると花が咲く」再生紙なんだとか!
現在では立ち上げから1年で20社以上の企業や団体が参加し、ショップカードや名刺だけでなく、ノベルティのうちわや花の種カードなどとして配られているそうですよ。
古紙循環プロジェクト「古紙から花へ」は古紙3kgから気軽に参加できるそうです。会社やオフィスで出た古紙が、たくさんの「花咲く和紙」になって、芽が出て育っていくといいですね!
Topic3.「海をまもる洗剤」が新パッケージになって販売スタート!
Save The Ocean株式会社が販売しているオリジナル洗剤「海をまもる洗剤」が、新時代のエシカル洗剤「wellwash(ウェルウォッシュ)」として新パッケージなって発売開始されました。
高い洗浄力を誇りながら、衣類の洗濯ダメージを大きく減らすだけでなく、生分解性テスト、水質汚濁テスト、敏感肌を対象とした感受性テスト、 皮膚アレルギーを対象としたパッチテストをすべてクリアした、肌や環境への配慮した洗剤なんだとか。
「正しい洗濯方法で洗濯してダメージを防ぐことで、一着を長く着ることができる」という考え方は、服を大切にすることにも繋がり、消費者の私たちも意識していきたいことですよね!
取扱店舗によってはプラスチックを削減する「量り売り」を実施している店舗もあるそうなので、ぜひお近くの取扱店舗を調べてみてください。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
SDGsと聞くと「ちょっと難しそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。
フードロス削減に!冷凍庫をフル活用
今まであまり冷凍庫をうまく使えていなかったのですが、野菜の高騰を受けて冷凍保存を始めてみました。食材を買ってきたら、メニューごとに野菜やお肉を小分けにしてジッパーバッグにひとまとめにして冷凍保存。
家族の急な予定で食べないことがあっても、冷凍しておけば食材をむだにすることがなく、気持ちにも余裕が持てるように。最近は買ってきた食材を「お鍋セット」や「お味噌汁セット」にして冷凍保存しています。
パンもラップに包んで冷凍保存しておくことでスーパーに買い出しに行く頻度が減り、フードロスだけでなく家計も助かっています!
「食材を余らせてしまいそうだな…」と思った際には、ぜひ早めに冷凍保存してみてくださいね!
執筆者・・・サンキュ!STYLE取材班 貝賀あゆみ フォトスタイリスト&整理収納アドバイザーとして暮らしを楽しむアイデアをサンキュ!STYLEにて執筆中。
◾️食品ロス削減レッスン概要 ▽メニュー名 食品ロス削減レッスン!おいもペーストを使った「ガレット・デ・ロワ風ブレッド」 ▽期間 2025年1月31日まで ▽メニュー紹介 食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。 大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことが必要です。 今回は、干し芋を作るときにでる「栄養たっぷり」の皮や、「皮周りの甘くておいしい」身の部分をペーストにしたものを使い、フランスの伝統菓子『ガレット・デ・ロワ』風ブレッドを作ります。 新年を祝う際に欠かせない、冬にピッタリのメニューです!