39SDGs WeeklyNews

「勇者」になって地球の未来を守る!?今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

2024/12/23

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。

サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の原こがお届けします。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。毎週シャトレーゼへ通い新作情報をキャッチし、年150個以上の商品を食べ...

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Topic.1 栄養満点で地球に優しい調理法『重ね煮』全国コンテスト開催!

地球に優しい!時短で栄養満点の革命的調理法『重ね煮』で全国コンテスト 画像
出典:PR TIMES

一般社団法人日本重ね煮協会は、シンプルで健康的、そして環境に優しい調理法「重ね煮」を広めるため、第3回『重ね煮コンテスト2025』を開催します。コンテストでは、スープ・煮物・バラエティの3部門で、全国から募ったレシピを一般投票と審査員試食で評価します。

◆重ね煮の魅力 重ね煮は、野菜を皮むきせず、砂糖や油を控えたシンプルな調理法で、栄養価を損なわず素材の旨味を引き出します。この調理法は、家族の健康を守るだけでなく、食材ロス削減やエネルギー節約にもつながり、地球環境に優しい食生活を実現します。

「重ね煮」は、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」を体現する調理法とされ、簡単で栄養価が高く、環境負荷を軽減し、いそがしい家庭の食卓に革命をもたらします。また、イベントでは地域の旬の食材を活用し、地産地消や食文化の継承を推進することも目的とされているそうですよ。

Topic.2 ごみを見つけて、飲食店で使えるコインをゲット!【さっぽろごみ発見クエスト3】を開催

街のきれいが海のきれいにつながる「蒼き砂箱」を探せ!参考画像
出典:PR TIMES

一般社団法人 北海道海洋文化フォーラムは、2024年11月15日(金)~30日(土)まで札幌市中心部で日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクトの一環として「さっぽろごみ発見クエスト3」を開催しました。

参加者は専用のアプリから「勇者」の登録をしクエストに参加。街で見つけたごみの写真を投稿することでホットスポットをあぶりだして街の美化につなげようという試みです。同時に、札幌の飲食店を盛り上げていくことも目的としているため、先着300人には飲食店で使える1000コイン、さらに抽選で100人に1000コインをプレゼント。また、今年から、滑り止めの砂をいれる「砂箱」を使った新たなクエストも始まりました。参加者は砂箱をみつけ、その中身をチェックして写真を投稿するとコインをゲットできます。

また、イベントの認知度アップのため3人のインフルエンサーにSNSで積極的に情報発信をしてもらいイベントを盛り上げました。期間中のユーザー数は693人を記録したそうです。
ゲーム感覚で楽しみながら街をきれいにできるのはいいですよね。自分の住む地域でも開催されたらぜひ参加したいです。

Topic.3 「もったいない」から生まれた「タマネギぐるりこ(R)」がふるさと納税の返礼品として出品開始

吉野家の玉ねぎ端材から生まれた『タマネギぐるりこ』
出典:PR TIMES

フードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN株式会社は、吉野家の「かくれフードロス(※)」をアップサイクルして生まれた新感覚クラフト調味料「タマネギぐるりこ(R)」を、2024年12月10日(火)より、埼玉県富士見市のふるさと納税の返礼品として出品開始。

「タマネギぐるりこ(R)」は、吉野家のタマネギ端材が生まれ変わった新感覚クラフト調味料。タマネギの芯、表面の硬い部分、スライス時のサイズの規格外品が原料となっており、100%タマネギ由来の乾燥玉ねぎフレークです。原料となっている玉ねぎの端材は、吉野家ホールディングスの野菜加工センターで牛丼用の玉ねぎを下処理する際に発生したもの。料理にそのままふりかけて食べたり、炒め玉ねぎの代わりに使用したり、さまざまな用途で楽しむことができ、栄養も豊富。

「かくれフードロス」という言葉を初めて知りました。ASTRA FOOD PLAN株式会社の代表取締役のかたのおすすめ「納豆に混ぜていただく」をぜひ試してみたいです。

(※)「かくれフードロス」とは食品工場で発生する野菜の端材や、産地で発生する規格外農作物など、一般的な「フードロス」には含まれない食品廃棄のこと。年間約2,000万トンあるとされています。

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者が調べてみたことをご紹介します。

「重ね煮」についてもっと詳しく調べてみた

Topic.1でご紹介した「重ね煮」についてさらに調べていくと、おいしくフードロスを削減できるばかりではなく、時短も叶うことがわかりました。

重ね煮は陰性の葉っぱを下に、陽性の根っこを上に重ね、最後に塩を振りかけて煮るだけの調理法ですが、野菜本来がもつ旨みがでるため、出汁もいらずに調味料は最低限、さらに野菜はむだなく皮まで食べられます。

火を通した食材は冷蔵庫で5日程度保存可能で、大量に作成しておき、味噌汁やカレーなどに活用することで調理時間を削減することもできる、いそがしい現代にぴったりでエコな調理法です。

検索するとアレンジレシピがたくさん出てきますので、気になるかたはぜひ調べてみてくださいね。

◆執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班原こ
5歳の娘と1歳の息子の母。家事は好きだけど苦手、おいしいものが好き。目標は節約しながら心も身体も満たす毎日を。サンキュ!STYLEにてスイーツや節約に関する記事を執筆中。

 
 

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