SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Deveropment Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。
サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて目にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE取材班のきいろがお届けします。
- Topic1.食品廃棄物が天然ゴムと融合したサステナブルなプランター発売!
- Topic.2緩衝材のコストが削減!?深さ調整できる梱包用段ボール箱が新登場!
- Topic.3ブックオフのプロジェクトで子どもの読書機会創出に!
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.食品廃棄物が天然ゴムと融合したサステナブルなプランター発売!
ゴム製品の製造開発を手掛ける江北ゴム製作所が食品業界で活用されずに廃棄されていた用材と天然ゴムを融合した自然素材「Rebbur(リバー)」を開発し、プランターとして商品化したそうです。
「ノリブラック」(海苔の端材+天然ゴム)、「ティーグリーン」(お茶の端材+天然ゴム)、「エッグホワイト」(卵の殻+天然ゴム)という、素材にちなんだ色とネーミングで、ナチュラルな色合いでインテリアにも馴染みやすそうですね。
廃棄される用材が新しく見た目もおしゃれなプランターに生まれ変わり、使うことでうれしい気持ちになりそうです。
Rebbur PLANTER(リバー・プランター)は2025年3月より発売開始予定だそうです!
Topic.2緩衝材のコストが削減!?深さ調整できる梱包用段ボール箱が新登場!
通販で商品を購入した際に商品に対してダンボールが大きいと感じたり、緩衝材がたくさん入っていると感じたことはありませんか?
また、宅配便を使用する時に気になるのはダンボールのサイズではないでしょうか?サイズ別に配送料も異なるため、ダンボールのサイズがわかりやすいと梱包と発送の時に助かりますよね。
梱包用品の製造・販売を手掛ける株式会社アースダンボールが新商品「宅配160」の販売を開始したそうです。
宅配160サイズ用の梱包資材として利用できるようにダンボールの3辺合計寸法が160cmになるように設計されているそうです。こちらのダンボールは深さ調整ができる仕組みになっていて、深さ調整をすることで梱包の際に余分なスペースを減らし、緩衝材を減らすことができます。
こちらの商品が広まったら、通販で商品を購入した時の梱包材に対する小さなモヤモヤが減ったり、自分が荷物を発送する時もスムーズに梱包ができそうですね。
ダンボール箱の材質にもこだわり、強度の強いものを採用。丈夫な仕様に。 ダンボール箱の深さ方向に対し、2本の折れ線(罫線)を設け、箱の四隅にカッターなどで切り込みを入れると、深さ調整が可能となる。 深さ調整をすることで、緩衝材の使用量を削減できると同時に、ダンボール箱へ緩衝材を入れる手間自体も省けるため、経済的に梱包作業を進めることができる。 なお、最も低い位置の折れ線で箱を組み立てることで、宅配160サイズから140サイズまでサイズダウンさせることが可能。 配送料を抑えられることはもちろん、緩衝材の使用量を減らせることからコスト削減に繋がる。 ダンボールの余分なスペースを減らすことで、物流でトラック1台あたりで運べる荷物の量を増やすことが可能になる。
Topic.3ブックオフのプロジェクトで子どもの読書機会創出に!
リユースショップ「BOOKOFF」等を運営するブックオフコーポレーション株式会社は、子どもの読書機会創出と地域格差解消を目的に、1カ月間、16道県145店舗の買取点数から算出した寄付額に応じ、児童施設や図書館へ本を寄贈する「サステナブックプロジェクト」を実施し、50施設へ合計5,325冊の本を寄贈したそうです。
誰かの不要になったモノを有効に活用することで、子どもの読書機会を増やす機会にもなるでしょう。
2023年から始めた取り組みで、今回で2回目でしたが、前回より対象地域と対象店舗を増やしたお陰で寄贈冊数が大幅に増えているそうです!
「サステナブックプロジェクト」では、本を必要としているのに十分に集められない非営利団体運営の児童施設、学校などの教育機関、図書施設などに対し、「子どもたちに素敵な本と出会うきっかけ」「子どもが読書に親しむ環境整備」「地域の読書機会の格差解消」を目的とした本の寄贈活動を行なっています。 不要になったモノの寿命を延ばすことによるゴミの排出を低減できることに加え、どなたでも無理なく気軽に社会貢献活動に参加することが可能な取り組みです。 ・期間中お客様にお売り頂いた商品3点につき寄付額1円と換算し、寄付額分の書籍を寄贈 ・本以外の商品をお売りいただく場合も対象(対象商品は店舗の取り扱い商材に準ずる) ・寄贈先は公募にて決定
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
SDGsと聞くと「ちょっと難しそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。
紙の緩衝材を捨てないで有効活用!
通販で商品を購入するとダンボールの中に紙の緩衝材が入っていることがありませんか?紙なのでそのまま古紙リサイクルにもできますが、筆者はこの紙の緩衝材を折って袋を作っています。
簡易ゴミ箱を折ってゴミ箱に設置して、ビニール袋の使用を減らしています。ビニール袋のゴミが減らせるのでおすすめですよ!
また油やソースなどがついたお皿や鍋などを古布を使って拭き取ってから洗うと排水の汚れを少なくできますが、古布の代わりに紙の緩衝材で拭き取ることもできます。よかったら有効活用してみませんか?
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 きいろ
片づけを通して物を減らしていくうちにゴミも減らしたいと思うようになり、環境のこと学び始めた整理収納アドバイザー。シンプル・サステナブル・整えるをテーマに執筆中。
「Rebbur(リバー)」はフェアトレードの天然ゴムに、食品業界で廃棄される「海苔の端材」「お茶の端材」「卵の殻」の未活用材をそれぞれ混合することで、3種類の新素材を開発。 「Rebbur PLANTER(リバープランター)」はゴムの特性により「滑りづらく、中身がこぼれにくい」「落としても割れない」「つかみやすく移動させやすい」プランターに仕上がっています。