いつもの買い物が寄付に!?今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

2025/03/24

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。

サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の村上真由美がお届けします。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。頑張り過ぎないシンプル収納、お掃除しやすいお部屋づくりを発信!自分時間...

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Topic1.いつもの買い物で世界を救う!ゼロ円寄付アプリ「Givearth(ギバース)」

ゼロ円寄付アプリ「Givearth(ギバース)」
出典:PR TIMES

株式会社ギバース(本社:東京都豊島区、スタートアップ企業)は、2025年3月10日に、自己負担なしで寄付を可能にするゼロ円寄付アプリ「Givearth(ギバース)」をリリースしたことを発表しました。

■『Givearth(ギバース)』とは? 『Givearth(ギバース)』は、ユーザーが日常の買い物や消費行動をアプリ内で行うだけで、自己負担なしで寄付ができる"ゼロ円寄付アプリ"です。 ギバースのアプリ上からAmazonや楽天などのショップで商品を購入すると、その売上の一部が自分で選んだ社会貢献活動へと自動的に寄付されます。特別な手続きや追加の費用は一切不要。好きなときに好きなものをいつもどおり買い物するだけで、自己負担ゼロで誰かの助けになることができます。

多くの人々が「困っている人の役に立ちたい」「被災地などに寄付をしたい」と思いながらも、金銭的な余裕の無さや時間の制約から行動に移せていない現状…買い物という日常的な行為を通じて、時間やお金に余裕がなくても、誰かを思いやる気持ちさえあれば寄付ができる、誰かの役に立つことができる新しい仕組みです。

■ Givearth(ギバース)の4つ特徴
1.自己負担なし!"ゼロ円寄付"
2.手続き不要!アプリから、Amazonや楽天でいつも通り買い物をするだけ!"ながら寄付"
3.全ての買い物が寄付に!特定商品だけじゃない、好きなものを買って社会貢献
4.自分で選べる寄付先

■ギバースを通して寄付できる寄付先
・令和6年能登半島地震支援
・難病を持つ子ども・家族への支援
・子ども食堂支援
・動物の保護支援
・人道支援と災害救援への支援
・発展途上国への人道支援
・国内遺児の奨学金支援
・ガザ人道危機緊急支援
・児童養護施設への支援
・東日本大震災への支援

「寄付」と聞くと、決まった口座にしか降り込めなかったり、受付は〇〇円以上からと決まりがあったり、どうしても手間がかかるイメージがありませんか?アプリ経由で買い物するだけで「寄付」ができてしまう。寄付へのハードルが下がるだけでなく、追加費用も一切不要!利用者に嬉し過ぎるサービスです。

Topic2.アップサイクルスポンジが家庭科教材に!

かんたんざぶとん
出典:PR TIMES

太平洋工業株式会社は、小学校向け教材をあつかう文溪堂が開発・販売する家庭科教材「エコ教材シリーズ かんたんざぶとん」(2025年4月販売開始)に、アップサイクルスポンジを供給することを発表しました。

太平洋工業は、自動車部品の開発・製造・販売を行っており、今回供給されるアップサイクルスポンジは、車の座席を製造する際に出てきた廃材を利用したウレタンフォーム。

「かんたんざぶとん」は、小学校家庭科のミシンぬいの学習教材です。ざぶとんカバーになる生地には、ペットボトル等を再利用した再生ポリエステル生地を使用、カバーの中に入れるスポンジにアップサイクルスポンジが採用されました。アップサイクルスポンジと再生ポリエステル生地を組み合わせることで、子どもたちが、より環境学習やSDGsについて考えるきっかけになる、自然と学びにつながる教材ですね。

Topic3.【4月23日は子ども読書の日】中古本を読書機会やリユースのきっかけに

子ども読書の日
出典:PR TIMES

リユースショップ「BOOKOFF」を運営するブックオフコーポレーション株式会社(以下、ブックオフ)は、4月23日の「子ども読書の日」に合わせ、児童施設に向けた本の寄贈募集を開始しました。ブックオフでは、子どもの読書機会創出と廃棄本の活用を目的に、2018年4月より本の寄贈活動に取り組んでいます。

■リユース本寄贈先募集概要 募集期間 :2025年3月8日(土)~2025年4月30日(水) 対象施設数:10施設(※応募多数の場合、募集期間終了後に選定させていただきます) 寄贈条件 :児童を対象とした施設・団体であること 寄贈内容 :絵本・児童書・コミックなど、1施設に対し約80冊 寄贈時期 :2025年6月中を予定 申し込みフォーム:https://www.bookoffgroup.co.jp/contact/form6.html ※業種の項目にて「寄贈」をご選択いただき、必要事項を記入の上お申し込みください。 ※原則、1団体さま1施設のご応募でお願いいたします。

「BOOKOFF」で買取後に一定期間で販売しきれず処分されてしまう本や、買取時に値段が付かず引き取りした本。これらの廃棄予定だった本を、これまでに全297施設へ19,829冊を寄贈してきました。

児童施設や子どもたちに対し中古本を寄贈することは、子どもが素敵な本と出会うきっかけづくり、読書に親しむ環境整備、本の廃棄減少はもちろん、モノの寿命を延ばすことの大切さを体験してもらうことができます。不要になったらすぐに捨てるではなく、別の方法で使うことはできないか?必要としている人はいないか?と考えるきっかけになるかもしれません。

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

「Givearth(ギバース)」で買い物してみた

Topic1でご紹介した「ギバース」でさっそく買い物をしてみました。まずはアプリをダウンロード!寄付先を選んだら、Amazonまたは楽天から利用したいほうを選択し、いつもどおりに買い物をするだけ。寄付先も選びやすく、アプリ操作もとっても簡単!「こんなに簡単なの!?」と驚くほど快適に買い物ができました。

寄付をしていることを忘れてしまうくらい「自然に社会貢献ができる」アプリ。ネットショッピングといえば、多くの人がAmazonや楽天を利用している人と思います。個人的にどんどん広がってほしいサービスだと感じました。皆さんもぜひ使ってみてくださいね!

◆執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班  村上真由美
子どもは年長と小4、平日は一般事務で働くフルタイムワーママ。片づけ好きが高じて、整理収納アドバイザー&クリンネスト取得。サンキュ!STYLEにて片づけ・整理収納に関する記事を執筆中。

 
 

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