SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班のマミがお届けします。

- 使用ずみPCが中高生の未来を切り開く力に!サイボウズ×CLACKのSDGs連携
- 電子部品がアートに変身!「アップサイクルアクセサリー」
- 「捨てる」を「学び」に変える!夏休みにぴったりの端材活用体験
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
使用ずみPCが中高生の未来を切り開く力に!サイボウズ×CLACKのSDGs連携
認定NPO法人CLACKは、経済的な困難を抱える中高生に、使用ずみパソコンと無料のデジタル・キャリア教育を届ける取り組み「Pass the Baton(パス・ザ・バトン)」を実施中。
企業から譲り受けたPCは、データ消去や整備を経て、子どもたちの学びと成長を支えるツールへと生まれ変わります。2025年7月には、サイボウズから140台のPCが寄贈され、累計台数は1,600台を突破しました。
サイボウズは今回が2度目の寄贈となり、「チームワークあふれる社会」の実現に向けた支援を継続しています。CLACKの教育プログラムは、卒業後も学び続けられる環境を提供し、中高生の自立と希望ある未来を応援しています。
電子部品がアートに変身!「アップサイクルアクセサリー」
産業用ハードウェアメーカーの電産が、電子部品をアップサイクル素材として活用するブランド「SINDENKI」と初のコラボレーションを実施しました。
通常は廃棄される電子部品や基板を、洗練されたアクセサリーやアートへと昇華。製造工程で避けられない「廃棄」に、電産の技術とSINDENKIの感性をかけ合わせることで、新たな価値を創出しました。e-waste(電子廃棄物)という社会課題へのアプローチでありながら、ものづくりの奥深さや魅力も伝える取り組みです。
今後はアップサイクルを軸に、次世代のクリエイターや技術者育成にも寄与していく予定。持続可能で豊かなものづくり文化の形成に挑むこのプロジェクトは、廃棄物の可能性とサステナブルな未来へのヒントを私たちに届けてくれます。
「捨てる」を「学び」に変える!夏休みにぴったりの端材活用体験
三井ガーデンホテルプラナ東京ベイで、2025年7月19日~8月31日の期間、家具製作やリノベーションの過程で生まれた木の端材を無料配布するSDGs企画が実施されます。
森工芸社とのコラボによる本企画は、「捨てるものを使うことを当たり前に」をテーマに、夏休みの自由研究や工作に活用してもらう取り組みです。
端材は子どもでも扱いやすい形に加工されており、宿泊客以外でも受け取ることが可能。遊びながら資源の大切さや循環型社会について考えるきっかけになります。
ホテルのロビーで配布される木のかけらが、子どもたちの創造力とSDGsへの関心を育てる、夏ならではの素敵な体験に。親子で楽しめる学びの場としても注目です。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?じつはそんなことはないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。
廃材を再利用してみた!
わが家にも、昔子どもが工作で使った木の端材がまだ少し残っていました。今回の記事をきっかけに「もう一度なにかつくってみようかな」と思い、小さなスマホスタンドをDIY。
つくってみると意外と楽しくて、ちょっとした達成感も!「捨てる前にちょっと考える」という習慣が、環境にも自分にもやさしい一歩になると改めて実感しました。
自由研究シーズンのこの時期、お子さんといっしょに小さな端材を使って、ミライにつながる時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 マミ
1976年生まれで小学生と大学生の母。更年期かな?という症状が見え始め、ライフスタイルを見直しているところです。元家政婦の経歴を活かし、サンキュ!にて家事に関する記事などを執筆中。