余剰野菜を有効活用！今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

SDGsとは「持続可能な開発目標（Sustainable Development Goals）」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。サンキュ！読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか？

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ！STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ！STYLE取材班のマミがお届けします。

制服・体操服のリユースに関心が高まる「約9割が好意的」

菅公学生服株式会社が実施した調査によると、小中高校生の子どもを持つ保護者2,400人のうち、制服のリユースに対して86.8%、体操服のリユースに対して74.2%が「良い」と回答しました。

また、子どもの制服をリユースに提供したいと考える保護者は71.8%、体操服については59.3%にのぼります。一方で、実際に提供したことがある保護者は制服で21.7%、体操服では14.2%でした。

さらに、環境に配慮した「エコな制服・体操服」に対しては、全体の約9割が良い印象を持っており、特に「環境負荷の軽減」や「持続可能な社会づくり」に貢献できる点が評価されました。調査結果から、保護者の多くが制服や体操服のリユースに前向きなことがわかりました。

秩父エリア初！西武秩父線5駅でアイカサ提供開始

株式会社Nature Innovation Groupは、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を西武鉄道の池袋線および西武秩父線の5駅に新たに設置し、2025年2月25日よりサービスを開始します。これにより、急な雨でも傘を持たずに秩父エリアを移動できるようになります。

西武鉄道では2019年に新宿線全駅に導入後、池袋線や国分寺線などへ拡大し、今回の設置により西武線全92駅の約9割にあたる85駅で利用可能となりました。新たな設置駅は東飯能、高麗、吾野、横瀬、西武秩父の5駅です。

アイカサは「使い捨て傘ゼロ」を目指し、全国12都道府県で展開中。アプリで簡単に傘を借りられ、環境負荷の軽減にも貢献します。

余剰野菜を有効活用！「やさいファンクラブ」スタート

コープ自然派は、2025年2月24日から「やさいファンクラブ」を開始しました。これは、余剰に収穫された旬の野菜を組合員に届ける登録制の企画で、フードロス削減と生産者支援を目的としています。

この取り組みは、農家が気候の影響などを考慮し、多めに作付けした結果、余剰野菜が出てしまう課題に対応するために誕生しました。

組合員は1口500円（税込）で登録し、余剰がある場合のみ、週に1〜3品の野菜が届きます。どの野菜が届くかはお楽しみで、すべて厳しい栽培基準をクリアした安全なものです。

明日がちょっといいミライに！今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか？実はそんなことはないんです！取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

寒い季節用の食材を整理してみた

フードロスと聞くと、社会で考える問題のように感じますが、自宅でもできることがあります。「買ったのに忘れてしまい、賞味期限を切らして捨ててしまう…」これも、フードロスですよね。

そこで、食べ忘れている冬の食材がないか、キッチンをチェックして整理。収納の奥に、カップスープの素やインスタントココア、鍋つゆなどがまだあったため、手前に出してすぐ食べられるようにしました。

これらの食品は、暖かくなると出番が少なくなり、賞味期限が切れて捨ててしまうことも。今のうちに食べ切ることで、家庭でのフードロスを防げますよ。ためしてみてくださいね。

執筆者・・・サンキュ！STYLE取材班 マミ
1976年生まれで小学生と大学生の母。更年期かな？という症状が見え始め、ライフスタイルを見直しているところです。元家政婦の経歴を活かし、サンキュ！STYLEにて家事に関する記事などを執筆中。