SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE取材班のあらきあゆみがお届けします。
- Topic1.食べてカカオ産地の子どもたちを支援!森永製菓が今年も「1チョコ for 1スマイル」を実施
- Topic2.割れてしまった大切な器がよみがえる!「金継ぎ」で石川復興を応援するプロジェクト
- Topic3.旅行を楽しみながら脱炭素を考える「脱炭素紋帳/ Decarbo collection」を開催
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.食べてカカオ産地の子どもたちを支援!森永製菓が今年も「1チョコ for 1スマイル」を実施
森永製菓株式会社(東京都港区)が今年も、チョコレートを通じてカカオ産地の子どもたちを支援する「1チョコ for 1スマイル」を実施。
1月4日(土)~2月14日(金)の期間中、対象商品の売上1個につき1円を寄付するキャンペーンで、対象商品はダース、小枝、カレ・ド・ショコラなど。ガーナやエクアドルへの寄付に充てられ、教育環境の整備や児童労働問題への取り組みをサポートします。2008年の開始以来、約3億1772万円(2024年2月時点)を支援しています。
また、横浜市鶴見区の「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」でもキャンペーンを開催し、見学を通じて活動への理解を深めることが可能です。日々のちょっとした甘いひとときを楽しみながら子どもたちの未来を応援できるのが大きなメリット。バレンタインデーが近づく季節にぴったりですね。
Topic2.割れてしまった大切な器がよみがえる!「金継ぎ」で石川復興を応援するプロジェクト
「つぐつぐ」(東京都運営)が、地震被害で割れた器を金継ぎでよみがえらせる「金継ぎで石川復興を応援するプロジェクト」を実施しています。
令和6年能登半島地震の被災者が大切にしていた器を、修理費用・返送送料すべて負担し無償で修復することで、物質的にも心の傷も癒やす取り組みです。2024年開始から複数の器が笑顔とともに持ち主へ戻り、2025年からは応募制を廃止して支援を拡大予定だそうです。
金継ぎという日本の伝統技術により、愛着ある食器を長く使い続けられるなんて素敵です。割れてしまった食器は処分するしかないと諦めていたので、そんなことができるんだ!と良いアイデアに出会えました。
Topic3.旅行を楽しみながら脱炭素を考える「脱炭素紋帳/ Decarbo collection」を開催
株式会社ビオスタイルは、京都・四条河原町の「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」にて、宿泊中に楽しく脱炭素に触れられる「脱炭素紋帳/Decarbo collection」を開催。
ホテル全館で再生可能エネルギーを導入しているほか、アメニティやヴィーガンメニューなど、環境に配慮したサービスを「デカボスコア」で可視化。本プランでは、チェックイン時に“御朱印帳”ならぬ「脱炭素紋帳」を手に取り、館内各所でスタンプを集めながら脱炭素に貢献できる仕組み。イベント期間は2025年1月8日(水)~2025年3月末頃(予定)だそうです。
旅行気分を楽しみながら環境への取り組みを手軽に体験できるのが魅力。さらに、館内スイーツショップの割引特典も用意されているそうですから、家族や友人との思い出づくりをしながらSDGsへの取り組みを考えるきっかけになりそうです。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者が調べてみたことをご紹介します。
「金継ぎ」で食器を修理してみました
Topic.2でご紹介した「金継ぎ」を自分でできないか調べたところ、自宅でできる金継ぎセットをネットで発見。持ち手が壊れたマグカップがあったので修理してみました。
「高価なものではないし、壊れてしまったんだから仕方ない」と諦めかけていたので修理ができて大満足!修理したことで金のアクセントもかわいらしく、さらに愛着が湧きました。
今はモノが溢れる時代。必要なモノは簡単に手に入りますから壊れたら処分しても困りません。しかし、あえて処分せず修理することは単に環境にやさしいだけではない価値があると感じました。
今回挙げた3つのtopicのように、おいしいチョコを食べたり、お気に入りの食器を修理したり、旅行をしたりと楽しんだりと、まずは自分がうれしいことのなかからSDGsの取り組みを始めてみませんか?
執筆者・・・サンキュ!STYLE取材班 あらきあゆみ
2児の母、義母と同居し、家事・育児・仕事・介護の4役に奮闘中。サンキュ!STYLEにて「ママのモヤっとする時間」を短縮する時短アイデアに関する記事を執筆中。