おすすめの「テフロン加工フライパン」12選!選び方や長持ちさせるコツとは?
2021/10/10
本記事では、焦げ付きにくく調理がしやすい「テフロン加工フライパン」の5つの選び方や、フッ素皮膜を長持ちさせる6つのコツについて説明しています。また、独自の算出方法で選んだ12のおすすめ製品を取り上げて、その特徴についても紹介しています。
「テフロン加工フライパン」の特徴
「テフロン加工フライパン」とは、フライパンの内側表面をテフロンで加工したフライパンのことです。表面がテフロン加工されていると、肉や玉子などの食材がこびりつきにくいので、油を減らすことができたり、洗いやすいなどのメリットがあります。
この記事では、「テフロン加工フライパン」の選び方と、おすすめする商品12選について、説明します。
「テフロン加工フライパン」の選び方
「テフロン加工フライパン」を選ぶときには、いくつかポイントがあります。そのポイントとは、大きさ、重さ、対応熱源、耐久性、メーカーやブランドの5つです。
以下、それぞれを詳しく見ていきましょう。
選び方1:大きさで選ぶ
1つ目の選び方ポイントは大きさです。ここでいう大きさとは、直径と深さのことです。
直径は小さいものでは14cm程度のものから、大きなものは30cm程度のものまであります。また、深さは浅型と深型があります。
そのフライパンでどのような調理をするのか、何人分の料理を作るのかなどをよく考えて、直径と深さを選びましょう。
選び方2:重さで選ぶ
2つ目の選び方ポイントは重さです。チャーハンなどを作るときにフライパンを振ったりしますが、重すぎるとうまくあおれません。逆に、軽すぎるとコンロの上で安定しにくくなったりしますので、重さは重要です。
重さはフライパンの材質と厚さ、大きさで決まります。アルミ製は軽いですがIHに対応していなかったり、薄いと熱の伝わり方が均一でなかったりと、重さだけでなく他の選び方ポイントにも注意する必要があります。
選び方3:対応熱源で選ぶ
3つ目の選び方ポイントは対応熱源です。最近は、IHタイプのコンロも増えてきましたので、購入の際は対応熱源にも注意する必要があります。
対応熱源はフライパンの材質で変わります。鉄やステンレスはIHに対応しているものが多いですが、一部の材質はIHに対応していないものもあるので、注意が必要です。対応熱源表示をよく確認して選びましょう。
選び方4:耐久性で選ぶ
4つ目の選び方ポイントは耐久性です。テフロンとは、アメリカ・デュポン社の登録商標(2015年にケマーズ社に移管)で、フッ素樹脂を用いた加工です。テフロン加工には耐久性をあげる方法がいくつかあります。
テフロンにダイヤモンドやチタン、セラミックを混ぜてフッ素被膜を硬くすることで耐久性をあげたり、斑点状(マーブル状)にフッ素被膜を作り食材との接触を減らすことで被膜を剥がれにくくする方法など、色々な方法で耐久性の高いものが作られています。
耐久性に応じて価格も変わるので、どのような使い方でどれくらいの耐久性が必要なのかによって選んでみてもいいでしょう。
選び方5:メーカーやブランドで選ぶ
5つ目の選び方ポイントはメーカーやブランドです。やはり有名メーカーやブランドのものは、価格はそれなりに高いですが、耐久性が高いものが多く、メーカーによっては再コーティングができるものもあります。
耐久性の説明を見てもよくわからないという場合は、有名メーカーやブランドのものを選んでおくということも、1つの選び方です。
「テフロン加工フライパン」のおすすめ商品12選
今回は「テフロン加工フライパン」のおすすめ12選をご紹介します。なお、本記事で紹介するおすすめ商品につきましては、Amazonを始めとした各種ECサイト上のランキング・口コミを総合的に判断し、独自の算出方法により選出しております。
おすすめ1:DOSHISHA evercook
家電製品など数多くの家庭向け製品を製造販売している、株式会社ドウシシャの「テフロン加工フライパン」です。
全熱源対応のものとガス火専用のものがあり、フッ素の剥がれに対して1年あるいは2年の保証が付いているという特徴があります。
■商品詳細
商品名|evercook
サイズ|20cmから30cmまで2cmごと
重さ|380g〜1000g
素材|アルミニウム
対応熱源|全熱源対応とガス火専用の2タイプ
おすすめ2:VitaCraft ソフィアII フライパン
材質がステンレスとアルミの全面2層構造のため熱効率がよく、独自の高密度3層フッ素樹脂コーティングで、耐久性が高く焦げ付きにくいことが特徴です。
大きさや深さなど10種類のラインナップがあり、より自分に合ったフライパンを選ぶことができます。
■商品詳細
商品名|ソフィアII フライパン
サイズ|20cm〜28cm
重さ|-
素材|アルミニウムとステンレスの全面2層構造
対応熱源|ガス、IH(電磁調理器)、ハロゲンヒーター、ラジエントヒーター、シーズヒーター
おすすめ3:貝印 軽量・高熱効率フライパン
刃物で有名な貝印が出している「テフロン加工フライパン」です。
刃物の製造方法を応用した、底面が厚く側面が薄い、独自のスピン製法という作り方が採用されているため、熱効率が高く軽い製品に仕上がっていることが特徴です。
また、軽量のため大きくても使いやすいのも魅力の1つと言えます。
■商品詳細
商品名|軽量・高熱効率フライパン
サイズ|20cm〜32cm
重さ|335g〜831g
素材|アルミニウム合金
対応熱源|IH対応と非対応の2タイプ
おすすめ4:和平フレイズ 魅せるフライパン
外面がホワイトで内面がピンク色のカラフルな「テフロン加工フライパン」です。
内面がピンク色なので、汚れが見やすく洗い残しがないか確認しやすいのが特徴です。ハンドルも表面をシリコンでコーティングしており、握りやすくなっています。
■商品詳細
商品名|魅せるフライパン
サイズ|20cm〜26cm
重さ|440g〜630g
素材|本体:アルミニウム合金、底面:ステンレス鋼
対応熱源|IH対応
おすすめ5:和平フレイズ ハードマイティ
4番目と同じメーカーのより耐久性の高い製品です。
硬質アルマイト加工の上に特殊なフッ素加工を施した5層コーティングで、こびりつきにくいのはもちろん、コーティングが強いので金属ヘラも使えるのが特徴です。
■商品詳細
商品名|ハードマイティ
サイズ|20cm〜28cm
重さ|410g〜870g
素材|本体:アルミニウム合金、底面:ステンレス鋼
対応熱源|ガスコンロ、IHクッキングヒーター、エンクロヒーター、ラジエントヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター
おすすめ6:MEYER マキシム エスエス フライパン
アメリカで多くのシェア数を誇る調理器具メーカーが出している、おしゃれな「テフロン加工フライパン」です。
本体がステンレスなので蓄熱性が良く、底面がアルミニウムを挟んだ3層構成なので熱の均一性が高く熱ムラができにくいことが特徴です。
■商品詳細
商品名|マキシム エスエス フライパン
サイズ|20cm〜28cm
重さ|550g〜1185g
素材|本体:ステンレス、底面:アルミをステンレスで挟んだ3層構造
対応熱源|IH、ガス
おすすめ7:LE CREUSET TNS シャロー・フライパン NC
カラフルな調理器具を数多く出しているLE CREUSET(ル・クルーゼ)の「テフロン加工フライパン」です。
調理面が大きく、浅めなので作業がしやすいのが特徴です。LE CREUSETの従来品に比べて、4倍のコーティング強度で作られているため、耐久性も非常に優れています。
■商品詳細
商品名|TNS シャロー・フライパン NC
サイズ|20cm〜28cm
重さ|760g〜1400g
素材|アルミニウム
対応熱源|ガス、IH、オーブン
おすすめ8:北陸アルミニウム IHハイキャストプレミアム
溶けたアルミニウムを型に流し込んで作る、鋳造という方法で作られており、厚手で熱変形に強いのが特徴です。
鋳造で作られているので熱が均一に伝わり、料理の焼きムラが少なくなります。
■商品詳細
商品名|IHハイキャストプレミアム
サイズ|20cm〜28cm
重さ|730g〜1100g
素材|本体:アルミニウム合金、底面:鉄・アルミニウム
対応熱源|IH、ガスなど
おすすめ9:ウルシヤマ金属工業 Quattro-IH ディープフライパン
全ての製造工程が日本で行われた、メーカーこだわりの製品です。
蓄熱性の高いステンレスと熱伝導が良いアルミニウムを組み合わせた全面4層構造であるため、均一に熱が回ります。また、シリコンカーバイドというダイヤモンドと同等の硬度をもつ素材を中間コートに使用しているため、耐久性にも優れています。
このシリーズだけで11種類もあり、用途に合わせて選ぶことができます。
■商品詳細
商品名|Quattro-IH ディープフライパン
サイズ|18cm〜28cm
重さ|575g〜1065g
素材|ステンレスとアルミニウムの4層構造
対応熱源|ガスコンロ、IHクッキングヒーター、ラジエントヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、プレートヒーター
おすすめ10:パール金属 マーブルファン テフロンセレクト加工IH対応フライパン
キッチン用品を数多く出しているパール金属の製品です。
斑点状(マーブル状)にフッ素被膜が作られて、食材との接触を減らすことで耐久性を持たせたことが特徴です。傷に強く丈夫なので、金属ヘラも使用可能です。
■商品詳細
商品名|マーブルファン テフロンセレクト加工IH対応フライパン
サイズ|20cm〜30cm
重さ|496g〜881g
素材|本体:アルミニウム合金、底面:ステンレス鋼
対応熱源|ガスコンロ、IHクッキングヒーター、エンクロヒーター、ラジエントヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター
おすすめ11:パール金属 炒めの鉄人 フッ素加工IH対応フライパン
10番目と同じパール金属が出している「テフロン加工フライパン」です。
独特な形状をしているので、返しやすくチャーハンなどの炒め物やオムレツなどに適した製品です。
■商品詳細
商品名|炒めの鉄人 フッ素加工IH対応フライパン
サイズ|30cm
重さ|1000g
素材|本体:アルミニウム合金、底面:ステンレス鋼
対応熱源|ガスコンロ、IHクッキングヒーター、エンクロヒーター、ラジエントヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター
おすすめ12:THERMOS デュラブルシリーズフライパンKFF
魔法瓶で有名なTHERMOS(サーモス)が出している「テフロン加工フライパン」です。
硬質のセラミック(フィラー)をフッ素樹脂に練り込んだ耐久性コーティングが施されており、耐摩耗性が高く焦げ付きにくいことが特徴です。また、深型設計なので煮物や揚げ物などを作る際にも活躍するフライパンです。
■商品詳細
商品名|デュラブルシリーズフライパンKFF
サイズ|20cm〜28cm
重さ|600g〜1000g
素材|アルミニウム
対応熱源|IH、ガス
「テフロン加工フライパン」を長持ちさせる6つのコツ
「テフロン加工フライパン」が焦げ付くのは、フッ素皮膜が傷ついたり剥がれることに原因があります。フッ素皮膜を長持ちさせるにはコツがあります。以下で、6つのコツを説明します。
コツ1:火力に注意する
1つ目のコツは、火力に注意することです。テフロン加工はフッ素樹脂でできています。耐熱温度は約260℃と言われており、高温にしすぎると被膜が破壊されてしまいます。
高温にしないように、強火を避けて中火以下の火力で調理したり、空焚きに注意するようにしましょう。
コツ2:油を入れてから点火する
2つ目のコツは、油を入れてから点火することです。火をつける前に油を入れておくと、加えた熱が油の温度を上げることに使われるため、フッ素皮膜の温度が急に上がることを防止できます。
空焚きにならないように、油の温度が上がったらすぐに食材を入れて調理することも大事です。
コツ3:金属のヘラを使わない
3つ目のコツは、金属のヘラを使わないことです。フッ素被膜は傷つきやすいため、調理の際は金属のヘラを使わず、シリコンや木、樹脂性などのヘラを使いましょう。
製品によっては、高耐久性のため金属ヘラ使用可と書いているものもありますが、より長持ちをさせるためには、金属のヘラを使わない方がよいでしょう。
コツ4:調理後の料理を長時間そのままにしない
4つ目のコツは、調理後の料理を長時間そのままにしないことです。フッ素の皮膜は、被膜と金属の間に隙間ができると剥がれてしまいます。
フッ素被膜は樹脂のため、油や塩分の含まれた料理を長時間放置してしまうと、樹脂に油が染みこんで金属との間に入り込んでしまい、皮膜を剥がしてしまいます。また、塩分も皮膜の細かな穴を通して金属面に到達して、金属を腐食してしまいます。
調理後の料理はフライパンの中に長時間保存するのではなく、保存容器に移すようにしましょう。
コツ5:急冷しない
5つ目のコツは、急冷をしないことです。通常、フライパンの主な材料となる金属や樹脂は、温度が上がると膨張し、下がると収縮します。
しかし、材質ごとに膨張と収縮の速さが異なるため、急冷すると皮膜より金属の方が先に収縮します。皮膜の収縮が金属の収縮に追いつかず、異常な力がかかって皮膜が剥がれてしまうという仕組みです。
「テフロン加工フライパン」の皮膜を長持ちさせるためには、急冷を避けるようにしましょう。
コツ6:お手入れを工夫する
6つ目のコツは、お手入れを工夫することです。取れにくい汚れがあったりすると、強く擦りたくなってしまいますが、そのような洗い方をすると皮膜を傷つけてしまいます。
スチールウールやクレンザーなどは使わず、しばらく水につけておいて汚れをふやかした後に、柔らかいスポンジなどで洗うようにしましょう。
皮膜の傷つきを防ぐためにも、優しく洗うことが大切です。
「テフロン加工フライパン」のおすすめ商品を知り自分に合ったものを選ぼう!
「テフロン加工フライパン」は手頃な価格のものから、高価なものまでたくさんあります。高価なものは、その分皮膜の耐久性も高いので長持ちします。
高価なものを購入して、長い間大事に使うのもよいのですが、安価なものを買って、焦げ付きやすくなったらすぐに買い換えるというのも1つの考え方です。
どのような用途で「テフロン加工フライパン」を使うのかを考え、自分に合った商品を見つけましょう。