旬の「ズッキーニ」を買ったら絶対やって!管理栄養士が教えるズッキーニのいちばんおいしい食べ方
2022/08/06
ここ数年でかなり一般的に食べられるようになってきたズッキーニ。料理のレパートリーはまだ少ないというかたもいるのではないでしょうか。
今回はズッキーニのおいしい食べ方を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
クセがないから生でも食べられる「ズッキーニのカルパッチョ」
カルパッチョとは、魚や牛肉などを薄切りにしたものに、オリーブオイルなどの調味料をかけて食べるイタリア料理のこと。
今回はこのカルパッチョをズッキーニでつくります。ズッキーニは加熱して食べているかたが多いかもしれませんが、じつは生でも食べられる野菜。皮がうすく、クセもないのでカルパッチョにおすすめの野菜です。
材料(1皿分)
・ズッキーニ 1本 (今回は緑と黄と1/2本ずつ使用)
・カッテージチーズ 大さじ2
・パセリ 適量
・ピンクペッパー 適量
<ドレッシング>
・すりおろしたまねぎ 大さじ3
・オリーブオイル 大さじ1
・白ワインビネガー 大さじ2
・レモン果汁 小さじ1
つくり方
(1) ズッキーニは2mmくらいのうす切りにする。
(2) お皿にズッキーニを並べる。
(3) ドレッシングの材料をすべて混ぜ合わせる。
(4) 並べたズッキーニの上にドレッシングをかける。
(5) カッテージチーズ、刻んだパセリ、ピンクペッパーをトッピングする。
夏野菜の中でもカリウム量がトップのズッキーニ
ズッキーニにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは体内の水分調整に必要な栄養素で、余分な塩分を排出する作用があるので、むくみ防止などにも期待ができます。
トマトやきゅうりなど夏野菜はカリウムを豊富に含むものが多いのですが、ズッキーニはその中でもとくにカリウム量が豊富なのです。
<100gあたりのカリウム量>
・ズッキーニ 320mg
・トマト 210mg
・きゅうり 200mg
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)
カリウムは流水や加熱など調理工程で失われやすい栄養素。生で食べることで、豊富な栄養素を逃さずとることができます。
むくみやすい時期だからこそ、効率よく摂取したいですよね。
旬のズッキーニはフレッシュさも楽しもう
ズッキーニはとても成長の早い野菜で、花が咲いてから3~4日で収穫できてしまいます。旬の国産ズッキーニは、やわらかさやみずみずしさが格別!クセがなくみずみずしいからこそ、生で食べるカルパッチョにぴったりなのです。
ドレッシングは市販のものを使うなど、お好みのもので楽しんでみてくださいね。
加熱してトロッとした食感のズッキーニとは違う、新たなズッキーニのおいしさに出会えるでしょう。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。
編集/サンキュ!編集部