【管理栄養士監修】気になる「味噌煮込みうどん」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/06/07
この記事では「味噌煮込みうどん」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)
味噌煮込みうどんを食べると太りやすい?
味噌煮込みうどんは、かつおだしやみりんなどを効かせた味噌ベースの甘辛い汁に、うどん、鶏肉、卵、野菜などの具を入れて煮込む料理です。ひつまぶしやあんかけパスタなどと共に、有名な名古屋めしとして知られています。
味噌煮込みうどんは、シンプルなかけうどんに比べてさまざまな具材が使用されていることから、カロリーが高い傾向にあります。そのため、カロリーが気になる場合は食べる量に注意が必要です。
その反面、さまざまな具材が使用されているぶん、腹持ちや栄養素が優れています。食べ方を工夫することで、カロリーが気になる場合でも食べやすくすることができるでしょう。
味噌煮込みうどん1食分のカロリー
味噌煮込みうどん1人前(721g)あたりのカロリーは、570kcalです。味噌煮込みうどんに使用されるうどんは230gあたり242kcalとなるため、うどん自体がカロリーに占める割合は、そう高くないと言えます。
しかし、味噌煮込みうどんは具材には高カロリーになりやすい油揚げや鶏肉、卵などが使用されています。1人前あたりの重量・カロリーがともに高くなるため、注意が必要です。
味噌煮込みうどんの炭水化物量は?
味噌煮込みうどん1人前(721g)あたりの炭水化物量は、72.1gです。通常のかけうどんと比較した場合、1人前405gあたりの炭水化物量は64.84gとなるため、1人前あたりの値はカロリーほど大きな差はないでしょう。
このように、味噌煮込みうどんは具材を多く使用しているため、カロリーは大きく差が生じますが、具材自体は炭水化物を多く含みません。
しかし、主食であるご飯の炭水化物量は1膳160gあたり59.36gとなり、味噌煮込みうどん1人前でご飯1膳分を超える炭水化物量をとってしまうことになります。そのため、炭水化物量が気になる場合は、うどんの量を少なくするようにしましょう。
味噌煮込みうどんを食べるときのポイント
味噌煮込みうどんはカロリーや炭水化物量の値が高くなりやすいため、食べる際には注意が必要です。そのため、ダイエット中などでも食事に取り入れやすくするには、いくつかポイントを押さえておくと良いでしょう。
ここからは、味噌煮込みうどんを食べるときのポイントを3つ紹介していきます。上手に取り入れられるよう、ぜひ参考にしてみてください。
ほかの食事のカロリーを調整する
味噌煮込みうどんを食べるときは、ほかの食事のカロリーを調整しましょう。味噌煮込みうどんはカロリーが高い傾向にあるため、食べたときは1日の摂取カロリーをオーバーしないよう、ほかの食事で食べる量や内容を調整することが大切です。
一般的に活動量の少ない成人女性の場合、1日に必要なエネルギー量と身体活動レベルから、1,400~2,000kcalが食事量の目安となります。年齢、体重、活動量などによって目安量は異なるため、自分にとって適切な食事量となるよう、ほかの食事のカロリーとバランスをとるようにしましょう。
シメのご飯は食べない
味噌煮込みうどんを食べるときは、シメのご飯は食べないようにしましょう。味噌煮込みうどんは、うどんを食べ終えたあとに汁へご飯を入れ、おじやをつくって食べられることがあります。
しかし、カロリーが高い味噌煮込みうどんにご飯を加えてしまうと、カロリーオーバーに繋がってしまうでしょう。そのため、シメにご飯を食べないようにすることが大切です。
日中に食べる
味噌煮込みうどんを食べるときは、日中に食べるようにしましょう。夜は日中に比べて消費カロリーが少なかったり、脂肪を溜め込みやすくなったりするため、高カロリーの食事を夕食にとると肥満の原因になる可能性があります。
味噌煮込みうどんはカロリーが高い傾向にあるため、味噌煮込みうどんを食べるタイミングはカロリーを消費しやすい日中がおすすめです。
味噌煮込みうどんをつくるときのポイント
味噌煮込みうどんのカロリーが気になる場合は、手作りをしてみると良いでしょう。自分でつくることで、カロリーオフや満足感を高める工夫をすることが可能です。
ここからは、味噌煮込みうどんをつくるときのポイントを3つ紹介していきます。ヘルシーに取り入れられるよう、ぜひ参考にしてみてください。
油揚げは油抜きをする
味噌煮込みうどんの具材として使用する油揚げは、1枚30gあたり116kcalとなります。栄養素の中では脂質が最も多く9.93gとなり、カロリーに換算すると89.37kcalに及びます。
味噌煮込みうどんをつくるときは、油揚げを熱湯で1~2分ほど茹でて油抜きすることで、カロリーダウンさせることができます。熱湯を回しかけたり、キッチンペーパーで拭き取ったりすることでも油抜きはできますが、一番油を落とす方法としては茹でることをおすすめします。
出汁を濃いめに取る
味噌煮込みうどんをつくるときは、出汁を濃いめに取るようにしましょう。味噌煮込みうどんは、汁が多く味噌で味つけしているため、塩分が高い傾向にあります。
出汁を濃く取ることで、うま味によって物足りなさが解消され、塩分で味を濃くしなくてもおいしく味わえるでしょう。
また、満腹感を得やすくして食べすぎを抑えたり、減塩を心がけることでむくみや高血圧の予防効果も期待できます。かつおだしだけでなく、昆布だしを合わせることでもうま味を強めることが可能です。
さらに、減塩味噌を使ったり、最後まで汁を飲み干さないことも意識したりすると効果的と言えるでしょう。
うどんを加熱しすぎない
味噌煮込みうどんをつくるときは、うどんの茹ですぎや煮すぎに注意しましょう。加熱時間を少し短くしてうどんの食感を硬めに仕上げると、食べごたえが増し、食べた時の満足感を高めてくれます。
また、硬めのうどんは噛む回数も増えるため、ゆっくりと食べることにも繋がります。よく噛んで食事に時間をかけると満腹中枢が刺激されやすくなり、食事が少量でも食欲が抑えらるでしょう。
味噌煮込みうどんのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
味噌煮込みうどんはカロリーや炭水化物量の高さから、食べる際には注意が必要になります。ただし、いくつかポイントを押さえておくことで、ヘルシーに食事に取り入れやすくなるでしょう。また、手作りをして自分でカロリーや食べごたえを調整することもおすすめです。
ぜひ、この記事で紹介した味噌煮込みうどんのカロリーや炭水化物量を参考に、食べ方を工夫してヘルシーに取り入れてみてはいかがでしょうか。