第1回のゲストはベッキーさん!断捨離トーク「ひでこの部屋」

2021/05/04

『サンキュ!』創刊25周年を記念して、いまだかつてないトーク連載が始まりました。やましたひでこ先生のご自宅(本物!)に、断捨離しているゲストを迎えてのスペシャル対談!今回のゲストはベッキーさんです。

やましたひでこさん
断捨離提唱者。1954年生まれ。東京都出身。子育てや介護を経験した後、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から着想を得た「断捨離」理論を構築。最新刊は『1日5分からの断捨離~モノが減ると、時間が増える』(大和書房)。

ベッキーさん
タレント。1984年生まれの37歳。神奈川県出身。1998年にデビュー以降、バラエティー番組などで活躍。明るく飾らないキャラクターで、幅広い世代から人気を集めている。プライベートでは2019年1月、プロ野球・巨人の片岡治大コーチと結婚。1児の母。

じゃらじゃらのケータイストラップをはずしたのが断捨離の出発点

ベッキー:断捨離は「引き算」だとひでこ先生はよくおっしゃっていますが、私、以前はずっと「たし算」の生き方をしていたんです。昔はケータイ本体よりも大きなストラップを何個もつけていて……。

ひでこ:あぁ、懐かしい!テレビ番組で見たことあります。

ベッキー:とにかくかわいい物を近くにたくさん置いておきたくて、今思えば自己顕示欲も強かったのかもしれません。でも、あるとき機種変する都合でやむを得ず、じゃらじゃらのストラップをはずした状態で何日か過ごしたら、めっちゃラクだったんですよ(笑)。振り返ると、たぶんそれが初めての断捨離でした。

ひでこ:そういう小さな断捨離でも、意識って案外変わるんですよ。モノを断捨離することで新陳代謝が生まれると、その新陳代謝が住まいに反映され、さらには身体の、そして意識の新陳代謝につながる。

ベッキー:今そう聞いてハッとしました。たぶん、当時の私は「ベッキー=ストラップじゃらじゃら」っていうキャラにしがみついていたんだと思います。

ひでこ:キャラという「過去」に執着していたんですね。人間ってつい、過去や未来のことばかり考えやすい生き物なの。だからこそ、身のまわりにあるものすべてが"今の私"にふさわしいかどうかを自分に問いかけて、ふさわしくないものを断捨離するのが大事。そうして初めて、過去や未来に縛られなくなるんです。

長い髪を断捨離したら、違うステージが広がった

ベッキー:今の自分に向き合うことが大切なんですね。私、1回の断捨離で服を600着以上処分したことがあるんです。

ひでこ:それはすごい数(笑)!

ベッキー:そのあとにさらに300着断捨離(笑)。実家暮らしだったのをいいことに「いつか仕事で使うかも」とため込んでしまっていて……。

ひでこ:「未来」への執着ですね。

ベッキー:過去にも未来にもしがみついて「ずっと同じベッキーでいたい」って思ってました。その気持ちが変わったのは、5年前。仕事をお休みして復帰するときに、友人に「髪型を変えたら?」と言われて、思い切ってバッサリ切ったんです。そうしたら、髪と一緒に執着心まで切り落としたようで本当に気持ちよくて!それ以降、着たい服が変わったり、ファッション関係のお仕事が増えたりして、断捨離すると新しいステージが待ってるんだなって気づいたんです。

捨てるときの葛藤は「成長痛」かも?

ひでこ:人生の節目の断髪式だったんですね。髪を切ることはネガティブな気を断ち切る儀式でもあるんですよ。

ベッキー:ただ、勇気は必要でした。今も断捨離をするたび、自分の人生の一部を手放すような葛藤は感じます。成長痛みたいなものだと思って、受け入れてはいるんですけど。

ひでこ:葛藤は私もありますよ。今の気分に合わなくなった服を友人にあげるときに「こんなに素敵な服、いいの!?」なんて言われると、急に惜しくなったりして。いじましさが出ちゃうのよね(笑)。

ベッキー:え!ひでこ先生ほどのおかたでも!?よかった~、安心した!(笑)

「未来の私」のために今を変える。だから、捨てる

ひでこ:悩んで、時には後悔もして、でもそれが全部肥やしになるんです。ここでベッキーさんに質問。人間ってどういう気持ちのときに、物や事や人と決別すると思いますか?

ベッキー:うーん……?

ひでこ:正解はね、今の自分がその対象と過ごす未来を考えてみて、希望を見いだせなかったとき。ということは、捨てずに選んで残したものは、希望の象徴なんですよ。だから、ともに人生を歩めるわけ。逆に、捨てようかどうか迷っているときは、その時点ですでに半分は希望を失っているの。だって、希望を見いだせるなら、そもそも断捨離の候補に浮上してこないでしょう?

いらない物や事、人を断捨離すれば手もとに残るのは「希望」だけ

ベッキー:確かに!そう考えれば、迷わず捨てられそうですね。

ひでこ:そう。すると余地ができて、希望に基づいた未来設計ができるんです。

ベッキー:未来の自分を幸せにしてあげたいなと思うと「よし、断捨離しよう!」って気持ちになれる。10分後、1年後の自分のためなら、頑張れるんですよね。人間って、ほかのだれかのためなら頑張れるじゃないですか。

ひでこ:未来の自分=他人ってことね。面白い考え方!

ベッキー:とはいえ、ストイックになりすぎないようにはしています。

ひでこ:そこはとても大事なポイント。断捨離は、何でもかんでも捨てて手もとに何も残さないミニマリストを目指すこととは違いますから。今の自分に「最適」なものを選ぶ、その繰り返しなんです。つまり、「快楽」の追求。

ベッキー:わ、そう考えると前向きで楽しいことなんですね。今後もワクワクしながら続けていきます!

(ベッキーさん)ワンピース/ティッカTEL076・221・5355 ピアス/アメリカンホリックTEL0120・806・008

参照:『サンキュ!』2021年5月号「断捨離トーク」より。掲載している情報は2021年3月現在のものです。撮影/久富健太郎(SPUTNIK) 取材・文/志村香織 編集/サンキュ!編集部

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