【炊飯器をやめて10年】続けてわかった炊飯器なしでよかったこと、よくなかったこと
2021/11/07
NHKの番組でも取り上げられるなど、最近「やめ家事」が注目されていますね。そのなかでも「炊飯器をやめた」という声がチラホラ聞こえます。
簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイターのマミさんも炊飯器をやめ、土鍋で炊飯するようになってからもう10年以上は経ったそうです。そこで今回は、炊飯器をやめて10年でわかった「よかったこと、よくなかったこと」を教えてもらいました。
【よかった】土鍋炊飯でご飯がおいしくなった!
一番に感じたことは、「炊いたご飯がおいしい!」ということです。今の炊飯器はレベルが高いそうなので、もしかしたそれほど違いはないのかもしれませんが、実際に最初に感じたことは「味」でした。
土鍋で炊いた炊き立てのご飯は粒だってピカピカしていて、見た目からしておいしそう!フタを開けるのが楽しみになります。
炊飯器だと保温しておけばいいやと思い、炊き立てでないこともよくあります。土鍋はいつも炊き立てで食べるから余計にそう思うのかもしれませんね。
【よかった】炊けるのが早い
鍋でご飯を炊くと、意外と早く炊けることに驚きます。
以前炊飯器で炊いていたころは50分~1時間くらいはかかっていたように思います。早炊きモードもありますが、家族からは「早炊きはあまりおいしくない」と不評でした。
鍋で炊く場合、お米を浸水させておけば、だいたい20分くらいで炊けてしまいます。これはかなり時短ですよね。
【よかった】価格が安い
私が使っている土鍋は、万古焼の炊飯用土鍋。Amazonで2,500円ほどで購入しました。
じつは、炊飯器をやめる最初のきっかけは、それまで使っていた炊飯器が故障したから。新しいのを買おうとしたときに、欲しいと思う炊飯器がどれも高額で悩み、とりあえず鍋で炊こうかなと思ったのがきっかけです。
安めの土鍋を買ってみましたが、使ってみるとご飯はおいしいし早く炊けるしで「これでよくない?」と思うにいたったのです。
【よかった】手入れがラク!
使った後の炊飯器を洗うのは、地味に面倒じゃありませんか?内ブタやつゆ受けなど、取り外して洗わなくてはいけないこまかいパーツもいろいろありますよね。
鍋だったら、本体とフタを洗うだけ!しかも、3合炊きの土鍋ならまるごと食洗機にも入れられます。後の始末が断然ラクなんです。
「やめ家事」として炊飯器をやめるのなら、この「こまかい部分の手入れがない」という部分が大きいのでは?と思います。
【よくなかった】タイマーと保温ができないところは不便
当たり前ですが、鍋には保温機能やタイマー機能がついていません。例えば朝早くにお弁当をつくったり、帰ってきてすぐにご飯を食べたいと思ったりしても、タイマーセットで炊くことができません。この部分を重視するなら、炊飯器をやめないほうがいいでしょう。
しかし、お米を事前に浸水さえしておけばすぐに炊けますし、ご飯を保温せずに冷凍するようにすればさほど困ることもありませんよ。
「炊飯器やめ」を迷っているかたの参考になれば幸いです
炊飯器をやめて10年で一度も「やっぱり炊飯器に戻そう」と思うことがありませんでした。こうしてあらためて考えてみても、よくないことよりも、よかったと思うことの方が多いという結果に。
だからと言って「今すぐ炊飯器をやめましょう!」とおすすめしているわけではなく、炊飯器を否定するわけでもありません。「やめようかな?どうしようかな?」と迷っているかたの参考になれば幸いです。
■執筆/マミ…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。
編集/サンキュ!編集部
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