【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第32回
2017/10/24
出産後、専業主婦をしていた美久は、再就職しコールセンターのオペレーターに。オペレーターの仕事に不満はなかったが、「やはり正社員になりたい」と一念発起して、転職活動をした。薬局の事務の正社員に応募するも不合格。しかし、「パートなら採用できる。パートから正社員になる道もある」と聞いて系列のドラッグストアで販売のパートに。仕事も家庭もバタバタの毎日を送っている
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
パパと子どもたち、休みの日をどうやって過ごしてる?
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
これから再就職する人は 土日のシフトがある職場も狙い目
2020年の東京オリンピックを前に、外国からの観光客も全国的に増える傾向にあります。そのため、サービス業や販売関係の業種はこれからますます求人が増えると考えられます。サービス業や販売業はきめ細かな配慮ができる主婦が重宝される業種でもあります。この業種では土日勤務の場合があるため敬遠する人もいますが、これから再就職や転職を考えているなら、狙い目です。
夫と子どもだけで過ごす機会は 将来のためにも大切にしたいもの
土日のシフトが入る場合、夫が休みなら、必然的に夫と子どもだけで1日を過ごすことになります。今の日本では、どうしても「親子関係」=「母子関係」になってしまい、夫がはじき出されがち。子どもが成人してからも父親との関係がうまくいかないこともよくあるそうです。幼いときにいかに父親と子どもの時間を持つかがその後のコミュニケーションにおいても大事とのこと。夫と子どものためにも、土日シフトを前向きにとらえる考え方もありだと思います。
夫育児のちょっとの「手抜き」や 「おきて破り」は見逃しましょう
夫と子どもだけの場合、「子どもは喜ぶけど、やめてほしい」ということをしている場合もよくあるもの。例えば、いつもは食べさせていない菓子を与えたり、ゲームやテレビをいつもより長い時間見せたり……。毎日だと困りますが、たまのことであれば目をつぶってもよいのでは。そのことで「パパとの時間は楽しい」というイメージになると、なにかと夫に任せやすくなると思います。
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