子どもは本を月に何冊読む?みんなのお気に入りの本は
2022/03/10
本は子どもの想像力や読解力を育てるといわれており、子どもにたくさん読ませたいと考える人も多いでしょう。そこで今回はサンキュ!モニターアンケートで、子どもが読んでいる本の冊数や本の購入場所、おすすめの本などを教えてもらいました。
子どもに本を読ませたいと思っている親がほとんど!
「お子様に本を読んでほしいと思っていますか?」という質問には、「読ませたい」と答えた人が大多数を占めました。
このうち自身でも毎月本を読んでいる親は、「たくさん読ませたい」と答えた割合がとくに高い結果に。自分が本のよさを知っているからこそ、子どもにも読んでほしいと思うのかもしれませんね。
パパ・ママは本をどれくらい読んでいる?
親自身は本を1カ月に何冊くらい読むか聞いたところ、1冊が30%、0冊が27%と多数派でした。しかし、なかには月に10冊以上読んでいる人もいるよう。
0冊と答えたのはフルタイムで働いている人や、産休中・育休中の人の割合が多いのが特徴でした。仕事や家事・育児にいそがしいときは、読書の時間までなかなか確保できませんよね。
本はふだんどこで入手してる?
本を入手する場所を聞くと、「本屋で買っている」「図書館や児童館、学校等で借りている」との回答が圧倒的。
コロナ禍で外出しにくいせいか、「ネット書店で紙の本を買っている」という声も多く見られました。
本にふれるなら、図書館が便利!
本を手に取る場所で、もっともよく利用しているのは「図書館や児童館、学校」という答えが47%と最多でした。とくに小学生はその傾向が強いようです。
13歳以上は本屋で買っている人が多数。中学生になると、図書館にないという場合や、気に入った本を手元に持っておきたいという子も増えるのかもしれません。
ひとりで本を読める年齢は4~6歳が中心
子どもがひとりで本を読めるようになった年齢は、4~6歳が半数以上を占めました。
しかし2歳以下で11%、8歳以上で5%と一定の割合を占めており、個人差も大きいようです。2歳以下の場合は文字を読むというよりは、絵を楽しんでるのかもしれません。
年齢別に見た、子どもが1カ月に読む本の冊数は
6歳以下が1カ月に読む本の数は、15冊以上がもっとも多い結果に。1~5冊ほど本を読む子どもも多いようです。
7~12歳も15冊以上本を読む子どもが多いようです。10冊以上読む子どもが34%もいることがわかりました。
うって変わって、13歳以上は月1冊読む子が29%と最多です。
本を日常的に読んでいない子の割合は12歳以下では少ないものの、13歳以上では13%と増加傾向に。勉強や部活動でいそがしくなるせいか、読む冊数がぐっと減るようですね。
コロナ禍で子どもの読書時間は増えた?
コロナ前に比べ、子どもの読書時間は変わらないと答えた人が57%でしたが、増えたと答えた人も34%と多くいました。
年齢別に見ていくと、月に1冊しか読まないと回答した人が多かった13歳以上の子どもが、意外にも「増えた」割合が高かったようです。
子どもが好きな本は?
子どもの好きな本を聞いたところ、5~7歳では「トロル(著)おしり探偵シリーズ」や「いわいとしお(著)100かいだてのいえシリーズ」、8~12歳では「今泉忠明(監修)ざんねんな生き物シリーズ」などを挙げる声が多くありました。ほかにも次のような意見が寄せられましたよ。
<アンケートの声>
キヨノサチコ(著)「ノンタン」シリーズ(2歳 男の子)
大森裕子(著)「なにからできているでしょーか?」(4歳 女の子)
アン・グットマン/ゲオルグ・ハレンスレーベン(著)「リサとガスパール」シリーズ、「ペネロペ」シリーズ(6歳 男の子)
あんびるやすこ(著)「なんでも魔女商会」シリーズ(8歳 女の子)
原ゆたか(著)「かいけつゾロリ」シリーズ(8歳 男の子)
廣嶋玲子/jyajya(著)「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(10歳 女の子)
辻村深月(著)「かがみの孤城」(12歳 女の子)
子どもが大きくなってきたら親も同じ本を読み、いっしょに感想を語り合うのも楽しいもの。子ども用の本選びに迷ったら、アンケートで挙がった本もぜひ手に取ってみてくださいね。
※『<サンキュ!>子どもとゲーム・読書、年末年始の暮らし方についてのアンケート』(2021年11~12月実施、回答数370人)。
※掲載された情報は2021年12月5日までに収集した情報です。