韓国ドラマ『スタートアップ:夢の扉』感想/あらすじは!?ナム・ジュヒョク主演!夢を追い成長する若者たちに胸が熱くなる!

2025/01/07

モデル出身のナム・ジュヒョクは2014年にドラマデビューして以来、これまでの約8年間で11本のドラマに出演。出演作品はどれも大ヒットしてハズレなし!

爽やかなイケメン若手俳優に留まらず、シリアスなヒューマンドラマ・コメディ・ファンタジーまで幅広く演じきる実力派となりました。

そんなナム・ジュヒョクが不器用な理系男子を演じたのが『スタートアップ:夢の扉』です。「スタートアップ」とはビジネス用語で「起業する・新規事業を立ち上げる」という意味。

自分たちの技術で世界を変えようとする若者たちの成長・葛藤・挫折・再起、そしてロマンスまで見どころがたっぷり!若者たちの熱い想いに心打たれること間違いなしです!

韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに、あらすじ&見どころを徹底解説してもらいましょう!

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韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:新しい世界を切り拓く!若き起業家たちのサクセスストーリー!

両親の離婚で母親と仲良しだった姉インジェと離れ、父親と祖母ウォンドクと暮らし始めたソ・ダルミ。そんなある日、ダルミにナム・ドサンという少年から手紙が届くようになり、顔も知らないドサンとの文通がダルミの心の支えになっていました。

しかしその正体は、寂しそうなダルミを心配したウォンドクが当時世話をしていた養護施設出身のジピョンに頼んで書かせたもので、新聞に載っていた「数学オリンピックで優勝した少年」ナム・ドサンという名前を借りて文通が始まりました。

大人になったダルミ(ぺ・スジ)は有能なのに高卒という理由で正社員になることができず、自分の力で起業することを決意。ダルミが目指すのは、才能はあるが資金や後ろ盾がない若き起業家たちを支援する施設「サンドボックス」に入ることです。

そこには会社の代表となったインジェと、優秀な投資家として起業家たちに助言や指導をするメンターとなったジピョンの姿もありました。

ダルミが起業パートナーとしてドサンを探していることを知ったジピョンは、恩人であるウォンドクの嘘を守り通すため、本物のドサンを探し出しダルミと引き合わせようと奔走します。

ドサン(ナム・ジュヒョク)は数学の天才で、大学の工学部を出て仲間と共に起業しましたが、収益が見込める事業が見出せずに資金難に陥っていました。

そこで「文通をしていたナム・ドサンとしてダルミに会ってくれれば資金を援助する」というジピョンの提案をのみ、ダルミに会いに行くことに…。

見どころ1:どんなに辛くても歩みを止めない!ダルミの強さに憧れる!

両親が離婚した際に父親と生きていくことを選択したダルミは、再起をかけて必死に努力し新規事業を手掛けようとしていた父親の背中を見ていました。

一方、母親と生きていくことを選択した姉インジェは、母親の再婚相手が財閥だったため、誰もが憧れるような優雅な生活と会社の代表という座を得ていました。

ダルミの湧き出るエネルギーの源は「姉に負けたくない」「自分の選択が間違っていないと証明したい」という、逞しすぎるほどの負けず嫌い根性です。

しかし、これこそが家柄も財力も学歴もないダルミにとっての最大の武器なのです。そしてその揺るがない強さが、多くの人の心を動かしていきます。

挑戦することを恐れず自分の力を信じて突き進むダルミは、男性に守られることを望まない新時代のヒロインと言えるのではないでしょうか。あなたもダルミの心の強さに共感し、勇気をもらうことでしょう!

見どころ2:ドサンvsジピョン!ダルミを巡る恋の争いの結果は!?

出典:Amazon

起業というストーリーの大きな軸がある中で、ロマンス部分も非常に良いバランスで組み込まれています。

ダルミはドサンが文通をしていた自分の初恋だと信じ続けています。ドサンはダルミが好きなのは自分ではなく手紙の中のドサンだと感じて苦しみ、ジピョンはダルミに惹かれながらも手紙を書いたのは自分だと打ち明けることが出来ません。

とても複雑なこの三角関係、どのように展開していくのでしょうか!?

そして全く違う魅力を持つドサンとジピョン。あなたはどっち派ですか?

天才的な頭脳を持つエンジニアといえば聞こえはいいですが、専門分野以外はてんでダメな理系男子であるドサン。冗談も通じず、非科学的なことは全否定。恋愛経験もないので気の利いたこともできず不器用です。

しかしとても純粋で心優しく、ダルミの意見をいつも尊重してくれます。「例えその挑戦が無謀でも自分の技術で支えてみせる」という、頭脳派男子らしいカッコ良さを見せてくれます!

一方のジピョンは幼い頃から投資の才能があり、若くして財を成しました。豪華なマンションで悠々自適な生活をし、投資企業のチーム長を務めています。メンターとしてサンドボックスの若手に的確な指導も行うなど、経験豊富なスマートな大人という印象です。

正直で口が悪く少し捻くれた部分もありますが、外見の紳士らしさとのギャップがあり可愛く感じます。ダルミが失敗し傷つくことを恐れ、無謀な挑戦からは遠ざけようとするのがジピョンの優しさです。

見どころ3:学びがいっぱい!見ているだけでビジネスの知識を得られる

タイトルの「スタートアップ」、ジピョンが務める「メンター」など、この作品にはビジネスにおいて知っておくべき用語や知識がたくさん出てきます。

現代はその規模はどうであれ、誰もが起業できる時代です。知識として知っていて損はありませんね。

ダルミ、インジェ、ドサンたちはサンドボックスへの入所を目指し「ハッカソン」に参加します。ハッカソンとはエンジニアやデザイナーなどが一時的にチームを組み、特定のテーマにあったサービスを開発し、その成果を競うものです。

その中でまずは、どんな人物が代表となるべきか、どのようにメンバーを集めるのか、どのようなサービスが求められているのか、というところが描かれています。

そしてどんなに良いサービスを開発しても、事業として収益が見込めなければ投資は受けられず、ビジネスとして成立しません。

筆者にとって縁遠かった起業という世界ですが、とても分かりやすくグッと身近なものに感じられた興味深い内容でした。ビジネス書を開いて勉強するのは大変ですが、皆さんにもこの作品を通して、ビジネスについて楽しく学んでいただけたらと思います。

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明するだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

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