行動や感情の変化などで乱れがちな自律神経!整えるには1日15分の塗り絵がおすすめ。何か書いたり、塗ったりする作業は心が「無」になれるので、ネガティブな感情をリセットし、自律神経を整えるのに最適です。
<教えてくれた人>
順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手などのパフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム)など。
1日15分塗り絵
最近は100円ショップでも「大人の塗り絵」が販売されていて、ひそかなブームに。童心に帰って好きな色を塗ってみましょう。
塗り絵のメリット
1呼吸が自然と整う
自律神経が乱れていると、呼吸も浅くなりがち。ひたすら色を塗ることに集中すると、呼吸がだんだん深くなり、リラックスしてきます。
2ストレスが軽減する
規則正しい作業に没頭することで、あれこれ煩わしいことから解放され、いつの間にかストレスも消えていきます。
3心が癒やされ、気分が上がる
色とりどりの美しい色を見るだけでも、癒やしになります。絵が完成すると、目に見える形でやりがいを実感でき、気分がアップ!
塗り絵をするときのポイント
●1日15分以上やらない
あまり長く続けると、集中力が下がって、自律神経も乱れるもとに。短時間でも、毎日続けることを心がけて。
●ゆっくりていねいに塗る
自分の使いやすい画材で、好きな所から塗ってOK。なるべくゆっくりていねいに塗ると、自律神経が整いやすくなります。
●規則的な絵柄の物
デザインは、規則的な絵柄が並んでいる物もおすすめ。塗るときのリズムが一定になり、より集中できます。
●「懐かしさ」を感じる絵柄
幼いころに見ていた絵本や思い出のある動植物など、「懐かしさ」を感じる絵柄を選ぶと、心が穏やかになり、リラックス効果がアップ。
参照:『サンキュ!』2022年3月号「自立神経を整える」より。掲載している情報は2022年1月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部