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「アジェンダ」の意味とは?レジュメとの違いや書き方のコツを解説

2022/06/16

ビジネスの場面や政治分野で「アジェンダ」という言葉を耳にするようになりました。

仕事で「アジェンダ」という言葉を使う人は、なんとなく意味を把握しているかもしれません。しかし、本当に正しい意味で「アジェンダ」を使えているでしょうか?

当記事では「アジェンダ」の意味や似たような言葉との違い、分かりやすい言い換え方を紹介します。記事の後半では「アジェンダ」の基本的な書き方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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「アジェンダ」とは?

「アジェンダ」の正しい意味を解説します。また「アジェンダ」が使われるようになった理由や、分かりやすく言い換える方法についても見ていきましょう。

「アジェンダ」の意味

「アジェンダ」とは予定や検討すべき課題、議事過程といった意味をもつ外来語です。

ビジネスシーンで使われることが多く、会議の場で用いられる「アジェンダ」は会議の進行表として使われます。「アジェンダ」に記載されている事項は会議のおおまかな流れや時間配分、議題や参加メンバーの名前などです。

政治分野で使われる「アジェンダ」は、政策課題や政党が取り組むべき計画を意味します。2015年9月の国連サミットで採択された「2030アジェンダ」は、国際的な社会環境の保全目標や課題を掲げたものです。

「アジェンダ」という言葉は、もともとラテン語の「agenda(意味:行動する)」という言葉に由来します。「行動しなければならない」「必ず実現されるべき計画」という意味合いを持つため、単なるスケジュールとは異なる認識で使われる場合が多いでしょう。

「アジェンダ」が使われるようになった理由

日本で「アジェンダ」という言葉が使われるようになったのは、1992年に地球サミット(UNCED)で採択された「アジェンダ21」に由来するといわれています。

「アジェンダ21」とは、環境分野における国際的な取り組みに関する行動計画です。1997年の国連環境特別総会や2002年のヨハネスブルグ・サミットで内容の見直しが行われ、環境問題だけでなく貧困撲滅や持続可能な開発を進めるための指針として国際的に注目されました。

さらに外資系企業やIT関連企業を中心に「アジェンダ」という言葉が使われるようになり、他業種の日本企業でも少しずつ広がっています。政治活動でも使われることがあり、テレビやインターネットメディアを通じて一般にも浸透してきているようです。

「アジェンダ」を分かりやすく言い換えると?

ビジネスシーンで「アジェンダ」を言い換える場合は、「議題」「検討課題」「議事日程」などが妥当です。

文書名にする場合は「行動計画」「実施計画」でもよいでしょう。スケジュールとしての意味合いが強いものなら「予定表」とも言い換えられます。

「アジェンダ」の内容に応じて、言い換え方も変えるのが適切です。

「アジェンダ」と類語の違い

「アジェンダ」は似たような言葉が多く、意味を混同してしまうケースが多くあります。類語との違いを適切に把握し、正しい言葉の使い方を確認しましょう。

「アジェンダ」と「レジュメ」の違い

「レジュメ」とはフランス語の「résumé」から来ている言葉で、意味は「要約」「概要」です。

文章の重要箇所を要約した資料のことを指し、多くは箇条書き形式で作成されます。会議やセミナー等でレジュメを配付する目的は、発表内容の要点をより伝わりやすくするためです。

また、企業によっては「履歴書」「職務経歴書」という意味で「レジュメ」が使われることもあります。

ビジネスシーンにおける「アジェンダ」は議題や予定を列挙した進行表であり、会議やセミナー等のおおまかな流れが記載されているもの。発表内容を伝わりやすくするための「レジュメ」とは、作成や配付される目的が異なります。

「アジェンダ」と「サマリー」の違い

「サマリー」とは英語の「summary」から来ている言葉で、意味は「要約」「概要」「まとめ」です。

ビジネスシーンでは、学術論文や記事などの「長い文章の要点をまとめたもの」を指します。また、IT業界では「大規模データを集計したもの」という意味でも使われる言葉です。

株式市場の関連では、マーケットの概況をまとめたコンテンツとして「マーケット・サマリー」「ポジション・サマリー」などがあります。

ビジネスシーンにおける「アジェンダ」は議題や予定が列挙された進行表なので、文章やデータをまとめた「サマリー」とは同義ではありません。

どちらかといえば、「サマリー」は、フランス語が語源の「レジュメ」とニュアンスが近い言葉です。ただし「レジュメ」の多くは箇条書きで作成されるのに対し、「サマリー」の多くは文章やリスト形式で作成されるといった違いがあります。会話の流れや文脈に合わせて、適宜使い方を変えるとよいでしょう。

「アジェンダ」と「マニフェスト」の違い

「マニフェスト」とは英語の「manifesto」から来ている言葉で、「声明文」「宣言書」「選挙公約」という意味で使われます。

政党や候補者などが、政権を取ったら実現したい目標や期限などを有権者に示したものです。「マニフェスト」はもともとイギリスで定着していた制度で、2003年春の統一地方選挙から日本でも目にするようになりました。

政治分野における「アジェンダ」は、政策課題や取り組むべき計画のことを示しています。計画を進めるための指針なので、見直しや修正をすることもあり得るものです。

それに対し「マニフェスト」は公表することを目的とした宣言であるため、簡単には修正できません。公約した内容を守れない場合は、罰則はなくとも「公約違反」となります。

「アジェンダ」と「目次」の違い

「目次」とは、論文や図書など長い文章において、見出しやページ数をリスト化したものです。

ビジネスシーンで使われる「アジェンダ」は議題やスケジュールを列挙した事前資料のようなものなので、書籍における「目次」と近いものとして認識してよいでしょう。

ただし見出しやページ数のみがリスト化されている「目次」に対し、「アジェンダ」には日時や場所、参加者などより多くの情報が記載されています。「目次」というよりは「予定表」「スケジュール」「進行表」のほうが近い言葉です。

会議で「アジェンダ」を設ける理由

多くのビジネスシーンでは、会議が始まる前に「アジェンダ」が配付されます。では、どうして会議前に「アジェンダ」を設ける必要があるのでしょうか?

「アジェンダ」の重要性

「アジェンダ」は、会議を効率化させるために重要な役割を担っています。

「アジェンダ」がない会議を想像してみてください。それぞれが異なる認識をもって参加して、なかなか意見がまとまらずに時間がかかってしまうのではないでしょうか。

しかし「アジェンダ」を取り入れると、参加者は事前に議題を把握し、会議に向けて適切な準備ができるようになります。それによって、会議の目的や時間配分の共通認識が事前にできるため、当日の進行がスムーズに行えます。無駄な話し合いに時間を使うこともなくなるため、時間を有効活用や生産性向上のためにとても効果的な手段です。

「アジェンダ」を設けるメリット

「アジェンダ」を会議前に配付することで、参加者にとって多くのメリットがあります。「アジェンダ」の質が高ければ高いほど、そのメリットは大きくなるでしょう。

▼アジェンダを取り入れるメリット
・会議の論点が明確化される
・決定するべき内容が周知される
・参加メンバーは事前準備ができる
・無駄な話し合いをすることがない
・時間効率を上げて生産性を高める

会議で「アジェンダ」を作るときのポイント

ビジネスシーンにおける「アジェンダ」の基本的な書き方や注意点など、作成時のポイントを紹介します。クオリティの高い「アジェンダ」に仕上げて、生産性の高い会議へ導きましょう。

「アジェンダ」の基本的な書き方

「アジェンダ」を作るときは、必要な事項を漏れなく記載しておくことが大切です。記載事項に間違いがないよう、作成前にきちんと確認しておきましょう。

下記の項目を基本事項とし、会議内容に合わせて補足してみてください。

▼「アジェンダ」の基本的な記載事項
・会議名
・会議の目的
・会議の日時・場所
・参加者名
・議題と時間配分
・配付資料


「アジェンダ」作成時のポイントは、会議の目的や議題を明確化すること。

会議には、さまざまな目的があります。検討段階の会議や報告のための会議、何かを決定するための会議など……「アジェンダ」には、目的や着地点を明確に記載しておくことが大切です。

「アジェンダ」の書式については、各企業や会議によって決められている場合があります。「アジェンダ」作成経験者に確認した上で、前例に沿って作成するとスムーズです。

特にテンプレート等がなく自由に作成できる場合は、必要事項を過不足なく書き込むことを意識してみてください。次回以降の効率を上げるため、自分で作った「アジェンダ」をテンプレートとして保存しておくとよいでしょう。

「アジェンダ」を作るときの注意点

議題ごとの時間配分を決めるときは、ある程度ゆとりを持たせておきましょう。

スケジュールを詰め込みすぎると、時間に追われて十分な話し合いができなくなってしまう場合があります。また、限られた時間の中で参加しているメンバーもいるでしょう。

参加メンバーの状況や議題の大きさ、内容の複雑さなどを考慮し、時間配分を丁寧に決めていくことが大切です。

「アジェンダ」を作ったら事前通知しよう

「アジェンダ」を作成したら、参加者全員に必ず事前通知しておきましょう。

会議の直前ではなく、なるべく早めの段階で事前通知しておくのがおすすめです。早めに分かることで参加者はスケジュールが組みやすく、余裕をもって会議の準備ができます。

「アジェンダ」をメールで送信するか、印刷して配付するかは、会社や会議の方針に従ってください。

メールで送信する場合は、宛先ミスや内容不備、添付漏れなどに注意しましょう。会議直前になったら、リマインドメールを再度送信しておくと安心です。

英語会議で「アジェンダ」を作るときのポイント

英語で「アジェンダ」を作るときも、基本的には日本語の書き方と同じです。ここでは、英語での「アジェンダ」の書き方を紹介します。

英語での「アジェンダ」の基本的な書き方

英語でアジェンダを作成するときも、必要な内容を網羅しましょう。下記の基本項目をベースに、必要事項を過不足なく書き込んでください。


▼英語で「アジェンダ」を書くときの記載事項
Meeting title(会議名)
Purpose, Objectives(会議の目的)
Date and time(会議の日時)
place(会議の場所)
Attendees(参加者名)
Agenda Items, Topics(議題)
Schedule(時間配分)
Meeting called by~(主催者)


英語で「アジェンダ」を作成するときも、会議の目的や議題を明確に記載しておくことが大切です。あまり難しく考えず、誰が見ても分かるように記載するとよいでしょう。

英語で「アジェンダ」を作るときの注意点

電話会議やテレビ会議などの場合で、参加者の時差があるときは「どこの時間なのか」明記する必要があります。

日本時間を記載する場合は、時刻の後ろに(JST)と記載しましょう。参加者の国が分かる場合は、それぞれの時刻を記載しておくと親切です。

まとめ

「アジェンダ」とは一般的に「会議の議事課程」「議題」などの意味で使われる言葉です。

政治分野では「政策課題」「党が取り組むべき計画」という意味で使われることもあります。

ビジネスシーンにおいては「アジェンダ」は、会議をスムーズに進めるためにとても重要な役割を果たしています。「アジェンダ」の使い方や書き方を適切に把握し、ビジネスの生産性向上に役立ててみてください。

参考サイト

 
 

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