必要なものを買うだけで、地球の役に立つ。みんなが始めてる「応援消費」って何?

2022/10/28

自分の気持ちを買い物に込める、暮らし方や物選びにこだわりを持つ人たちの「応援消費」スタイルをご紹介。応援したい理由や物選びに対するさまざまな視点は、「応援消費」を始めるヒントになるはず!

1 青木さやかさんの応援消費

青木さやかさん
タレント。テレビや舞台などで活躍しながら執筆活動も行う。中1の長女と猫2匹、犬1匹と暮らす。NPO法人「TWFの会(動物愛護団体)」に参加している。

生活クラブの「新生酪農の生乳でつくったバター」

おいしくて安心、安全。買い物の基本は生活クラブと決めています。

生活クラブを応援する理由は、顔が見える国内の生産者さんと協力し、食の安全に真剣に取り組んでいるから。なによりおいしいし、食べると元気がわいてきます。特にこのバターは、切らしたことがないお気に入り。

生活クラブとは、国産へのこだわりや添加物対策、減農薬など安全・安心な食材を届ける生協。「新生酪農の生乳でつくったバター」は、低脂肪牛乳を製造する際にできる新鮮なクリームを原料にした加塩バター。(130g)¥427/生活クラブ

2 danngoさんの応援消費

danngoさん
サンキュ!STYLEライター。2児の母。昆虫とお菓子が大好きで、「生き物を守りたい、おいしくて安全な物を食べ続けたい」という想いからSDGsに関心を持つ。

Kuradashi(クラダシ)の「食品」

フードロスを減らせて、しかもお買い得だからちょくちょくチェックしています。

規格外品や賞味期限が近い物など、一般の市場に出せない商品を「捨てるのではなく安く買ってもらおう」という志を持つメーカーさんを応援したい気持ちもあって、こちらのサイトをよく利用します。掘り出し物が多くて楽しい!

Kuradashiは、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%オフで販売し、売り上げの一部を社会貢献活動団体へと寄付するソーシャルグッドマーケット/Kuradashi

3 神原サリーさんの応援消費

神原サリーさん
家電ライフスタイルプロデューサー、All About「家電」ガイド。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電情報を発信している。

パナソニックの「充電式エボルタ」

毎日使う物だから、捨てずに繰り返し使える物を選びます。

「充電して、繰り返し使うライフスタイル」を提案しているパナソニック。1回きりで使い捨てられる電池は資源がムダになるし、ゴミも増え、環境への負荷が大。充電式エボルタなら、何百回も繰り返し使えてエコロジー。しかも経済的です。

十分な繰り返し回数に加え、より大きな容量を備えた、バランスのよい単3形充電式エボルタ4本と充電器のセット。「単3形 充電式エボルタ 4本付充電器セット K-KJ83MLE40」¥3,300(編集部調べ)/パナソニック

『サンキュ!』読者もSDGsを意識している

メディアや学校教育で日常的に目にする「SDGs」という言葉。『サンキュ!』読者調査によると、SDGsを意識した商品やサービスを「値段が同じくらいなら」「高くても」「値段を気にせず」利用したいと答えた人が約48%に上りました。

SDGsを意識した商品やサービスについてどう思う?

4 石黒裕紀さんの応援消費

石黒裕紀さん
フードコーディネーター。広告をはじめ雑誌や企業のメニュー開発など幅広く活躍中。日々の買い物ですぐ食べる物は賞味期限が近い商品を積極的に購入。

蝉 semiの「トートバッグ&ポーチ」

捨てられるはずの素材をおしゃれにアップサイクル。使いやすさも気に入っています。

使われなくなったデパートの垂れ幕などを活用して作られる一点物のプロダクトは、どれもおしゃれ。のみならず、資源の有効活用やゴミ削減につながるところが素晴らしい。新作が楽しみでまめにサイトを見ています。

蝉 semiは、「デザインの寿命を長くする」を哲学に、掲示期間の終了した屋外広告やフラッグ、バナーをバッグやポーチなどにリデザインするブランド。(右から) 「Basic Tote Small」¥11,000、「Basic Tote Medium」¥17,600、「Pocket Pouch Large」各¥6,050/蝉 semi

5 宇野津暢子さんの応援消費

宇野津暢子さん
フリーライター。2児の母。東京都町田市・玉川学園地域の魅力を発信するフリーペーパー「玉川つばめ通信」を発行。取材を通じ、地元のお店を応援することの大切さを痛感。

本は地元の書店で購入

何でもネットで買える時代ですが、なるべくリアルな個人商店で買い物します。

約40年通い続けている地元の書店に、個人的な愛着がたっぷり。なくなってしまったら悲しいので応援し続けています。急ぐときはネット書店も使いますが、時間が許すときはお店に電話で注文。買いに行くのも1つの楽しみ。

宇野津さんのおなじみは、隣町の横浜市青葉区にある個人書店。「昔ながらの店構えで、お店に入ると懐かしいにおいがするのも大好き。本を買うと店長が喜んでくれるので、こちらもうれしくなります」。

おなじみの会社の応援したいプロジェクト

私たちの身近な会社のなかにも、高い意識を持ってさまざまな社会的活動を実施している会社があります。今、編集部が注目している3つのプロジェクトをご紹介します。

サラヤの「ボルネオ環境保全活動」

サラヤは、使う人への優しさと地球環境に配慮した商品を作る日本の会社。洗剤原料の1つであるパーム油の生産地、マレーシア・ボルネオ島の自然とそこに暮らす野生動物の保護活動に、売り上げの1%を使用しています。

人と地球に優しいヤシの実由来の植物性の台所用合成洗剤。香料や着色料など、一切無添加。高い生分解性で、地球にも優しい。「ヤシノミ 洗剤 500ml」¥440/サラヤ

日本マクドナルドの「闘病中の子を持つ家族への支援」

自宅から遠く離れた病院に入院する子どもとその家族のための滞在施設である「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を応援する取り組みを実施。全国のマクドナルドの店舗に募金箱を設置し、集まった募金を寄付しています。

店頭募金箱だけでなく、マクドナルドのスマートフォン公式アプリのモバイルオーダーからクレジットカード決済することで募金も可能。また、マクドナルド公式アプリ内のハッピーセットの募金つきクーポン1つにつき10円が寄付される。

森永製菓の「カカオ生産国の子どもへの教育支援」

「1チョコ for 1スマイル」は、森永製菓が08年から始めた活動。商品の売り上げの一部を使い、ガーナなどチョコレートの原料となるカカオ生産国の子どもたちが、安心して教育を受けられるように支援しています。

年間を通して行う寄付に加えて、「特別月間」では、ダースシリーズや、小枝シリーズなど、森永チョコレートの対象商品1個につき1円を寄付する特別キャンペーンを実施。

問い合わせ先/Kuradashi https://kuradashi.jp/ サラヤ https://www.saraya.com/ 生活クラブ https://seikatsuclub.coop/ 蝉 semi https://shop.semi.tv/ 日本マクドナルド https://www.mcdonalds.co.jp/ パナソニックTEL0120・878・698 森永製菓TEL0120・560・162※商品の価格はすべて税込みです。

参照:『サンキュ!』2022年11月号「"応援消費"を始めてみました」より。掲載している情報は2022年9月現在のものです。撮影/柳原久子 イラスト/德丸ゆう 構成・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部

 
 

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