39SDGs WeeklyNews

手間や負担なし!だれでも参加できる新しい「ベルマーク運動」今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

2025/06/02

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。

サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の村上真由美がお届けします。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。頑張り過ぎないシンプル収納、お掃除しやすいお部屋づくりを発信!自分時間...

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Topic1.集めない!数えない!令和の新しいベルマーク運動

ベルマーク運動(パソコンリサイクル)
出典:PR TIMES

リネットジャパンリサイクル株式会社は、従来のベルマーク運動とは異なった、ベルマークを集めない、数えない、「令和の新しいベルマーク運動」を進めています。

不用なパソコン1台をリサイクルすると、50点分のベルマークに。2024年ベルマーク協賛会社に新規加盟後、開始わずか1年で「令和の新しいベルマーク運動」参加校は全国363校に拡大しました。

最大の特徴はとにかく手続きがラクであること!利用者は、インターネットで回収申込をして、不用なパソコンを段ボールに詰めるだけ。パソコンが壊れて動かなくても、昔の古いパソコンでもOKです。希望日時に佐川急便が無料で回収に来てくれるので、集荷所に持って行く必要もありません。

さらに、ベルマークの点数集計も不要!リネットジャパンが点数を集計し、申込団体毎に集計結果を知らせてくれます。面倒で手間のかかる作業とは無縁の、ベルマーク運動に関わるすべての人に優しいサービスです。

回収されたパソコンは、国の認定工場で1台ずつ手作業で解体しリサイクルされます。この手作業の工程で約30人の知的障がいのあるかたが活躍中。パソコンの回収量が増えれば、多くのベルマークが集まるだけでなく、障がい者の雇用も拡大!ウインウインの関係を築くことができる活動です。

Topic2.廃棄CD・DVDから生まれ変わったCDプラ商品が販売開始

廃棄CD・DVDから生まれたCDプラ商品
出典:PR TIMES

リユースショップ「BOOKOFF」を運営するブックオフコーポレーション株式会社は、BOOKOFF店舗で廃棄予定になったCD・DVDをリサイクルした資材「CDプラ」商品の販売を開始しました。

ブックオフグループでは、年間2,400万枚のCD・DVDを買取していますが、値段がつかなくても回収したモノや、買取後に一定期間販売しきれず処分されたりするモノは年間1,700トン…。これらを自社で回収・分別し、再生プラスチック資材として製造したものがCDプラです。

これまでもCDプラを使用したデザイン商品を自社で製作し一部店舗で販売していましたが、より多くのお客様に届けられるよう「エシカルな暮らし」店舗およびオンラインストアでの取り扱いを開始。バスケットや名刺ケースなど、原料の大部分に再生ポリプロピレンや再生ポリカーボネートが使われています。

お客様が手放したCD・DVDを日常で使用するアイテムとして循環させ、必要とするかたに手に取っていただく。店舗でのコミュニケーションを通して、お客さまにCDプラの背景を伝えていく。「CDプラ」商品が、リユース・リサイクルや循環型社会について考えるきっかけに!今後は、お客さまの声を参考にしながら取扱商品や販売チャネルを拡大していく予定です。

Topic3.傘シェアのアイカサが日本テレビ「Good For the Planet(グップラ)」とコラボ!

アイカサ×日テレ
出典:PR TIMES

傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupは、「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」を実施しています。

大手民間企業とアイカサが一丸となって「傘のシェアリングサービス」の認知拡大と利用を促すことで、年間約8,000万本の使い捨て傘の廃棄ゼロを目指す取り組みです。

今回、日本テレビがプロジェクトに参画しました。これに伴い、日本テレビが5月31日から行う「Good For the Planet ウィーク(以下、「グップラ」)」とのコラボ傘を制作!5月23日より、山手線全30駅とみなとみらい駅・馬車道駅・桜木町駅で提供を開始しました。

「グップラ」は、地球のため、未来のために持続可能な取り組み=「グップラ」なことを提案し、視聴者とともに「地球のため、未来のため、より良い暮らしのために今できること」を考えていくキャンペーン。

突然の雨に新しい傘を買うのではなく、「グップラ」のかわいらしい絵柄がプリントされたアイカサを使ってみませんか?雨の日もよりハッピーに!CO2の排出削減にも。SDGs活動は「身近な一歩から」始めましょう。

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

ベルマーク運動について調べてみた

筆者が子ども時代からある「ベルマーク運動」。小1&小5の子どもたちが通う小学校では、今でもベルマークを集めています。あらためて「ベルマーク運動」について調べてみました。

・1960年に始まり、65年続いている活動
・「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」という願いから始まった
・ベルマーク1点が1円に換算され、ベルマーク預金となる
・貯めたベルマーク預金で備品を買うと、購入金額の10%が助け合い資金として自動的にベルマーク財団に寄付される
(購入者が負担するのではなく、協力会社からもどされたお金が自動的に寄付され援助活動資金になる仕組み)
・ベルマークを切り過ぎてしまっても、半分以上残っていれば有効!点数部分を切り落としてしまっても、テープでつなげば問題なし
・ウェブベルマークはメールアドレスの登録だけで参加可能!ウェブベルマークショッピングのサイトを経由して、買い物をするだけ

最近は少子化の影響や手間がかかることなどから、″活動がなくなった″という声も聞くようになりました。

ウェブベルマークであれば、負担や手間なく活動に参加できます。お子さんが大きくなり、″ベルマーク運動とは縁がなくなった″というかたにもおすすめです。詳細は「ベルマーク教育助成財団」のホームページでご確認ください。

◆執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班  村上真由美
子どもは小1&小5、一般事務職のフルタイムワーママ。片づけ好きが高じて、整理収納アドバイザー&クリンネスト取得。サンキュ!STYLEにて片づけ・整理収納に関する記事を執筆中。

 
 

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