親の介護が始まる前に知っておきたい支援サービス

2017/12/29

親の入院や介護は、突然やってきます。「昨日まで元気だったのに……」と途方に暮れる人も多いはず。でも、国や自治体の支援制度を上手に利用することで、負担は軽減できます。万一に備え、「入院」から→「介護」までの内容を確認しておきましょう。

1 入院中の心配事や悩みは医療ソーシャルワーカーが対応

ある程度の規模の病院には医療相談室があり、入院中の悩みは医療ソーシャルワーカーという相談員が対応してくれます。医師との通訳的な役割を担ったり、病院内で解決できない事案は外部の施設と連携を取ったりしながら、患者とその家族をサポート。不安を感じたら、まずは医療ソーシャルワーカーに聞けば◎

2 退院後、介護保険の認定が下りたらケアマネジャーに相談できる

65歳以上なら、介護保険の申請をして認定されれば、結果に応じてさまざまな介護サービスを受けられます。認定結果が「要介護」なら、ケアマネジャーにケアプラン(サービス計画書)の相談をすることになります。ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所の一覧が認定結果に同封されるため、連絡を取り、ケアマネジャーと面談をして親との相性などを見極める必要があります。親や家族のことを気軽に話せる人を選んで!

3 介護保険で利用できるサービスはホームヘルパーなどいろいろある!

いろんな介護サービスがありますが、要介護度によっては申し込めない場合もあり、まずはホームヘルパーによる訪問介護を利用する人が多くなります。家事援助的なサービスもありますが、ペットの世話など対象外のものも。どんなケアを受けるかはケアマネジャーがプランを立ててくれるので、よく相談しましょう


このほかにも、デイサービスセンターに通ったり、福祉施設などに短期間宿泊するなどさまざまな介護サービスがあります。こうした支援制度や専門家の存在は、親が元気でいてくれるうちに、あらかじめ知っておきたいものですね。


※この情報は17年11月10日現在のものです。

参照:『サンキュ!』18年1月号「親の介護が始まる前に、知っておけば気持ちがラクになる3つのこと」より一部抜粋 イラスト/macco 監修/太田差惠子(介護・暮らしジャーナリスト) 取材/平井裕子 文/すー(サンキュ!編集部員)

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記事を書いたのは・・・

すー(サンキュ!編集部員)

1号あたり100品以上の料理レシピを、テキストで確認する「エアー調理」の達人。「リビングの写真」や「プロフィール写真」を見れば、その人の貯蓄額がわかるという特技を持つ


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