50代。体形も体調も、若いころより今の方が調子がいい。その秘密は「家」にありました

2024/01/18

不要な物を捨てたら、いろいろなストレスが解消!50代の今、いちばん調子がいいです。不要な物をため込まないで片づける習慣を教えてもらいました。スッキリした家で無理せず体を動かすので、不調知らずにも♪

<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー 大木聖美さん(神奈川県 50代)
夫、長男、次男の4人家族。住まいは築18年、3LDKの一戸建て。15年から整理収納アドバイザーとして、片づけセミナーなどで活動。インスタグラムID:wagamichilife

「片づけは使っていない物を手放すことから」という言葉で、物捨てに目覚めました!

整理整頓は好きだけど、物を捨てるのは苦手だった大木さん。子どもが生まれるごとに物量が増え、出し入れや片づけにイライラしている状況でした。

「そんなとき、『使っていない物を手放そう』という片づけのプロの言葉に衝撃を受け、実践してみたら、『あれ、こんなにラクだっけ?』と驚くことばかり。家族も自然と片づけてくれるようになりました」。

その後15年以上、快適な物量を保つ習慣を続けることで、ストレスがたまらないから、心身ともに健やかな50代を迎えています。

●物を捨てたらこう変わった!
□ どこに何があるか一目でわかり、片づけ&家事がラク
□ 家族に「あれどこ?」と聞かれたり、「早く片づけて」と怒ることがない
□ ストレスがたまらないから、精神面も安定!自分の体を気遣えるように


●その都度使い切れる量しか買わない。食品ロスはゼロ!

野菜類は生協で注文し、肉・魚類はその都度食べる分だけ。「よく食べる家族なので、毎回ほぼ使い切り。必要以上持たないから、冷蔵庫もこのサイズで十分です」。

不要な物をため込まない習慣で、いつでもストレスフリーに

増えてしまう物をリセット!

物捨てを機に、15年から片づけのプロとして活動。「『手放す勇気向上計画』という独自のメソッドを作り、年1回家中の不要品を手放すルーティンを続けています」。


●大木さん流「手放す勇気向上計画」
1.家の中から見直したい場所を6カ所ピックアップ
2.1日1カ所ずつ、不要な物を5つ出す。1週間続ける
3.2週目、3週目も同じ場所を見直し、5つずつ不要な物を出す

→家の中も気持ちもスッキリ!快適な物量を保てる。

年1回、6カ所だけ集中して不要品を捨てる。


●買う前に「収納する所がある?」と自問自答する

「欲しい物があったら、一度立ち止まって、『本当に必要?収納場所は?』と問いかける癖をつけています」。1つ増えたら、1つ処分して物量を調整。


●「基準パンツ」を決めておけば、余計な買い直しは不要
「年2回、衣替えのときにジャストサイズのパンツをはいて体形をチェック。キツイと感じたら運
動などで調整し、ずっとはき続けられるように意識を」。

50代でも体形キープの秘訣。
50代でも体形キープの秘訣。

●ゴミになる物は、室内に持ち込まない仕組みを作る
玄関にひもやはさみを常備し、買った物の中身を出したらすぐ空き箱をまとめられるように。「リビングに段ボールなどが散らからないので、イライラしません」。

段ボールは玄関で処分。
段ボールは玄関で処分。

●服の選別に迷ったときは、着てみると捨てやすくなる

「手持ちの服を見直して手放すのに迷った物は、着用して鏡の前に立ってみて。『やっぱり今の自分にはもう合わない!』と秒速で判断ができます」。

スッキリした家で、無理せず体を動かせるから、不調知らず。

物が少ないと、体も健やかに!

●物が少ないから、いつでもどこでも体を動かせる
定期的に物を手放すことで、室内はいつでもスッキリ!「家事のついでや隙間時間で体を動かすことを意識しているので、50代になっても快調です」。


●リビングの床も常に広々!ラジオ体操をするゆとりが

「息子たちが小さい頃からの習慣で、毎日ラジオ体操をしています。いちいちリビングを片づけなくてもすぐできるのもラク」。その成果か、今でも肩凝りの悩みとは無縁!


●どうせ家事をするなら、体を意識して代謝UP!

「家事は体を動かすチャンスと考えれば、楽しくできます」。拭き掃除のときは肩甲骨を寄せ、洗濯物を干すときは爪先立ちに。"ついで"動作でジム通いも不要。


●家事の合間にストレッチをするスペースも余裕!

調理中など、隙さえあればストレッチを。「カウンターに余計な物を置いていないので、腕を回したりしても問題なし!50代になっても姿勢がいいと褒められます」。

シンプルな食生活も健康維持のポイントです

焼くだけ・蒸すだけでおいしい食材をメインに。

「凝った料理を作るのは苦手。焼くだけでもおいしく味わえる食材を活用して、ストレスを回避。結果的に健康面にもメリットがあると思います」。


●ラクに毎日続けられる物だけ取り入れる。

「一息つきたいときに黒酢玄米はちみつドリンクを飲んでいます。おいしく、無理なく続いて、健康維持ができるので一石二鳥ですね」。



参照:『サンキュ!』2023年1月号「捨てる・貯まる・アガる」より。掲載している情報は2022年11月現在のものです。撮影/大森忠明 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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