「オルチャンメイクって、一体どんなメイク?」
「オルチャンという言葉にはどんな意味があるの?」
このように、韓流美容に興味がある方は用語についての疑問があるのではないでしょうか。
本記事では「オルチャン」の意味とハングル表記といった知識に加え、「オルチャン」の成り立ちと「オルチャン」の活用事例3つを紹介しています。
この記事を読むことで「オルチャン」が持つ意味合いや使い方、「オルチャン」という用語の成り立ちを知ることができます。
その知識を元にオルチャンメイクやオルチャンファッション、オルチャンヘアスタイルの特徴を把握できるため、初めての方でもスムーズに「オルチャン」を取り入れられるでしょう。
オルチャンメイクなどに挑戦したいと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてください。
韓国語の「オルチャン」とは?
韓国ブームの再来とともに、「オルチャンメイク」や「オルチャンファッション」という言葉を耳にする機会がありますが、韓国語の「オルチャン」には一体どんな意味があるのでしょうか。
ここでは、韓国語の「オルチャン」について詳しく紹介していきます。
韓国語の「オルチャン」の意味とハングル表記
韓国語の「オルチャン」は、韓国語で顔を意味する「얼굴(オルグル)」と最高を意味する「짱(チャン)」を合わせた造語で、「美少女」「美男子」という意味です。
「オルチャン」は、ハングルで表記すると「얼짱(オルチャン)」となります。
「オルチャン」の成り立ち
韓国で「オルチャン」という言葉が流行したのは2000年前半頃のことで、韓国のネット上で可愛い一般人をオルチャンと紹介したのが始まりです。
それを機に、韓国のインターネットコミュニティサイトではオルチャンブームが到来し、2003年には韓国のポータルサイトNAVERが選ぶインターネット流行語の1位に選ばれました。
韓国語「オルチャン」の活用事例
韓国語の造語である「オルチャン」ですが、日本では、「韓国っぽい」「韓国風の」といった意味合いで使われています。例えば、韓国っぽいメイクはオルチャンメイクであり、韓国風のファッションはオルチャンファッションです。
ここでは、「オルチャンメイク」「オルチャンファッション」「オルチャンヘア」の3つについて紹介します。
オルチャンメイク
「얼짱 메이크(オルチャンメイク)」は、韓国語でもオルチャンメイクと発音します。日本では「美少女風」というよりも「韓国っぽい」というニュアンスが強いです。オルチャンメイクの主な特徴は次の4つです。
1.ツヤのある美白肌
2.ナチュラルな一本眉
3.パール感のある涙袋と長めのアイライン
4.血色が良く立体感のあるリップ
なかでもツヤのある美白肌はオルチャンメイクの基本であり、韓国語でみずみずしいツヤ肌は「물광피부(ムルグァンピブ/水光肌)」と呼ばれています。
オルチャンファッション
「얼짱 패션(オルチャンファッション)」は、韓国語でオルチャンペッションと発音します。ガーリーやカジュアルなど系統にもよりますが、オルチャンファッションをおさえるポイントは次の3つです。
1.トップスはダボっと着られるオーバーサイズ
2.細身のパンツなどタイトなボトムス
3.ポップなカラーのコーディネーション
韓国はファッション通販サイトが豊富かつ価格がリーズナブルなこともオルチャンファッションが浸透した理由の一つといえるでしょう。
オルチャンヘア(オルチャンモリ)
最近では、韓国っぽいおしゃれの楽しみ方としてオルチャンヘアの人気が高まっています。オルチャンヘアは華やかで韓国風の雰囲気があるヘアスタイルをいい、韓国語での発音はオルチャンモリです。
オルチャンヘアは顔周りに大きなウェーブを作るシルエットが特徴で、エレガントな印象に仕上がります。
韓国語で「女神の髪」という意味の여신머리(ヨシンモリ)は、大きめのカールがかかったふんわりとしたロングヘアで、韓国女子の間で圧倒的な人気があるアレンジです。
より韓国風のヘアスタイルに近づくには、韓国で人気のヘアカラーにするのがおすすめです。
「オルチャン」は韓国ではもう使わない?
韓国で「オルチャン」がブームとなったのは20年近く前の時代で、当時ならではの初期インターネット環境の世界で使われた造語です。
その後、TwitterやFacebookといった新しいSNSの出現とともに「オルチャン」という造語は使われなくなりました。
韓国の10代・20代前半の若者は「オルチャン」が流行った時代を知らず、20代後半以降の人たちにとっては懐かしい言葉となっているのが実情です。
「オルチャン」の意味を知っておこう
韓国語の「オルチャン」は「美少女」「美男子」を意味する造語ですが、日本では「韓国風の」という意味合いで用いられています。
今後日本における「オルチャン」は、どんな「韓国っぽいもの」と組み合わさっていくのか注目です。