3歳息子のイヤイヤ期「うわあああああああ」と大号泣。息子が教えてくれたギャン泣きの理由にママ困惑

2023/05/20

にいどゆうさん(@ineedyou31219)が「ギャン泣きの理由が分かれば」と題した育児漫画をツイートしました。イヤイヤ期真っただ中の息子さんが教えてくれたギャン泣きの理由。それはなんと「泣きすぎてとまらない」から。お話をうかがいました。

教えてくれてありがとう

にいどゆうさんの息子・あーくんがイヤイヤ期のピークを迎えていたという3歳の頃の出来事です。

買い物帰りにエレベーターを待っていると、焼きそば用のキャベツを買い忘れたことに気がついたにいどゆうさん。ポツリと呟いたその言葉をあーくんは聞いていました。

みるみるうちに表情が歪み、「うわあああああああ」と大号泣。

にいどゆうさんは、あーくんの激しい泣きっぷりに「え!なに!?」と困惑します。キャベツの買い忘れが原因で大好きな焼きそばが食べられないと思ったのでしょうか。

それとも別のところに原因があるのか?と「どこか痛い!?」と尋ねますが、それもちがったようです。

「キャベツがないから?」と聞けば、答えはイエス。あーくんはうなずきます。
しかし、にいどゆうさんによると、あーくんは焼きそばは好きなのですがキャベツは食べないのだとか。
キャベツがないことをそんなに悲しんでいたとは、にいどゆうさんも「ええ~…」と驚きを隠せません。

とにもかくにもあーくんをなだめようと試みます。
「今日の夕ご飯はあーくんが楽しみにしてたハンバーグだよ?キャベツは明日買えば大丈夫だから!」と暴れるあーくんを精一杯抱きしめますが、

「わかってる~!」と返事をしつつも泣き止む様子はありません。

いわゆるイヤイヤ期といえば、ピークとしてよく耳にするのは2歳ごろ。ですが、にいどゆうさんにとっては3~4歳ごろがとくにキツかったとのこと。
小さいときに使えていた対処法に効果がなくなる上、にいどゆうさんには「近所迷惑」や今後おとずれる「集団生活」ができるのか、「もう3歳なのに」といったプレッシャーものしかかっていました。

止まらないギャン泣きに(こっちが泣きたいわ!)とにいどゆうさんは困り果てます。その一方で、ふとした瞬間、あーくんが何かを言いたそうにしていることにも気づきました。

「なきすぎて、とまんないよお~」

それを聞いて、にいどゆうさんは驚きました。イヤイヤだと思っていたギャン泣きは最初だけ。その後は過呼吸のように自分の意思では止められなくなってしまっていただけだったのです。

そこで、にいどゆうさんはあーくんの気持ちを受け止めつつ「大丈夫、すぐ止まるから」となだめ方を変えてみました。

次第に涙が止まり、落ち着いたあーくん。

「焼きそばが食べられないと思ったんだね。今日はハンバーグだからもう大丈夫?」という質問にも「うん」「うん」と小さくうなずきます。

(もしかしたら今までのイヤイヤも同じだったのかもしれない)
ワガママで泣いていると思っていたけれど、今回のように泣いている自分をコントロールできなくなっていただけだったのかもしれない、とにいどゆうさんはイライラしていた自分を反省しました。

理由がわかるだけで焦りや苛立ちは減っていくもの。
あーくんと手をつなぎ「なんで泣いてるか、教えてくれてありがとう」と言ったにいどゆうさんもまた、プレッシャーから開放されていったことでしょう。

それ以降もギャン泣きで困ることは多々あったものの、少しは冷静に話を聞けるようになったといいます。
「また泣きすぎて喋れなくなった?ゆっくりでいいから教えてね」という声かけの表情も穏やかです。

しかし、ときには「ちがう!」と言われてしまうことも。

ひとつ答えを見つけても、なかなか思いどおりにならないのが育児ですよね。
にいどゆうさんに、こちらのできごとについてお話をうかがいました。

3~4歳ごろのイヤイヤが一番キツかった

「3~4歳ごろのイヤイヤ期が一番キツかった」とのことですが、2歳ごろまでのイヤイヤと比べてどのような違いがありましたか。

「2歳ごろのイヤイヤといえば理不尽さはすごいものの、時間が経ったらケロッと忘れていることが多かったです。
3歳以降になると何をしても気持ちが切り替わらず、泣いている時間が長かったのでこちらもイライラしてしまいました。

体重が15kg前後あったので、外出中にイヤイヤが始まったときに抱きかかえて動けないというのも精神的にキツかったです」

外で泣かれてしまうと、自然と落ち着くまでそっとしておくことがむずかしかったり、人の目もあったりと精神的な部分でのキツさがさらに加わりますよね。

あーくんも自分のことを知るきっかけに

泣いている理由をママに伝えられたことで、その後の息子さんの泣き方にはどのような変化がありましたか。

「相変わらず大泣きすることも多々ありましたが、泣きすぎるとパニックになるというのは理解してくれたようです。
泣いたときに言葉に詰まりながらも『泣き止みたい』と伝えてくれたときはうれしかったです」
 
泣きながらも自分の状況を理解しようと、あーくんもがんばっていたんですね。

にいどゆうさんの丁寧な育児とは

漫画のなかに書かれていた「ていねいないくじ~」という言葉。にいどゆうさんにとっての「丁寧な育児」とはどのようなものなのでしょうか。

「イライラを表面に出さない余裕のある対応がそれに近いかなと思っています。
丁寧な育児はほとんどできていないのですが、時間さえあれば子どもの寄り道にとことんつき合うようにしています」

「子どもの気持ちに寄り添いたい」と思うパパやママは多いはず。子どもと正面から向き合おうとするからこそイライラしてしまうこともありますが、子どももまたがんばっていることを忘れずにいたいですね。

取材協力:にいどゆうさん(@ineedyou31219)

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