いわれてみるとちょっと似ている!難読漢字クイズ「海象」はなんて読む?
2024/04/09
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「海」と「象」で「海象」。なんと読むのか悩みますね。もちろん「うみぞう」ではありません。
海の象…とあるからには海にいる生き物らしいということは想像がつきますよね。
本物のゾウは森や草原に住んでいますから、海の中にはいませんね。「海にいるゾウみたいな生き物」を考えてみるといいでしょう。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「せいうち」でした!
セイウチは、食肉目セイウチ科の哺乳類。大きな体にモサモサとしたヒゲ、長い牙が特徴です。水族館でもときどき見かけますね。
太く長い牙やずんぐりとした大きな体は、なんとなくゾウっぽく感じられますよね。牙は犬歯が伸びたもので、海岸に上がるときに杖のようにして体を支えるのに役立っています。ときには武器になることも。
皮膚が分厚くて脂肪がたっぷりとついているのも特徴。おかげで北極圏の海でくらしていても寒さに耐えることができますし、ほかの肉食動物に攻撃されることも少なくてすみます。
一夫多妻制の動物で、1匹のオスとたくさんのメスでハーレムと呼ばれる群れをつくります。うらやましい気もしますが、大変そうですね。
音読みで「カイゾウ」と読むこともでき、その場合はセイウチの別称となります。ただし「カイショウ」と読むと、「海でおこる自然現象」の意味に。読み方で大きく意味が違ってしまうのは、ちょっとややこしいですよね。
というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆この記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。