ラップトップを使用してカメラを見てショックを受けたインドの女性

「今の仕事にもう限界!」あなたの仕事はこれからもずっと続けられる?『女性が一生続けられる職業』とは?

2023/08/19

働く女性が増えた今、よい環境の職場で、長く仕事がしたいと多くの女性たちは考えています。でも、結婚、出産、転勤や介護など、ライフスタイルの変化がはげしい女性たち。一生続けられる仕事とはどんなものなのでしょうか。20代から50代の人たちにアンケートを実施しました。さっそくみてみましょう。

今の仕事を一生続けたい?

若いアジアの女性は、質問を持っています。
metamorworks/gettyimages

20代から50代の人に聞いた、「あなたは、今している仕事を一生続けたいですか?」という質問に対して、こんな結果がでてきました。

「とてもそう思う」    14.8%
「まあそう思う」     21.5%
「どちらともいえない」  15.3%
「あまり思わない」    13.9%
「まったく思わない」    7.7%
「今は仕事をしていない」 26.8%

という結果に。今している仕事を一生続けたい思っている人が35%以上いることがわかります。ただ、気になる点は、「あまり思わない」「まったく思わない」という結果が20%以上ということ。5人に1人は、将来像が見えにくいなか、仕事を続けているのです。

わたしの仕事は一生ものですよ!

笑顔でデスクワークをしているビジネスウーマン
maruco/gettyimages

次に、「一生続けられると思う職業はなんですか?」という質問をしたところ、自分のことや、身近な人たちの仕事について、リアルなご意見が多く寄せられました。

「看護師です。女性はライフステージの変化も多いですが、看護師という仕事はどんなステージにも対応でき、一生続けられる仕事だと感じています。(40代後半)」

「保険の営業です。多少のノルマはありますが、働きかたが自由なので仕事と家庭のバランスがとりやすいのがいいですよ。子どもを育てながら続けていけます。(30代後半)」

「福利厚生のしっかりとした企業での仕事です。子育てをしながらでも安心して仕事を続けることができています。(30代後半)」

「歯科衛生士をしています。体力的にきついときもありますが、保健指導もしたりとやりがいのある仕事で、長く続けられる仕事だと思います。(30代後半)」

「知り合いが看護師です。病院を退職されたあと、今は介護老人保健施設で看護師として仕事を続けておられますよ。(50代後半)」

「事務職です。年齢が上がるほど、高いスキルを求められますが、立ち仕事もなく、体力的にも長く続けられる仕事だと思っています。(30代後半)」

回答から見えてきたのは、看護師、歯科衛生士など、求人も多く自分のライフスタイルに合わせやすい職業や、福利厚生の手厚い企業での仕事、また体力的にきつすぎない職業を、「一生続けられる仕事」にあげる人が多いようです。

大人気!フリーランスで働くお仕事

サロンでネイルを塗る美容師のクローズアップ
Antonio_Diaz/gettyimages

「一生続けられる職業」の回答のなかで、とくに多かったのが、自分のスキルで、自分にあったペースで働くことができるフリーランスでの仕事でした。

「私の母が自宅でピアノ教室をしています。60歳を越えた今も現役です。楽しく自分のペースで仕事を続けていますよ。(30代後半)」

「税理士をしています。独立することができれば、女性のライフスタイルに合わせて臨機応変に対応できます。(40代後半)」

「体力的にきついかもしれませんが農業だと思います。祖母は、年齢に応じて規模を小さくしながらも、近くの直売所に野菜を納品することを楽しみにしていました。(40代後半)」

「友人が出産を機に、得意のハンドメイドの仕事を本格的に始めました。自宅でできる仕事で、やりがいも感じているようです。(30代前半)」

「ママ友がネイリストです。自宅サロンを開業し、自分のペースで働いていて素敵です。(40代後半)」

多くの女性が考える「一生続けられる職業」は、「在宅ワーク」でした。「ハンドメイド」「習い事の先生」「パソコンワーク」など、自分で時間をコントロールできる仕事に魅力を感じている人が多いようです。ただ、実際に在宅で仕事をしている人は少数派。不安定な雇用形態や収入の問題もあり、実際に仕事にするにはむずかしい面もあるようです。

この仕事は一生続けるのはむずかしい…

女性の背中の痛みでお悩みの方に
maruco/gettyimages

次に、「一生続けられないと思う仕事はなんですか?」という質問に対して、こちらも多くのご意見が寄せられました。実際にご自分の仕事であったり、身近な人たちの仕事であったり。みなさんのご意見をご紹介しましょう。

「知り合いが教師で、管理職をしています。激務です。(29歳以下)」

「販売員をしていましたが、長い時間の立ち仕事はつらく、一生は無理だと思います。(30代後半)」

「デパートで接客業をしていました。土日の休みが取れず、独身でもきつかったのに、家庭を持ち始めたら無理だと思いました。(30代後半)」

「知り合いが介護職です。腰をいためたり、体を壊す人が職場内でも多いそうです。(40代前半)」

「看護師です。小さな子どもがいるので夜勤がむずかしいです。これから続けていくのも体力的にきついと思います。(30代前半)」

「知り合いの保育士さんたち。多忙、薄給で、結婚をされたらみんな辞めました。(30代前半)」

やりがいや、ライフスタイルの変化に合わせやすい仕事としてあがっていた看護師の仕事には、体力・精神的な理由で「続けられない」と答えた人も多い結果に。また、以前は安定した職業として人気だったはずの学校や幼稚園の先生、保育士さんたちも、現場の大変さから「一生続けられない」という声が多く聞かれました。

まとめ

「女性が一生続けられる仕事とは?」というアンケートから見えてきたもの。結婚、出産、転勤、介護など、ライフステージの変化が大きい女性たちには、産休などの福利厚生がしっかりした企業での仕事、転職が有利な職種、また、自分で時間をコントロールできる在宅での仕事に人気が集中していました。ただ、「安定しているからと国家公務員や、大企業につとめても、家庭をもった女性に転勤や単身赴任は無理ですよね。」という声も聞かれ、女性の仕事についての問題は、企業側や社会全体の問題でもあるようです。

そんななかでも、やりがいや、社会的な役割、楽しさを感じて生き生きと働いている女性たち。これからも、自分が一生続けられる仕事を探していきたいですね!

※サンキュ!モニター調査より(2023年7月実施、回答者268人)

 
 

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