お茶の時間に見かけることも!難読漢字「棗」はなんて読む?

お茶の時間に見かけることも!難読漢字「棗」はなんて読む?

2024/08/14

日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの主婦でライター。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です...

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知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ

お茶の時間に見かけることも!難読漢字「棗」はなんて読む?

サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

今回の漢字は「棗」という字です。

「束」という字に形に近いものが、上下に2つくっついたような不思議な形の漢字ですね。

「林」のように同じ形が左右にくっついた漢字はときどきありますが、上下に同じものが並ぶのはあまり見かけないタイプ。予想がしにくいかもしれませんね。

とはいえ、読みを聞けばだれもが「なんとなく知っている」と思うもののはずです。

さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。














正解は……

お茶の時間に見かけることも!難読漢字「棗」はなんて読む?

正解は「なつめ」でした!

なつめは中国を原産とするクロウメモドキ科の落葉小高木の名前です。

一般的には、木そのものより実のことをさしていうことが多いですね。実は少し暗い赤色で、食べることもできます。

砂糖漬けにしたりお茶に入れたり、料理に使ったりします。私自身、韓国料理店でサムゲタンを頼んだときに入っていて食べた記憶があります。ややリンゴに似ていて甘酸っぱいですよね。

薬膳にも使われ、体にいいというイメージもあります。

茶道をしたことのある人にとっては、茶器の名前としてなじみが深いことでしょう。茶入の名前で漆塗りのものが多く、形がなつめの実に似ているためこう呼ばれます。

中に抹茶を入れて持ち運び、お茶をたてるときに使うわけです。草花の絵が描かれた美しいものが多く、鑑賞するだけでも価値があると感じます。

「棗」という特殊な字の由来は、「とげのある木」を2つ重ねたというものです。少し意外ですね。なつめの木の枝にはたくさんのとげがあるため、手入れする場合は注意が必要ですよ。

というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。

◆この記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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