エプソン チームラボボーダレスで五感を使って楽しむ!親子ワークショップ体験レポ
2024/08/14
TOP画像:チームラボ《人間はカメラのように世界を見ていない》
麻布台ヒルズにある森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレスで開催された親子イベントに参加してきました。
サンキュ!STYLE 取材班の村上真由美が多くの人を惹きつけるチームラボの魅力と、小学4年生の娘と体験したワークショップ「親子で海の生き物を描いて、世界にひとつだけのTシャツを作ろう!」の様子をご紹介します。
「地図のないミュージアム」
今回訪れたのは、お台場から2024年2月9日に麻布台ヒルズに移転開館した森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下チームラボボーダレス)。
チームラボと森ビルが共同で手がけたミュージアムです。チームラボは別名”アート集団・チームラボ”と呼ばれ、多くの作品が国内外で評価されているデジタルテクノロジーを駆使するアート集団です。
チームラボボーダレスのコンセプトは「地図のないミュージアム」。来館者を迎えるエントランスには「Wander, Explore and Discover さまよい 探索し 発見する」の文字が。そして扉の先にある暗闇の階段に期待がふくらみます。
館内マップや道順を示す矢印はありません。存在するのは必要最低限のお手洗いマークと出口のサインだけ。
五感をフルに使ってアートを楽しめる場所
作品は全身で楽しめるものばかり…!それもそのはず。チームラボボーダレスには、五感を刺激するしかけがあふれています。五感とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の5つの感覚のこと。
花で表現された動物たち、触れると聞こえる鳴き声。人が触れてしまうと消えていくちょうちょ。花いっぱいの空間に、ほのかに広がる香り…。
例えばこのような作品がありました。
《Bubble Universe: 光の球体結晶、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 - ワンストローク》。手を近づけると球体の色が変化します。
※撮影時には手をかざしており、直接触れていません。この作品に触れることはできません。
チームラボ《Cosmic Consciousness》Light Sculpture(光の彫刻)では、いくつものライトが音楽に合わせて動き、巨大な立体物を作りあげていきます。作品は2〜3分ごとに変わり、音楽のテンポやライトの色により光の彫刻が変化していく様子を楽しめます。
上から流れて落ちてくる漢字、ふれると文字を意味するアートが出現する作品も!
アート空間で迷うことすら楽しみの一つ!?
”ボーダレス”の言葉どおり完成した1つの作品はなく、境界のない連続したアートを全身で楽しめる空間になっています。1つの空間のなかでも時間によって見える景色がガラッと変わり、別世界を体感することができます。
実際に私たち親子が道に迷ったときに不思議な感覚を覚えたのです。娘が「もう一度あそこに行きたい。」と言いある場所を目指していたのですが、表示がなくなかなか見つけることができない。反対方向に行ったはずなのに、ぐるぐると回り最後は同じ場所にたどり着いてしまいました…。
目的地にたどり着けないもどかしさがありつつも、迷うことすら楽しめる場所。
何度も通っている場所が次々とちがう景色に変わっていき、「あれ、こんなところに作品空間があったの?」と初めての作品に出会うことができました。ぐるぐると迷った結果、新たな発見があり何だか得した気分!娘と2人「迷ってラッキーだったね」と嬉しくなりました。
イベント「親子で海の生き物を描いて、世界に一つだけのTシャツをつくろう!」に参加
今回、夏休みに子ども向けに開催されている「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2024」のワークショップの一つとして実施されていた「親子で海の生き物を描いて、世界に一つだけのTシャツをつくろう!」というイベントに娘と参加しました。
※現在、チームラボボーダレスでの募集は終了しています。
《スケッチオーシャン》ではその場で描いた生き物が作品に
ミュージアムを訪れた人々がつくる水族館《スケッチオーシャン》では、来館者がその場で描く海の生き物が、アートになります。
体験方法は簡単!
1.マグロ、クラゲ、タツノオトシゴ、カメ、クマノミなど数種類の中から、好きな生き物を選ぶ。
2.生き物の輪郭が描かれた紙に、自由に色をつけていく。
ポイントは、ぬりえではなくお絵かきを楽しみながら描くこと!もちろん輪郭からはみ出してもOK
3.描き終わった作品をスキャンすれば完成。
あっという間に、世界にひとつだけの生き物が《スケッチオーシャン》の海の中を泳ぎはじめます。躍動感のある動きにワクワクが止まりません。生き物に”目”をかくと、触ったときに笑ったり涙を流したりすることもあるそうです。
どの生き物にしようか迷ったら、マグロがおすすめ!
描いた生き物は、目の前に広がる海の中を泳ぎますが、マグロだけはミュージアムの空間を超えて、シンガポールやマカオなど世界の《スケッチオーシャン》と繋がっています。あなたの描いたマグロが他の国まで泳いでいくかもしれませんよ。
自分で描いたアートが世界に1枚だけのTシャツに大変身!
《スケッチオーシャン》で描いた絵は、世界に1つだけのプロダクトにして持ち帰ることができます。作ることのできるプロダクトは、缶バッジ、ハンドタオル、Tシャツ、トートバッグの全4種類。
公式アプリまたはウェブページから注文し、ミュージアムから数分の場所にある《スケッチファクトリー》で受け取ります。鑑賞途中に注文すれば帰りに受け取りができ便利ですよ。
娘と来場した記念に、2人の絵を組み合わせてTシャツをデザイン!私が描いたクラゲと、娘が描いたクマノミで世界に1枚だけのTシャツが完成しました。
《スケッチファクトリー》で作れるプロダクトには以下のものがあります。
缶バッジ:600円
ハンドタオル:1,500円
Tシャツ(サイズ:大人 S/M/L/XL):4,000円
Tシャツ(サイズ:子ども110/130/150):3,000円
トートバッグ:3,000円
何度でも訪れたくなる場所
チームラボボーダレスの最大の魅力は、作品に触れられること!(一部の作品を除く)
部屋から部屋へと移動する壁ひとつとっても、場所によって手に触れる感覚が異なります。ある場所ではコンクリートのように固かったり、別の場所では絨毯のようにフワフワしていたり。
五感が刺激され、全身で作品を体感できる、唯一無二の空間です。時間帯や同じ場所にいる来館者の人数によっても姿を変えていく作品たち。訪れるたびに新たな発見がある、何度でも訪れたくなる場所です。
多くの人を魅了してやまないチームラボボーダレス、ぜひ体感してみてくださいね。
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 村上真由美
子どもは年長と小4、旅行会社で働くフルタイムワーママ。片づけ好きが高じて、整理収納アドバイザー&クリンネスト取得。サンキュ!STYLEにて片づけ・整理収納に関する記事を執筆中。