39SDGs WeeklyNews

循環型リサイクル「プチプチ回収車」登場!今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

2024/09/09

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。

サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の村上真由美がお届けします。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。頑張り過ぎないシンプル収納、お掃除しやすいお部屋づくりを発信!自分時間...

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Topic.1プチプチ回収車の運行が開始!

プチプチ回収車
出典:PR TIMES

気泡緩衝材「プチプチ(R)」の製造販売を行う川上産業株式会社は、資源循環と持続可能な未来への取り組みをスタート。プチプチ回収車の運行、プラ新法認定取得、太陽光発電設備の導入を進めていくことを発表しました。

プチプチ(R)はリサイクルできる大切な資源。同社は2021年から「プチプチリサイクルプロジェクト」を行っています。

これまでは、自治体や学校・公共施設などに専用ボックスを設置し、使用済みプチプチ(気泡緩衝材)を回収してきましたが、新たに「プチプチ回収車」の運行を開始しました。専用ボックスに加え「プチプチ回収車」での回収が始まったことで、プチプチの回収率がアップ!

さらに2024年8月に製造業・販売事業者等による自主回収・再資源化の認定を取得したことで、使用済のプチプチを回収し新たなプチプチの原料として再利用できるように。
プチプチの製造→販売→使用済プチプチの回収→リサイクル→プチプチの製造→販売…と、循環型リサイクルをすすめます。

ネットショッピングに欠かせないプチプチは、毎日の生活に大きく関わっています。プラスチックごみとして捨てられることが減り、ペットボトルのようにリサイクルがあたりまえになる日も近いかもしれませんね。

Topic.2リユース絵本を賃貸入居者へ貸出「BORIKIえほんリユースプロジェクト」

BORIKIえほん箱
出典:PR TIMES

旭化成ホームズ株式会社および旭化成不動産レジデンス株式会社は、グループ社員から集めたリユース絵本を「子育て共感賃貸住宅『へーベルメゾンBORIKI』」の入居者に届けていくことを発表しました。

自宅に眠っている絵本をメッセージとともに寄付してもらい、クリーニング、専用ステッカーとメッセージの貼付、カバーリングなどをおこない「BORIKIえほん箱」を通じて入居者に届ける取り組みです。2024年3月には632冊の絵本が集まりました。

グループ社員のプロジェクトに参加により、入居者は出所が明らかなリユース絵本を利用でき、寄付をした社員は自分の子育てに使った思い出の絵本を有効活用できる取り組みです。リサイクル品を使う側になったときに、だれが使っていたものかわかるだけで安心感が違いますよね。

「BORIKIえほん箱」プロジェクト 子育て共感賃貸住宅『ヘーベルメゾン 母力(BORIKI)』の中庭倉庫に10冊の絵本が入った「母力えほん箱」を設置し、3か月ごとに巡回のうえ、えほん箱の内容を更新することで、1年3か月をかけて50冊の絵本を入居者にお届けする取り組みです。お母さんたちが厳選した絵本の数々を通して、親子のふれあいやマンション内のコミュニケーションが活発化されることを目指しています。実施にあたり、入居者の手元には貸し出す予定の絵本50冊の一覧票を配り、読み終わった絵本の部分に好きなシールが貼れるようにするなど、お子様とコミュニケーションを取りやすい工夫を施しています。

Topic.3エキナカ商業施設「エキュート大宮/大宮 ノース」 SDGsキャンペーンを初開催

「エキュート大宮/大宮 ノース」 SDGsキャンペーン
出典:PR TIMES

株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーが運営する、エキナカ商業施設エキュート大宮/大宮 ノースにて、2024年9月9日(月)~9月29日(日)の期間、「Heartful E Life」が開催されます。

生活に身近なエキナカ商業施設でのSDGsの取り組みの一部が紹介されるイベントです。

(1)廃棄ロスの削減につながる取り組み
出荷できない端材・流通に出回らない食材を使用した商品開発、同じ味わいながら割れてしまったり規格外で正規品として販売できない商品などの紹介

(2)環境に配慮した容器・ラッピングへの変換
容器・包材を見直し環境に配慮したものへ切替した取り組み

(3)地産地消の取り組み
埼玉県内の食材を使用することで、運搬によって発生するCO2の削減に繋がる取り組み

イベント期間中は、SDGs スタンプラリーも開催されます。対象商品を1ショップでご購入毎に、デジタルスタンプラリーのスタンプを1個獲得。スタンプ3個で次回お買い物が100円引きとなる電子クーポンをプレゼント!
スタンプラリーを楽しみながら、気軽にSDGsにつながる取り組みに参加してみませんか?

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっと難しそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

回収ボックスはどこにある?

川上産業株式会社が設置している「プチプチ回収ボックス」の設置場所を調べてみました。詳しい場所は参考サイトで確認してみてくださいね。

残念ながら自宅の近くにはなかったのですが、自治体や学校・公共施設などに専用回収ボックスが設置されていました。今後は全国各所への設置をめざしているそうなので、近い将来回収ボックスが設置されるのを楽しみにしています。

せっかくの機会に、身近にある回収ボックスについても調べてみました!
・マクドナルド「おもちゃリサイクル」→ハッピーセットのおもちゃリサイクル
・ユニクロ・ジーユー・プラステ「RE.UNIQLO」→そのままリユースされる、またはリサイクルされる
・グローバルワーク「Play Cycle!」→衣料品を回収し、新たな資源へリサイクルおよびリユース
・H&M→ブランドや状態に関係なく回収&リサイクル
・電池回収ボックス→量販店や市役所などに設置
・無印良品→プラスチック収納用品、スキンケアボトルなどの回収

その他にもたくさんのリサイクルボックスが身近な場所に設置されています。使えなくなったものをゴミとして捨てるのではなく、回収ボックスへ持って行くだけでも立派なSDGs。まずは身近なことから始めてみませんか?

◆執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班  村上真由美
子どもは年長と小4、旅行会社で働くフルタイムワーママ。片づけ好きが高じて、整理収納アドバイザー&クリンネスト取得。サンキュ!STYLEにて片づけ・整理収納に関する記事を執筆中。

 
 

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