39SDGs WeeklyNews

処分を悩む洋服も循環できることで手放しやすくなる!?今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

2024/10/21

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE取材班のいしかわひとみがお届けします。

Topic.1衣類のリサイクルで資源循環を!全国のイオンモール 約90店舗での回収を目指す

国内における衣類の年間廃棄量は、約45万トン(2022年 環境省サステナブルファッション)とされ、使用可能な衣類などが大量に廃棄されている問題があります。イオンモールでは、資源循環サービス「PASSTO」を導入。
この取り組みを全国に拡大することで、衣料品・雑貨のリユース・リサイクル率を上げ、衣料品業界の抱える課題解決をサポートしていくそう。

また、回収した衣料品や雑貨などは、リユース・リサイクルに加えて、資源回収ボックスやベンチなどの館内什器にアップサイクルし、イオンモール内での循環につながっていることの体験を創出。より身近に感じてもらうことで、不要品を捨てるではなく、資源化するという行動変容につながる第一歩につながるとのことですよ。

「PASSTO」とは? 使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくる仕組みです。 PASS TOを短縮した造語で、「次の人に渡す、未来に渡す」を意味しています。 暮らしに一番身近な資源循環の入口となることで、生活者の皆さまがより気軽に資源循環に参加できる場と、“捨てる”以外の選択肢を提供し、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。 PASSTO https://www.passto.jp/

Topic.2不要な洋服は『洋服ポスト』にインすることでちょっといい未来につながる

株式会社ハンズでは、眠っている洋服をリユースして環境保全や社会貢献活動につなげる取り組み「洋服ポスト in ハンズ新宿店」を実施!15日間で衣類の総量約380kgも集まったとか。

集まった衣類は世界15ヵ国の古着マーケットで販売することでリユースされ、また衣類1kgにつき5円を日本赤十字社に支援金として寄付されます。ハンズでは、まだ使うことができるエプロンの新しい循環を考え、必要な場所で有効活用することによって廃棄物の削減を実現し、SDGs達成の貢献に寄与できる取り組みを実施。

また、売り上げの一部をそらべあ基金へ寄付する「手の中のエコ」プロジェクト、包装資材の削減など積極的な活動を実施されているのだとか。

「洋服ポストinハンズ新宿店」実施結果 回収期間:2024 年 6 月 5 日(水)~6 月 19 日(水) 回収結果:380kg 支 援 先 :日本赤十字社 多くのお客様にご参加いただき、15日間でお預かりした衣類の総量約380kgという好結果でした。 ご協力いただきましたみなさまに心より感謝申し上げます。

Topic.3多くの人が洋服をリサイクルしたことがある?よく利用されている店頭リサイクルとは?

洋服のリサイクルはふだんから利用しているかたが多く、「不要になったらリサイクルする」ことが当たりまえになっていることがうかがえました。一方で、アパレルブランドの店頭で行っているリサイクルについては、実際に利用経験のある人は一部にとどまっているようです。
(ELEMINIST調査:https://eleminist.com/article/3713)

リサイクルに出せる店舗を増やす、他ブランドのものもリサイクルできるようにするなど、さらなる利用促進にはさまざまな工夫が必要ですよね。また、そもそもリサイクル以外でも、購入時には「長く着られるものか?」の考えや、必要なものだけを購入したり、リメイクやリペアという選択肢を考えるという意見も。

洋服のリサイクルが一般的になっていますが、リサイクルに出せばいいわけではなく、そもそも買い過ぎない、必要なものを購入するという視点がますます必要になるのではないでしょうか。

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明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう……」「自分に関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

SDGs調べてみた

持続可能な開発目標(SDGs)とは、貧困、不平等・格差、気候変動による影響など、世界のさまざまな問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるために設定された、世界共通の17の目標です。
中でも今回注目したのは、12番目の目標
『つくる責任 つかう責任』
生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動を取ろうというもの。
排気量をを減らし、再利用、資源化することを推進することを目指している目標です。

毎日着ている衣類もまた、廃棄料が問題になっています。
衣類を手放す際には、できるだけ再利用やリサイクルを意識していきたいですよね。

今回3つのTopic以外にも手放す方法を調べてみました。
・フリマサイトに出品する
・リサイクルショップで売る
・人に譲る
・資源回収(今回ご紹介の回収ボックス以外にも地域の資源回収など)
・ウエスとして使う
・古着でワクチンなどを利用する
・特定の通販などで購入の際に、下取り査定で不要な衣類(買取の基準あり)を手放す
など、いろいろな方法がありました。

ご縁があって、手元にやってきた衣類たち。
手放す際にも、どの手放し方法が自分にとって『しっくりくるか?』を判断し、今まで『ありがとう』と感謝の気持ちを持って手放したいですよね。
環境に優しい物やサービスを利用すること、そして自然と調和した暮らしに関する知識を得ることもまた、SDGsにつながるのではないでしょうか。

執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 いしかわひとみ
2児の母、心地よく暮らすための片付けについて発信中。サンキュ! STYLEにて片付けに関する記事を執筆中。

 
 

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