『サンキュ!』15期読者モデル ダンススタジオ主宰 原 奈美さん(38歳)が乳がんに罹患したのは、40代からの乳がん検診には届かない37歳のこと。体操の習慣のおかげで早期発見できた、という原さんの体験STORYを紹介します。
おできのようなものが右胸の奥に。これってしこりなの?
「あれ? 右胸の動きが硬い」。奈美さんが体の異変に気づいたのは、日課の体操を家でしていた37歳の終わり、梅雨の頃でした。「肩をぐるぐる回すと、突っ張るような違和感があると同時に、右胸の奥にぽちっとおできのようなものがあって」。念のためレディースクリニックを受診すると総合病院に行くよう勧められ、精密検査の結果2.8㎝の乳がんと診断されます。
「自分で触ると1㎝にも満たないくらいの感覚だったから驚きました。30代でがんになるなんて夢にも思わなかったです」。手術を勧められ、その場で右乳房を全摘する決断をします。右胸を残すと再発の不安が残り、左胸やリンパ節に転移するリスクもありました。「生きるために右胸はあきらめようと自然に思いました」。
手術後にはスタジオ15周年の公演という大仕事を何としてもやり遂げたくて、痛いリハビリにも耐えた奈美さん。「38歳の誕生日に入院、翌日に手術。がんと手術とダンス公演…たくさんの人に支えられた、怒涛のような夏でした」
がんを防ぐのは難しくても、早く見つけることはできる
「自治体の子宮頸がん検診は受けていたけど、乳がん検診は40歳からなので未経験。でも毎日体操をして体の状態をチェックする習慣のおかげで、がんを早く見つけられました」。塩分控えめの食事に、たばこ、お酒とも無縁の健康生活を送るなかで発症した奈美さん。「生活習慣や遺伝とは関係なくかかるがんがあるそうで、誰がなっても不思議はない。だからこそ早期発見できるように体をケアすることがすごく大事だと実感しました」。ダンス教室の生徒にも「早すぎることはない」と乳がんのセルフチェックを教えている。
体操で異変を発見
筋トレやストレッチではなく、筋肉を協調させて動かす「ハーモニー体操」で体をケアしている奈美さん。腕と肩を回す体操で動きの違和感に気づいた。
全摘? 温存? 再建する? 乳がんの治療は大きな選択の連続
再発や転移のリスクを最小限にするため、右胸を30㎝切る全摘手術を受け、乳房の再建はしないことを選んだ奈美さん。「乳がんの治療は選択肢が多く、見た目はもちろん、術後の経過やその後の生活も全然違う。多くのことを自分で決断しなくてはならず、それがほかの病気と大きく違う点でした。先生や看護師さんの話を理解して後悔しない選択ができるように、がんについて学びました」
家事も仕事も1人で抱え込むのをやめた
何でも自分でやりたい性格で、家事もワンオペ。「でも術後1カ月は痛くて右手が使えないだろうと思い、これを機に娘と夫に家事を教えました」。仕事でも若いスタッフに一部のダンスクラスを任せるように。「誰かを頼ることは人と自分を育てることにつながるということを学びました」
「念のため」とがん保険に入って85日でがん告知
40歳になる前に保険を見直そうと考え、がん保険に加入。「でも保障が始まる責任開始日の5日前に診断されて給付金が下りず、もっと早く加入していたらー!と大後悔しました…。すぐに夫もがん保険に加入。治療費は高額療養費制度を使って実費で約30万円。さらに仕事を休まなくてはならず、収入が2カ月途絶えたのは大きな痛手で、保険は大事だなと痛感しました」
備えが大事。あなたの保険は大丈夫?
「3大疾病 3充マル ニッセイみらいのカタチ 新3大疾病保障保険」は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中と診断された場合、3大疾病保険金を受け取ることができる保険です。
動画では、給付イメージをわかりやすく紹介。まずは知ることからやってみよう。
提供/日本生命保険相互会社
撮影/アベユキへ