「タイ料理と一緒に飲むビールって、なんであんなに美味しいんだろう?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
暑い国・タイならではのビールはすっきりと飲みやすく、料理との相性も抜群。
旅行で味わったあの一杯を思い出したり、日本で手軽に楽しんでみたくなったりする方も多いはずです。
でも、いざ買おうと思うと「どの銘柄が美味しいの?」「日本でも買える?」と迷ってしまうことも。
そこで今回は、タイビールの特徴や選び方、おすすめ9選をご紹介します。
お気に入りのタイビールを見つけて、食卓やおうち飲みをもっと楽しみましょう!

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タイビールの特徴とは?
タイビールは、暑い気候に合わせて作られたすっきりと軽い飲み口が特徴です。
苦味が少なく炭酸がしっかり効いているので、喉ごしが爽快。
日本のビールと比べると甘みがあり、ほのかにフルーティーな香りがするものもあります。
代表的な銘柄のアルコール度数は、「シンハー」が5.0%、「チャーン」が5.2%、「レオ」が5.0%と、一般的な日本のビール(4.5~5.5%程度)とほぼ同じ。
ですが、軽やかな味わいのおかげで飲みやすく、料理との相性も抜群です。
また、タイでは氷を入れてビールを飲む文化があります。
暑い気候の中でキンキンに冷えたビールを楽しむための工夫で、氷が溶けてもすっきりとした味わいが続くのが魅力。
現地流に楽しむなら、大きめのグラスに氷を入れてゆっくり味わってみるのもおすすめですよ。
タイビールの歴史
タイビールの歴史は、1933年に誕生した「シンハー」から始まりました。
当時、ビールはタイ国内で生産されておらず輸入に頼っていましたが、シンハーが誕生したことで「タイ産ビール」の文化が根付きました。
1995年には、より手頃な価格の「チャーン」が登場し、国内シェア争いが激化。
2000年代に入ると、「レオ」などの新ブランドが登場し、飲み比べの楽しみが増えていきました。
近年では、タイでもクラフトビールの人気が高まり、個性的な味わいのビールが次々と誕生。
伝統的なシンハーやチャーンに加え、フルーティーな香りやホップの苦味を活かした「新しいタイビール」も増え、タイのビール文化はさらに広がりを見せています。
タイビールの銘柄一覧
タイにはさまざまなビールブランドがありますが、特に有名なのは「シンハー」「チャーン」「レオ」の3つ。
それぞれ味わいや特徴が異なり、好みによって選ぶ楽しさがあります。
さらに、南国らしいフルーティーなビールや軽めのライトビールなど、個性的な銘柄も見逃せないところ。
ここでは、代表的なタイビールの銘柄と特徴をご紹介します。
シンハー
シンハーはタイ最古のビールブランドで、ややコクがありながらもスッキリとした味わいが特徴です。
アルコール度数は5.0%と日本のビールと近いため、日本のビール好きにも飲みやすい一杯。
タイではグラスに氷を入れて飲むこともあり、のどごしがさらに爽快になります。
しっかりとした麦芽の風味と程よい苦味があるので、ビール本来の味を楽しみたい人に人気。
スパイシーなトムヤムクンや、しっかり味のついたガイヤーン(タイ風焼き鳥)との相性が抜群です。
チャーン
チャーンはアルコール度数5.2%の、軽やかで飲みやすいビール。
苦味が少なくスッキリとした後味で、価格もリーズナブルなため、タイ国内で人気の高い銘柄です。
氷を入れても風味が崩れにくく、暑い気候の中でもゴクゴク飲めるのが魅力。
あっさりした味わいなので、カオマンガイやソムタム(青パパイヤのサラダ)など、さっぱりしたタイ料理とよく合いますよ。
レオ
レオはアルコール度数5.0%で、苦味が少なくほんのり甘みのある味わいが特徴。
シンハーやチャーンに比べてクセが少ないため、ビール初心者やライトビールが好きな人にもおすすめです。
冷やすと甘みが際立ち、氷を入れることでよりすっきりとした飲み心地に。
辛みのあるガパオライスや、ラープ(タイ風ひき肉サラダ)など、スパイスの効いた料理と好相性です。
プーケット
プーケットビールは、フルーティーな香りと軽やかな飲み口が特徴の南国らしいビール。
アルコール度数は5.0%で、ややライトな仕上がりです。
おしゃれなボトルデザインも魅力で、特に女性やクラフトビール好きに人気があります。
ライムを添えて飲むと、より爽やかな風味に。
シーフード料理や、ココナッツミルクを使ったグリーンカレーなどと合わせると、トロピカルな味わいを楽しめます。
フェダブロイ
フェダブロイは、リッチなモルトの甘さと軽やかな飲み心地が特徴のビール。
軽い飲み口でゴクゴク飲めるため、ビールが苦手な人やお酒に強くない人にも人気があります。
すっきりとした味わいなので、氷を入れても風味が損なわれにくいのもポイント。
揚げ春巻きや、生春巻きといった軽めのタイ料理と一緒に飲むのがおすすめです。
その他の銘柄
このほかにも、個性的なビールが増えています。
チアーズ(Cheers)は、軽い飲み口とすっきりした味わいが特徴。
タイ国内のコンビニやスーパーで手軽に購入でき、価格が安いことから、普段の食事で飲むビールとして人気です。
氷を入れても飲みやすく、シンプルな味付けのカオパット(タイ風チャーハン)や、屋台の串焼き料理と相性抜群。
アーチャービール(Archa Beer)は、ややキレのある辛口ビール。
スパイシーな料理とよく合い、特にタイの辛口カレーやトムヤムクンと組み合わせると料理の風味を引き立てます。
リーズナブルな価格としっかりした飲みごたえで、辛口ビール好きにおすすめです。
クラフトビール市場も拡大しており、メコンブリューイングなどの新しいブルワリーから、ホップが効いたIPAやフルーティーなペールエールが登場。
タイ料理だけでなく西洋料理ともよく合うため、新しい味わいを求めるビールファンに人気が高まっています。
タイビールの選び方
タイビールは銘柄ごとに味わいや特徴が異なるため、自分の好みに合ったものを選ぶのがポイントです。
缶と瓶の違いや、セット購入のメリット、飲み比べの楽しみ方など、タイビールをより美味しく楽しむための選び方をご紹介します。
缶ビールか、瓶ビールか
タイビールを選ぶときには、缶と瓶の違いを知っておくとより美味しく楽しめます。
瓶ビールは、ビール本来の風味をしっかり味わいたい人におすすめ。
瓶は密閉性が高く、ビールの鮮度を保ちやすいのが特徴です。
また、炭酸が抜けにくく注いだときに泡立ちが少ないため、より爽快な刺激を楽しめます。
特にシンハーやプーケットビールなどは瓶で飲むと、麦の香りやコクをより感じやすくなりますよ。
一方、缶ビールは持ち運びしやすく冷えやすいのが魅力。
アウトドアや気軽に楽しみたいときにぴったりです。
缶の内側には特殊なコーティングが施されており、品質が安定しやすいのもメリット。
ただし、直接口をつけると金属の風味を感じることがあるため、グラスに注いで飲むのがおすすめです。
セットで買うとコスパ良し
タイビールをお得に楽しみたいなら、セット購入がおすすめです。
通販では1本単位から、6本・12本・24本とケース単位で販売されており、大容量セットほど1本あたりの価格が安くなる傾向があります。
特にタイビールが好きな人や、家でストックしておきたい人にはぴったりです。
はじめて飲む人はまず少量を試してみるのが安心です。
好みに合うか分からない状態で大量に買うと、飲み切れずに困ることも…。
また、通販では単品購入だと送料が高くなる場合があるため、近くのスーパーや酒屋で取り扱いがあるかチェックしてから購入を検討すると良いでしょう。
自分のペースで楽しみながら、コスパよくタイビールを味わってみてくださいね。
飲み比べセットで好みの味を見つけよう
タイビールの味をしっかり比べてみたいなら、飲み比べセットがおすすめです。
シンハー・チャーン・レオなど複数の銘柄がセットになっているので、味の違いを楽しみながら自分に合うビールを見つけられます。
タイビールだけでなく、アジア各国のビールが一緒になったセットや世界中の人気銘柄を集めたセットもあり、ビール好きにはたまらないラインナップです。
飲み比べセットの中にはギフトボックスに入ったものもあり、お酒好きな人へのプレゼントにもぴったり。
誕生日やお中元、お歳暮などの贈り物としても喜ばれます。
友人や家族との集まりで持ち寄れば、それぞれのビールの特徴を話しながら楽しめるのも魅力。
さまざまな味を試しながら、お気に入りの一本を見つけてみてくださいね。
タイビールのおすすめランキング9選
タイには個性豊かなビールが揃っており、すっきりとした軽めのものから、コクのあるしっかりした味わいのものまでさまざまです。
ここでは、初心者からビール好きまで楽しめるおすすめのタイビールをランキング形式でご紹介します。
シンハービール
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 7,455円(24本)
1933年創業のタイ最古のビールブランド「シンハー」は、タイ王室御用達の由緒ある銘柄です。醸造するのは歴史ある「ブンロード・ブリュワリー」。上質な大麦麦芽とホップを使用し一番搾り製法で仕立てられており、麦芽のコクとホップの程よい苦味が調和したバランスの良い味わいが特徴です。世界50カ国以上で愛飲され、「世界の一流ビール500」にも選ばれています。炭酸のキレがあり、スパイシーなエスニック料理と相性抜群。特にトムヤムクンやガパオライスと合わせると、味わいが引き立ちます。
チャーンビール
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 6,659円(24本)
「チャーン」は、タイ国内でシンハーと並ぶ人気を誇るビールブランドです。地下200mから汲み上げた軟水を使用しており、なめらかな口当たりが特徴。フルーティーなホップの香りと、ほどよいコクのある味わいが楽しめます。軽やかな飲み口で飲みやすく、特にタイ料理の酸味や辛味を引き立てるビールとして親しまれています。辛口のトムヤムクンやガパオライスと合わせると、スパイシーな風味をさっぱりと流してくれますよ。また、タイでは氷を入れて飲むスタイルも一般的で、さらに爽快感がアップ。暑い日にゴクゴク飲みたい一杯です。
レオビール
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 6,617円(24本)
「レオ」はタイで広く親しまれているビールで、ヒョウ柄のラベルが印象的な銘柄です。ライトな口当たりとスッキリした飲み口が特徴で、苦味が少ないためビール初心者や女性にも飲みやすい一杯。アルコール度数は5.0%とほどよく、ゴクゴク飲める爽快感があります。タイでは氷を入れて楽しむスタイルが定番で、暑い気候でもキンキンに冷えた状態で飲めるのが魅力。比較的リーズナブルな価格で手に入るのも人気の理由です。エスニック料理とも相性が良く、特に豚肉や鶏肉を使ったタイ料理と組み合わせると、より一層美味しく味わえますよ。
プーケットビール
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 8,000円(24本)
「プーケットビール」はタイ南部発のプレミアムビールで、ジャスミンライスを使用したユニークな一杯。フルーティーで爽やかな味わいが特徴で、フィニッシュにはほんのりとジャスミンの香りが広がります。添加物を一切使用せずに醸造されており、自然な味わいを楽しみたい人や健康志向の方にもおすすめ。軽やかな飲み口でありながらすっきりとしたコクも感じられ、暑い日にぴったりのビールです。特別なひとときに最適な、おしゃれなデザインのボトルも魅力です。
フェダブロイ
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 2,750円(12本)
「フェダブロイ」は、タイ最大手の飲料メーカー「タイ・ビバレッジ」が手がける高級ラインのラガービール。ドイツの「ビール純粋令」に基づき製造されながらも、副原料としてタイ米を使用しているのが特徴です。麦芽のリッチなコクと爽やかな甘みがバランスよく調和し、まろやかな口当たりを実現。アルコール度数は3.5%と控えめで、軽やかな飲み心地が楽しめます。上品な味わいと華やかな香りは、エスニック料理だけでなくチーズや軽めの前菜とも相性抜群です。
チャラワン ペールエール
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 15,500円(24本)
「チャラワン ペールエール」は、プーケット発のクラフトビールブランド「フルムーン・ブリューワークス」が手がける華やかな香りと絶妙な苦味を楽しめる一杯。タイの民話に登場するワニの名前に由来しており、そのユニークな背景も魅力のひとつです。フローラルなホップの香りとトロピカルなフルーツを思わせる甘酸っぱい風味が特徴で、軽やかな口当たりが印象的。暑いタイの気候にぴったりな爽快感があり、ビール初心者でも飲みやすいのがポイントです。ワールドビアアワードで金賞を受賞するなど、品質の高さも折り紙付きです。
チャトリ IPA
■楽天市場での販売価格(2025年7月8日時点): 16,156円(24本)
「チャトリ IPA」は、アメリカ産のシトラホップとオーストラリア産のギャラクシーホップを使用したセッションIPA。グレープフルーツのような柑橘系の香りとフローラルなニュアンスが調和し、爽やかで奥深い味わいが楽しめます。軽やかな口当たりながらも、ホップの濃厚な風味と麦芽の甘みが絶妙に絡み合い、IPAならではの苦味を程よく感じられるのが魅力。アルコール度数は控えめで、飲みごたえがありながらもスッキリとした後味が特徴です。タイ料理はもちろん洋食とも相性抜群。ビールの個性をじっくり味わいたい人におすすめの一本です。
ブッサバー EXヴァイス
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 3,900円(6本)
「ブッサバー EXヴァイス」は、ドイツの伝統的なヴァイツェンスタイルにタイ特産のジンジャーフラワーを加えた白ビール。明るいゴールドの液色とシルキーな泡立ちが美しく、見た目にも華やかな一杯です。バナナやクローブを思わせるヴァイツェン特有のフルーティーな香りに、ほんのりスパイシーなジンジャーフラワーのアクセントが加わり、軽やかで爽やかな味わいが楽しめます。ビールの苦味が少なく、女性やビール初心者にも飲みやすいのが魅力。おしゃれなパッケージデザインも魅力で、贈り物や特別な日の一杯にもぴったりです。
タイガービール
■Amazonでの販売価格(2025年7月8日時点): 2,560円(6本)
「タイガービール」は、シンガポール発祥ながら東南アジア全域で人気のあるビールで、タイでも広く親しまれています。すっきりとした飲み口と軽めの苦味が特徴で、暑い気候にぴったりの爽快感が楽しめます。ローストした大麦の香ばしい風味が感じられ、麦芽のほのかな甘みとホップの苦味がバランスよく調和。クセが少なく飲みやすいため、ビール初心者にもおすすめです。スパイシーなタイ料理と相性がよくゴクゴクと飲める軽快な味わいで、アジア料理をさらに美味しく楽しめる一杯です。
まとめ
タイビールは軽やかで飲みやすいものが多く、暑い季節やスパイシーな料理と相性抜群。
定番の「シンハー」や「チャーン」はすっきりした喉ごしで万人受けしやすく、「レオ」はほんのり甘みがあり初心者にもおすすめの銘柄です。
南国らしいフルーティーな風味を楽しみたいなら「プーケット」、個性的な味を求めるならクラフトビールも要チェックですよ。
日本でもスーパーや通販で購入できるので、飲み比べをしながら自分のお気に入りを見つけてみてくださいね。