子育てしながら働くママは全体の約6割。家庭との両立でぶつかる壁とは…
2018/07/11
主婦200人に現在働いている(パート、アルバイト、在宅勤務、育休中を含む)人は、全体の約6割になりました。そんな中、多くの人が仕事と家庭生活の両立で「壁にぶつかったことがある」と回答。いったいどんな壁にぶつかり、どう解決しようとしているのでしょう?
主婦200人のうち、仕事を持っている人は50%以上
読者アンケート200人のうち、今現在仕事をしている(パート、アルバイト、在宅勤務、育休中を含む)のは全体の56.3%でした。
仕事と家庭生活、両立することでぶつかった「壁」は?
仕事と両立していることで「壁にぶつかった」という経験を、「育児」「家事」「時間使い」「家族関係」の項目別に聞きました。
<育児>
「仕事で疲れていると、子どもの『イヤイヤ』にイライラしてしまう。」
「子どもとの時間がじゅうぶんにとれないこと。ほんとは子どもをもっと優先したい。」
「子どもが病気になったとき、すぐに駆けつけられなかったり、仕事が気になって子どもに100%向き合えてないと申し訳ない気持ちになる。」
<家事>
「朝のバタバタ感や、仕事から帰ってからの夕飯の準備が大変。」
「掃除・洗濯が後回しになってしまい、衛生上よくないと思いながらヘトヘト。」
<時間使い>
「自分だけの時間がまったく取れなくない。」
「生活の中の一つひとつのことを丁寧にできなくなってしまった。」
<家族関係>
「夫が休みの日に何もせずゴロゴロしていると、自分にばかりに負担がかかっているようでイライラする。」
「夫の仕事がシフト制で、自分が土日休みなので、家族全員そろう時間が少なくなってしまった。」
それぞれの「壁」をどうやって解決しているか?
仕事と「育児」「家事」「時間使い」「家族関係」、それぞれとの「壁」をどうやって解決しているか? もしくは解決しようとしているのでしょうか? 回答がこちら。
<育児>
「がんばり過ぎず、親や友だち、保育園など、頼れるところには頼る。」
「会社に勤務時間の変更をお願いしようと思う。」
「一緒にいる時間はしっかり子どもに向き合う。」
<家事>
「家事代行サービスも検討中。」
「料理も掃除も時間のあるときは頑張り、ムリなときは手抜きでもOKとする。」
<時間使い>
「いつもより30分早く起きる。」
「キッズルーム付きの美容院に変えたり、友だちには家に遊びに来てもらうなどして、子どもと一緒でも自分の時間を楽しめるようにしようと思う。」
<家族関係>
「夫も子どもと会える時間が少なく寂しいかも。自分ばかりガマンしてると思わず、いつも感謝していることを伝えるようにしたい。」
いちばん多かったのは「子どもに対する罪悪感」
家族が協力的だという声は多く、家事や時間もいろいろなやりくり方法がありました。でも、子どもとの時間が思うように作れないことに関しては、「短いからこそ濃密な時間にする」など考え方を変えたり、頼れる環境でない場合は、働き方や仕事自体を変えたという声も多くあがりました。みんながもっと気持ちよく働ける環境、これからも考えていきたいですね。
(文・田谷峰子)
*サンキュ!モニター200人アンケート調査 2018年3月実施