朝の時間を時短するなら「準備エリア」をつくって!時短研究家ママがやっている朝に余裕が生まれる家事テク

2025/09/22

朝の時間、気づけば「早くして!」を連発している…。そんな経験はありませんか? 忙しい朝ほど「次にやることがスムーズに進む工夫」が大切です。家事や支度が重なり慌ただしくなる時間帯でも、ちょっとした「準備エリア」をつくっておくだけで流れが驚くほど整います。

今回は、「誰でもできる仕組み」で暮らしをラクにする時短研究家ママのあらきあゆみが、家庭で簡単にマネできる「準備エリア」を活用した朝の時短術をご紹介します。

サンキュ!STYLEライター。時短研究家ママとして、100均アイテムやスマートホーム、デジタル活用などで暮ら...

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着替えがすぐできる「朝の身支度エリア」

朝起きて最初に必要になるのが身支度です。寝ぼけた頭でクローゼットを開けて悩む時間は、思った以上にロス。そこで、前日の夜のうちに翌朝着る服を一式まとめて「朝の身支度エリア」に置いておきます。

ポイントは、パジャマを脱いだらそのまま着替えられる動線上に置くこと。リビングやベッドの横や洗面所近くなど、自分や家族が自然に手に取れる場所にセットしておくと、朝のスタートが一気にスムーズになります。子ども用にも同じ仕組みをつくっておくと、声かけの回数が減り親の負担も軽くなりますよ。

すぐ食べられる「食卓エリア」

朝食の準備は時間との闘いになりがちです。そこでおすすめなのが、食卓に「朝食用のお皿」をあらかじめ用意しておく方法です。

夜のうちに家族分の皿やカトラリーを並べておけば、朝は料理やパンを置くだけ。ちょっとした下準備ですが、食器棚から出す作業を先取りするだけで配膳にかかる手間が大幅に減ります。

また、食器を先に決めてしまうことで、食事内容も自然と決めやすくなるので準備がスムーズになります。

さらに冷蔵庫にも「朝食セットエリア」をつくっておくと効果的。ヨーグルトやフルーツ、卵、パンなど朝によく使う食材を同じトレイにまとめておくと、探す時間ゼロで一気に準備が整います。出す→食べる→片づけるまでの流れが一直線になり、朝食の時間が短縮されるだけでなく、家族が自分で動ける環境にもつながります。

朝の5分短縮は1年で約30時間の余裕に。小さな工夫でも積み重ねると、大きな違いになるのです。

子どもの用意は全部ここ!「園の準備エリア」

着替えと朝食がスムーズに整ったら、次に待っているのは「園の準備」です。ここでも「準備エリア」が役立ちます。玄関やリビングの一角に「園の準備用のエリア」をつくり、カバンや帽子、ハンカチ・マスク・子どもの持ち物などをまとめておきます。

それぞれの専用ボックスやカゴを置いておけば、朝になってから探し回る必要がありません。保育園バッグや学校のランドセルも同じ場所に揃えて置くだけ。

子ども部屋を活用するのは、子どもが自分で準備する習慣が整ってからと割り切って、まずはスムーズな朝を優先すると出発直前のバタバタが解消されます。

朝の時間はどうしても制約が多く、焦りやイライラにつながりやすいものです。しかし「収納」ではなく「準備エリア」をつくり活用するだけで、暮らしの動線が整理されて朝のドタバタを回避できます。

着替え、食事、園の準備。流れに合わせて準備しておくと、家事や支度がひと続きのリズムに変わり、家族も自然と自分で動けるようになります。朝の慌ただしさにモヤっとしているなら、未来の自分を助ける仕組みとして、まずは小さなエリアから始めてみてはいかがでしょうか。

■執筆/あらきあゆみ
時短研究家ママとして、100均アイテムやスマートホーム、デジタル活用などで暮らしを楽しく、ラクにする時短アイデアを発信。「がんばらなくても回せる」仕組みをつくって、家事・育児・介護・仕事を回す二児の母。Instagramは「@moyatto_jitan」。

 
 

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