「朝からバタバタしてばかり…」
小さな子どもがいる家庭では、毎朝が戦争のように感じることも多いはず。
でも実は、朝の“時間が足りない”原因の多くは「探し物」や「段取りのやり直し」による“時間ロス”。
今回は、そんなロスを防ぎ、朝に15分のゆとりを生み出す収納の工夫を、整理収納アドバイザーであるライターの持田友里恵が動線ごとに紹介します。

1. 着替えは「1か所収納」で“どこだっけ?”をなくす
子どもの服があちこちにあると、探す手間がかかって朝の支度が滞りがち。
着替えに必要なアイテムは「1か所にまとめて収納」しておくのが時短のカギです。
引き出し1段を“今日着るセット専用”にしたり、前日の夜にセットしておくと、朝はその引き出しを開けるだけ。
兄弟がいる家庭でも、それぞれのスペースを決めておけば混乱しないのでおすすめです!
2. お弁当グッズは“立てる収納”で一目瞭然
お弁当箱、水筒、カトラリー…準備に必要なアイテムがバラバラだと、探している間に時間が過ぎていきます。
そこで、仕切りのある引き出しやブックエンドなどを使って、“立てる収納”にしておくと中身が一目瞭然に!
同じ場所に集約しておくことで、準備も片付けもスムーズになります。
ラベルを貼って家族にも分かるようにすると、誰が準備しても迷わなくなるのでおすすめです。
3. 登園準備は「リュック1つに全部まとめる」
毎朝の登園準備で「あれがない、これがない」と焦らないために、使うモノは“リュック1つに全部まとめる”ルールを。
ハンカチ、ティッシュ、帽子、予備マスクなど、必要なものを事前に準備しておき、翌朝はリュックを背負うだけの状態にしておきます。
補充アイテムは週末にまとめてチェックするなど、ルーティン化しておくと忘れ物も減りますよ!
4. 朝の導線に合わせた「置き場所の見直し」
「玄関に鍵がない」「エプロンが見つからない」など、よくある朝の探し物も収納場所の見直しで解決できます。
出かける直前に使うモノは“その場に置く”が基本!
鍵は玄関にトレーを用意して、エプロンや保育園の連絡帳はキッチン近くの定位置に。
このように、毎朝使うモノこそ、“戻す場所”を明確にしておくことが、朝の時短につながります。
今回は、朝の15分を生み出す時短収納の工夫をご紹介しました。
時間が足りないと感じるときこそ、「片付けで時間を生み出す」視点が効果的です。
探し物をなくし、動線を整えることで、毎朝15分のゆとりをつくることは十分に可能。
バタバタの朝を卒業して、心に余裕のある1日をスタートさせてみませんか?
■執筆/持田友里恵
片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部