なにかと忙しい毎日。暮らしをスムーズにまわすには、動線や収納の仕組みなど、家事がしやすい環境が整っていることが大切です。
でも現実は、「この場所、もう少し使いやすくなればいいのに…」と感じるところが家の中にいくつもありますよね。
たとえば、冷蔵庫内で食材が行方不明になったり、使うたびに倒れるボトルにイライラしたり。引き出しを開けるたびに収納が乱れて整え直す...なんていうことも。
この記事では、10年以上の完全ワンオペ育児で培った、ラク家事アイデアを発信しているKota(コタ)が、そんなプチストレスを解決してくれる、100円ショップの「縁の下の力持ち」的グッズ3選をご紹介します。
たった110円で日々のモヤモヤが軽くなるなら試す価値あり。ぜひチェックしてみてくださいね。
- 1.「薄い食材」が冷蔵庫で迷子になりがち問題→「ドアポケットスタンド」
- 2. ぐらつくボトル問題→「ピタッ!と吸いつく!吸着シート」
- 3. 収納ケースのズレ・すき間問題→「つなぐ!ネームプレート付連結パーツ」
- たった110円で毎日がちょっぴりラクに
1.「薄い食材」が冷蔵庫で迷子になりがち問題→「ドアポケットスタンド」
ハムやベーコン、スライスチーズなど、薄いパッケージの食材たち。「使い切ったと思って買い足したら、ほかの食材の下から出てきた...」なんていう経験はありませんか?
奥行きのある冷蔵庫では、こうした薄い食材は特に迷子になりがちです。よく使うものだからこそ、取り出しやすく、ひと目で分かるように収めたいところ。
そこでおすすめなのが、ダイソーの「ドアポケットスタンド」(110円/JANコード:4956810959334)。倒れやすい食品を立て置きできる、ドアポケット用の収納スタンドです。仕切り幅は約26mmで、スライスハムやチーズをまとめて立たせるのにぴったり。奥行き85mm以上のドアポケットに対応しています。
立てて収納することで、ほかの食材に埋もれる問題が解決。調理中にサッと取り出せるうえ、在庫がひと目で分かるため、ダブり買いもなくなりました。仕切り板のおかげで、残りが少なくなっても、倒れてほかの食品と干渉することもなく快適です。
わが家ではドアポケットではなく、チルド室で活用中。こうした奥行きがある場所で使う場合は、スタンドごと収納ケースに入れると◎。ケースの前後でしっかり支えられて、より安定感がアップします。無印良品の「再生ポリプロピレン入りメイクボックス 1/2横ハーフ」(250円)はちょうどいいサイズ。
2. ぐらつくボトル問題→「ピタッ!と吸いつく!吸着シート」
家族みんなが使う洗面所のハンドソープ。プッシュするたびにボトルが前後に動いたり倒れたり。ときには滑って洗面ボウルの中に落ちてしまうことも。
ポンプが押しにくいだけでなく、あちこちに移動してしまうボトルを定位置に戻すのも、地味にストレスでした。
そんな悩みを解消してくれたのが、セリアの「ピタッ!と吸いつく!粘着シート」(110円/JANコード:4968831700086)。両面に吸盤がついたシートで、片面を設置したい場所、もう片面に固定したいアイテムを貼りつけて使います。
タイルやガラスなどのツルツルした面ならどこにでもつけられて、繰り返し使えるうえ、貼った面を傷めないのもうれしいポイント。穴開き加工のおかげで水はけが良く、水まわりでも清潔に使えます。
わが家は、洗面台のハンドソープの下に貼って活用中。これひとつで、ボトルが前後に動く・倒れる・落ちる...がまるっと解消されました。プッシュしやすくなったのはもちろん、ハンドソープの位置が固定されて見た目もすっきり。
土台として使う以外にも、壁に貼ってリップなどの小物を収納したり、キッチンのシンクの側面に貼って洗った後のペットボトルを逆さまにして乾燥させたりと、アイデア次第で使い方はいろいろ。
ただし、耐荷重は約150gと軽めなので、貼りつけるモノの重さには注意してくださいね。
3. 収納ケースのズレ・すき間問題→「つなぐ!ネームプレート付連結パーツ」
キッチンや洗面所などの広めの引き出しは、複数の収納ケースで仕切ることも多いですよね。でも、そのまま並べるだけでは、開け閉めのたびにケースが前後に動いたり、すき間ができたりして乱れがちに。整え直す手間がかかるうえ、ゴチャっとした見た目に気持ちまで下がってしまいます。
どうにかしたいと思っていたときにダイソーで見つけたのが、「つなぐ!ネームプレート付連結パーツ(幅30mm・9個入)」(110円/JANコード:4550480218892)。クリップのような形で、隣り合った収納ケースを挟んで連結できるアイテムです。
ホワイトとクリアの2色展開で、サイズは幅30mmと45mm。4〜6mmの厚みのケースに対応しています。
わが家では、キッチンの引き出しで活躍中。連結することで、複数のケースがひとつの大きなトレーのように動くようになり、微妙なすき間ができたり、前後にズレたりするイライラがなくなりました。一部のケースが固定されると、そのまわりの収納まで乱れにくくなる効果も。
厚みさえクリアしていれば、ケースの種類を問わず使えるのも魅力。自分の暮らしに合わせたオリジナル収納が簡単につくれます。
また、パーツの端を折りこんでケースに取りつけると、名前を書けるラベルに早変わり。連結パーツにもネームプレートにもなる、まさに一石二鳥のアイテムです。
たった110円で毎日がちょっぴりラクに
家の中で感じる「ちょっとした不便」を解消できる3アイテムをご紹介しました。「同じようなモヤモヤを感じてた!」という方は、ぜひお近くの100円ショップをのぞいてみてください。
110円のプチ改善で、忙しい毎日が少しラクになるかもしれません。
■執筆/Kota
元クルーズ船乗組員。狭い船室で、4ヶ月の乗船勤務をスーツケースひとつでこなした経験から、厳選したモノで心地よく暮らすヒントを発信。10年以上の完全ワンオペ育児で身につけた、ムリなく続けられる家事アイデアの紹介も得意としている。
編集/サンキュ!編集部