11月24日は「和食の日」。人気料理人・笠原将弘さんに聞く 今日からはじめられる、おうち和食の「第一条件」とは

2018/11/06

今や世界中でブームになっている「和食」。一方で、日本の家庭では、「和食離れ」が進んでいるともいわれます。そこで、「和食の日」(11月24日)にちなみ、家族が笑顔になる、「和食」についてご紹介。人気料理人・笠原将弘さんのとっておきレシピも特別に公開します!

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おいしく、気軽に「和食」を楽しむきっかけに。

秋は「実り」の季節。日本では、古くから「自然」に感謝し、五穀豊穣を祈る祭りや行事などが行われてきました。そんな秋の日につくられたのが「和食の日」。「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことにより制定された記念日です。ちなみに11月24日となったのは、「11(いい)」「2(日本)」「4(食)」という語呂合わせからで、「日本の伝統的な和食文化を守り、受け継いでいくことを願う」という目的から生まれました。

テーマを聞くと難しそうな印象を受けますが、そもそも「和食」は日本人が昔から親しんできた食事。大切なのは、難しく考えず、気軽に楽しむことです。さまざまな食材の旬が味わえる秋は、「和食」の魅力にふれるチャンス。旬のおいしいものを「和食」ならではのシンプルな味付けで楽しみましょう。

「白いご飯がもりもり食べられること」が一番!笠原流和食の楽しみ方

「好きな食べものはいろいろありますが、僕にとって白いご飯は別格。だから、毎年秋は、新米の登場がとても楽しみなんです」と語るのは、日本料理店『賛否両論』(東京・恵比寿)店主・笠原将弘さん。

笠原さんが考える「和食の定義」は、「白いご飯がおいしく食べられること」だそう。「炊きたての新米はほんのり甘みがあって香りもいい。そんなご飯が進むおかずがあれば、何よりものごちそうだと思います」(笠原さん)。肉でも魚でもいい。家族が笑顔で食卓を囲み、ご飯をおいしく食べれば、それが「和食」になります。品数や形式にとらわれず、わが家流の「和食」を楽しむことが一番なのです。

笠原将弘さんおすすめ。簡単「ご飯のとも」

●ごまじゃこふりかけ
フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、ちりめんじゃこ50g、白いりごま大さじ2を入れて炒める。香りがたってきたら、酒大さじ2、しょうゆ大さじ1/2、砂糖小さじ1を加えて炒る。バットに広げ、さます。

●自家製のりの佃煮
焼きのり(全形)3枚は、ちぎる。鍋に、のり、酒100㎖、しょうゆ50㎖、砂糖大さじ1を入れて10分ほどふやかす。中火にかけ、焦がさないように木べらで混ぜながら煮詰める。

●おかかみそ
ボウルに、みそ100g、かつおぶし10g、砂糖大さじ3、一味唐辛子少々を入れ、混ぜ合わせる。

調理/笠原将弘(賛否両論) 撮影/木村拓(東京料理写真) スタイリスト/阿部まゆこ 構成・文/田久晶子

雑誌『サンキュ!』に掲載された笠原将弘さんの連載が1冊の本になって好評発売中!! 和食の魅力がたっぷり詰まっています。

『僕の和食、思い出の味 伝えたい味』
定価:本体¥1200+税

笠原将弘 僕の和食、思い出の味 伝えたい味 (ベネッセムック サンキュ! 特別編集)

 
 

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