アレがなくて困った~!体験者が語る防災用の備蓄食品

2019/09/15

地震、台風、大雨など自然災害が頻発している昨今、日々の生活から備えておくことが重要です。 家族の命につながる、飲料水や食品。まずは備蓄の基本となる、これら食事まわりの備えで知っておきたいことをリサーチ!

<教えてくれた人>
アベナオミさん
宮城県生まれ、宮城県在住。2男1女を子育て中のママイラストレーター。当時1歳の長男を抱えながら東日本大震災を体験。以来、防災意識が高まり、防災士の資格を取得。2016年の熊本地震の際には被災経験を踏まえた応援ツイートが話題に。『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』など、防災にまつわる著書や活動も多数。

何を備えておけばいいかわからない人のために、被災経験のあるママたちに「なくて困ったもの・あってよかったもの」を聞いてみました。

【体験談】
●1995年阪神・淡路大震災
「飲料水が2日でなくなり、給水までの数日間、牛乳でなんとかしのぎました」(サンキュ!アンバサダー ちはちさママさん)
*当時の状況:自分(14歳)、両親、妹2人(13歳、8歳)で在宅避難

「水もガスも止まったので、カセットコンロや電子レンジで調理。煮ものは避け、炒めものや温めるだけの食事が続きました」(サンキュ!アンバサダー niconicokさん)
*当時の状況:自分(6歳)、両親(ともに30代)、妹(3歳)で在宅避難

Advice:ペットボトルの水以外にウォーターサーバーもおすすめ

「水の備蓄は基本。ペットボトルのケース買いもいいですが、定期購入のウォーターサーバーなら買い忘れがなくておすすめ。タンクが上にあって重力で水が落ちる、停電中でも使えるタイプがgood!」(アベさん)

調理器具

【体験談】
●2011年東日本大震災
「ホームベーカリーに助けられました。しばらくスーパーから多くの物がなくなり、小さい子が好む食事を用意しにくいなか、とても便利でした」(サンキュ!アンバサダー ママーリオさん)
*当時の状況:自分(40歳)、夫(41歳)、長女(5歳)、長男(4歳)、両親(ともに70代)で在宅避難

「避難所では冷たい食事を食べられない子が多かったそう。友人からその話を聞いて以来、わが家では子どもたちと非常用レトルトに時々トライ。冷たい食事もふだんに楽しく食べた経験があれば、いざというとき、不安にならずに受け入れられるのでは、と思ってます」(サンキュ!アンバサダー ohanaさんの友人)
*当時の状況:妻、夫、長女(6歳)、長男(2歳)が避難所生活

●2018年台風24号
「オール電化のわが家、停電時にカセットコンロとカセットボンベがあってよかった!」
(サンキュ!アンバサダー なほっちmamaさん)
*当時の状況:自分(40歳)、夫(46歳)、長女(9歳)、長男(7歳)、二男(6歳)、義母(70代)で在宅避難

Advice:BBQや鍋パーティーで火の扱いに慣れておこう!

「調理器具のうち、カセットコンロは備蓄品の代表格。最近オール電化のおうちも多いなか、BBQや鍋パーティーなどふだんにできることで、親子で火に慣れておきましょう」(アベさん)

食べ慣れた物

【体験談】
●2011年東日本大震災
「避難所への差し入れで、しょっぱいご飯の供が喜ばれた。おかずなしや缶詰など食べ慣れない食事が続くなか、つくだ煮や漬けもの、酢のもののようなふだんの副菜やふりかけがうれしいと言われました」(サンキュ!アンバサダー 三田とりのさんの知人)
*当時の状況:高齢者の知人が避難所生活

●2016年熊本地震
「子どもの好きなお菓子や、大人の気分転換になるようなインスタントコーヒーやチョコが備蓄の中にあって、心の支えとなった」(サンキュ!アンバサダー スンスンさんの友人)
*当時の状況:妻(29歳)、夫(29歳)、長女(4歳)で在宅避難

Advice:備蓄キーワードは「いつもの味」

「避難生活が長引くと、『いつもの味』がないことがストレスに。物流が復旧しても初めは他地域で製造された『食べ慣れない味』が多く並びます」(アベさん)

食品の備蓄

【体験談】
●2011年東日本大震災
「〝その都度買う〞派の友人が食事の用意に困っていた。大家族のわが家はまとめ買い派。特に、電気炊飯器でも、ガスでも、庭のたき火でも炊くことができる、お米の備蓄がいちばん役立った」(サンキュ!アンバサダー ママーリオさん)
*当時の状況:自分(40歳)、夫(41歳)、長女(5歳)、長男(4歳)、両親(ともに70
代)で在宅避難

Advice:まとめ買いが苦手な人は 「ストック1つ多め買い」

「私も〝その都度買う派〞で被災時、辛酸をなめました……。今は、気が向いたときにちょっとストックを増やす買い方をしています」(アベさん)

ラップ

【体験談】
●1995年阪神・淡路大震災
「水は貴重だったので、皿は使い捨てか、ラップを敷いて汚れ防止」(サンキュ!アンバサダー のんのんさん)
*当時の状況:自分(26歳)、両親(ともに50代)、妹(22歳)で在宅避難

Advice:洗い物とゴミを出さない工夫を

「使い捨て食器は便利ですが、ゴミ収集がストップすることもあるので注意。ラップのほか、アルミホイルもおすすめ。フライパンに敷いて調理をし、ホイルごとお皿に盛れば、汚れがつきません」(アベさん)

栄養バランス

【体験談】
●2016年台風10号
「栄養がかたより、口内炎になったり、体調をくずしたり……。野菜や果物が恋しかった」(サンキュ!アンバサダー fujiyukaさん)
*当時の状況:自分(33歳)、夫(45歳)、長男(2カ月)で在宅避難

Advice:常温保存ができる、青汁や野菜ジュースを

「避難生活ではビタミンやたんぱく質が不足しがち。粉末の青汁や野菜ジュース、さらにプロ
テインやサプリメントは常温保存のきく物が多いので備蓄にぴったり!」(アベさん)

忘れがちな「食品の備蓄LIST」

□「非常食」に「いつもの味」をプラス
□アレルギー対策食品を忘れずに
□”ローリングストック”はインフルエンザなどの体調不良時にも活躍!
「配給品がアレルギーで合わないこともあるので、家庭ごとにリスクを洗い出して備蓄を。ふだんから日用品を多めに買いたしていく〝ローリングストック〞は、大きな災害以外にも役立ちます」(アベさん)

参照:『サンキュ!』10月号とじ込み付録「防災 本当に困ったこと解決BOOK」より。掲載している情報は19年8月現在のものです。

監修・イラスト/アベナオミ 構成・文/松崎祐子  編集/サンキュ!編集部

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