大学費用が不安な人へ!大学資金を助ける最新NEWS3つ

2019/09/13

備えておかなければいけないとわかっていても、つい後回しにしがちな「子どもの教育費」。このままではどう頑張っても、目標額に届きそうにない……と思ったあなたこそ、情報収集が命!来年度から始まる「授業料等の減免」など、お得情報をチェックして、使える制度を生かしましょう。

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1:入学金や留学費用を援助してもらう場合は、税金がかからない

通常、年110万円以上の金銭の授受には贈与税がかかりますが、入学金や留学費用など、教育に関するお金をその都度援助してもらう場合は、非課税に。「ただし、祖父母側から教育資金目的で、大きな額を一括で贈与したいという場合は、下記の『教育資金の一括贈与の特例』を活用しましょう」

*「教育資金の一括贈与の特例」の場合

特例を使うと、1500万円までは贈与税がかかりません。ただし、2021年3月31日までの限定で、信託銀行などとの契約が必要です。

[贈与者]受贈者の親や祖父母( 直属)
[受贈者]30歳未満の個人
[非課税となる金額]1500万円/1人(学校以外は、500万円)
[贈与された資金の使途]
入学金、授業料、入園料、保育料、学用品購入費、学校給食費、通学定期券代、留学渡航費など
[贈与契約が終了となる場合]
1:受贈者が30歳になった、2:受贈者が死亡した、3:残金がゼロになり、終了を合意した
[終了時の残金課税]残金に贈与税がかかる(上記2の場合は非課税)

※注意※
「教育資金の一括贈与の特例」は、使途に応じて、契約した銀行に領収書の提出が必要となる。

2:「給付型奨学金」の対象が広がり、大学入学金・授業料が減免に!

月額3万~8万円受け取れる給付型奨学金※の対象範囲が広がり、所得制限がゆるやかに。さらに新しく、授業料と入学金が減免される制度もスタート!「給付型奨学金を受け取れる世帯は、減免制度も対象になるので、教育費の負担を大幅に減らせます。下記のサイトでシミュレーションしてみて、高3の6月までに申し込みを!」

※給付型奨学金の支給額……国公立大学に自宅から通う場合は月3万円、自宅外の場合は月7万円。私立大学は自宅通学が月4万円、自宅外通学が月8万円。

授業料等減免の上限額(年額) ★住民税非課税世帯の場合

※注意※
現在、子どもが高3の場合、9月現在ですでに申し込みは締め切り。2020年に高3になる場合は、4~5月ごろから下記サイトをチェックし、6月までに申し込みを!
◆日本学生支援機構(JASSO)
https://www.jasso.go.jp/

3:受験前に申し込みする「予約型」がトレンド!

見逃せないのが、各大学が用意する給付型奨学金。東京都内の私立大学は、特に地方出身の学生に手厚く用意しています。「大学の奨学金は所得制限が比較的ゆるやかで、対象人数が多く、使いやすい制度。受験の前年の秋~冬に申請し、合格したら奨学金が受け取れる『予約型』も増加傾向にあります。受験したい大学の奨学金情報は早めにチェックしましょう」

※注意※
高3の秋ごろまでに申し込みが必要なところが主流。親の世帯年収や子どもの成績など、各大学によって条件が異なる。

<教えてくれた人>
竹下さくらさん
ファイナンシャル・プランナー。大学生、高校生の母としての経験を踏まえたアドバイスが好評!著書に『「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)など。

参照:『サンキュ!』9月号 とじ込み付録「子どもを大学に行かせてあげるために。知っておきたいお金の話」より。掲載している情報は19年7月現在のものです。

編集協力/トレンド・プロ イラスト/上路ナオ子 編集/サンキュ!編集部

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