風水では、2月17日を「貯蓄の日」として、この日から貯金を始めると金運に恵まれると考えているそうです。「貯蓄の日」について、風水の第一人者Dr.コパに教えてもらいました。

2月17日は全国の神社が五穀豊穣を祈願する日
2019年11月、天皇皇后両陛下が、伊勢神宮において即位の礼と大嘗祭を終えたことを奉告する「親謁の儀」に臨まれたよね。その際にテレビで伊勢神宮が何回も映し出されたから、行ったことがない人でも、どんなところかイメージできるんじゃないかな?
伊勢神宮は、皇室の祖先とされる天照大御神が祀られている、国内でも最高位の由緒ある神社。コパは、大事なことがある前には伊勢神宮に参拝して、成就祈願をしているんだよ。
その伊勢神宮では、毎年2月17日、畑仕事が始まる春を前にして五穀豊穣を祈願する「祈年祭」を行う。伊勢神宮以外にも明治神宮、熱田神宮、出雲大社など全国の主だった神社では、この時期に五穀豊穣を願う神事が執り行われるんだよ。
2月17日の「貯蓄の日」は、これにちなんだもの。全国の多くの神社が五穀豊穣を祈願する日から貯金を始めると、秋には豊かな実りを結ぶからね。
貯蓄とは、「運」を貯めること
お金を貯めること=「貯金」は、もちろん大切なことですが、風水では、運を貯めることが重要と考えます。運を貯めるには、2020年のラッキーカラーを身につけ、ラッキーフードを食べ、家の掃除と換気を心がけること。毎日の開運アクションの積み重ねが運を貯めることにつながります。
通帳は貯蓄目的別に分ける
マイホームの頭金、子どもの大学進学費用、旅行費用、新車購入費……など貯める目的別に通帳を分けて、通帳に「〇〇〇用貯金」と書きます。お金に使命を与えることで、金運が奮起してくれます。目的別に貯めたお金は、目的以外のことに使うのはNG。運のないお金になってしまい、損をしたり、予定外のコストがかかるなどトラブルの原因に。
新しい通帳には最初に「115円」を入金する
「115」という数字には、「天下を取る」というパワーがあり、風水では115円から貯金を始めると、天下が取れるくらいのお金が貯まると考えます。新しく開いた口座には、まず115円や1,150円、1万1,500円……を入金。貯金箱の使い始めにも、115円を入れるようにしましょう。コツコツ貯金するお金も115円を意識するとよりいいですよ。
貯金はダラダラ続けない
貯蓄は目的別に目標額を決めることが大事。いつまでもダラダラと貯めているお金には運はありません。たとえば「家族旅行用貯蓄、目標10万円」と決め、目標額に達したら、家族で旅行に行ってお金を使うことが大事。使うことで、次の新しい金運がやってきます。
通帳は「北」側の部屋に保管する
金運は暗くて静かな場所が好きなので、家の中心から見て北側の部屋や家の中心付近にある収納スペースの中に保管します。タンスの引き出しや押し入れの中にしまうのが吉。
2021年の貯金箱は丸いものが大吉
今年から小銭貯金を始める場合、貯金箱はころんとした丸い形のものが大吉。色はゴールドかシルバーが金運を引き寄せます。
貯金箱は「本命」と「サブ」の2つ用意する
貯金は、書いて字のごとく「お金」を「貯める」ことですが、お金と一緒に運を貯めることでもあります。つまり、貯金箱にお金を入れることは、お金と一緒に運も貯めているということです。
貯金箱は、「絶対にかなえたい願い」用と「かなったらいいな~」という2番手用の2つを用意します。それぞれの貯金箱にお金を入れるときには、願い事を心の中で唱えること。願い事がかなう可能性が大きくなります。
「今年こそお金を貯めたい!」「夢を叶えたい!」と思っている人は、2月17日がお金や運の貯め始めのチャンス。運のいいお金が貯まり、夢の実現や目標達成に近づくことができます。
監修/Dr.コパ 文/村越克子