仕事を「辞めたい」と思った人へ…お金と心のプロからのアドバイス8つ

2020/02/17

働き方が多様化している今。自分で働き方を選べるようになりましたが、経済的な理由からすぐには仕事を辞められない、辞めるのが不安…という人も多いはず。自分にとってよりよい選択をするためのヒントを専門家に聞きました。

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1.お金のことが不安な人は、まずは紙に書きましょう

妻が仕事を辞めたら月収はいくらになり、生活費はいくら不足するか、今の家計とともに紙に書き出してみましょう。お金の不安を可視化できて、辞めるかどうか判断もしやすくなります。不安にとらわれてやみくもに悩み続けるのは、時間がもったいないですよ。

2.紙に書いてから夫に話すと、さらに不安が解消

夫ときちんと話さずに退職する人は意外と多いもの。それだと「気分で辞めた」と思われかねず、夫も困惑してしまいます。辞める前に家計の変化をまとめた紙を夫に見せ、仕事を辞めるかも含めて相談を。どの出費を削るかも夫婦で話し合えて、さらに不安が減ります。

3.稼いだお金の1割は、必ず楽しいことに使おう

仕事がつらい人は、収入をすべて教育費や生活費に充てることが多いです。すると稼ぐ喜びを実感できず働くストレスだけがたまり、なんとなくムダづかいしがち。家族のためだけでは続きません。収入の1割は自分のために楽しいことに使い、稼ぐ喜びを味わって。

4.仕事を続けるなら、「○○歳まで」とリミットを決めると◎

家庭の事情で今辞めるのは無理でも、「55歳までは頑張る」などいつまで働くかを決めると、お金の面でも現実的で心もグッとラクに!期限まで働いたら、仕事を辞めて自由時間を満喫するもよし。旅行代を稼ぐなど自分の楽しみのために働き続けてもいいでしょう。

5.「辞める・辞めない」だけじゃありません

まじめな人ほど「ゼロか100か=仕事を辞めるか辞めないか」で考えがち。でも、家族との時間を増やしたいなら勤務時間を減らせないか職場に相談する、フルタイムパートから半日パートに変えるなど方法はあるはず。柔軟な気持ちで自分に合う働き方を探してみて。

6.仕事の不満を具体的に洗い出し、改善策を考えてみよう

人には行動パターンがあるので、つらいからという感情だけで職場を変えても、同じ失敗を繰り返すことになりがち。辞める前に仕事の不満を具体的に洗い出し、今の職場で自分なりに改善できないか考えてみましょう。自分が変われば働く状況もよい方向に変わるはず。

7.「子どものため」と無理して働くと 、かえって子どもによくないことも!

子どもの進学や習い事のために我慢して働き、仕事のストレスや忙しさから子どもに当たることが増えては本末転倒。子どもの心を傷つけるほうがずっと問題です。子どもや家族のために何かしたいなら、まず自分を大切に。そうしてこそ家族の本当の支えになれますよ。

8.次はどんなふうに働きたいか、条件を楽しく具体的に出そう

求人条件に自分を合わせようとすると「これでいいや」と中途半端な仕事選びをする危険大。それより仕事内容や時給、勤務時間、職場環境など理想の働き方を明確にしてみて。意識がポジティブになると視野が広がり、よりよい情報やチャンスをつかみやすい!

<専門家プロフィール>
●畠中雅子さん
ファイナンシャル・プランナー。生活者に寄り添った、的確で実践しやすい家計アドバイスが『サンキュ!』読者にも大好評。『ラクに楽しくお金を貯めている私の「貯金簿」』(ぱる出版)など著書多数。

●石原加受子さん
心理カウンセラー。オールイズワン代表。「自分を愛し、自分を解放し、もっと楽に生きる」ことをめざす自分中心心理学を提唱。著書に『やっかいな人から賢く自分を守る技術』(三笠書房)。

Have a try!

□仕事を辞めた時のお金の不安は家族と話し合ってみる
□仕事の不満を洗い出して改善策を考えてみる
□無理して働くのはやめる
□どんなふうに働きたいか具体的に考えてみる

参照:『サンキュ!』2月号「仕事、やめていいですか?」より。掲載している情報は19年12月現在のものです。イラスト/おぐらなおみ 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部

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