空中ビューアテネ, ギリシャ

withコロナ時代の夫婦に迫る「レス」の危機!立ち向かう術は「ギリシャ」に聞け

2020/07/20

「withコロナ」時代。夫婦関係までソーシャルディスタンスになっていませんか?夫婦仲相談所の所長である三松真由美さんは、夫婦仲の危機を救うヒントは「ギリシャ」にあると話します。

ストップ!スリーレス!

「withコロナ」の時代。リモートワークの定着や、オンライン飲み会の普及で夫婦がともにいる時間が増加しています。「快適なおうち時間」の構築は夫婦関係のみならず、人生においても重要なポイントとなってくるでしょう。そして、「快適なおうち時間」において避けたいものが、夫婦間の「レス」です。

笑顔レス
会話レス
スキンシップレス
キスレス
セックスレス

このなかで3つ以上レスがあるようでは「おうち時間」が快適とは言いがたい。ひとつ屋根の下で寝る男女が、仕事と家事と子育ての会話しかしないなんてもってのほか。ストップ!スリーレスです。

しかし、実情としてスリーレスを回避できている夫婦は少ないと筆者は考えています。ご存知のとおり、日本はセックスレス大国ですから。

夫婦関係のことは恋愛パッションが高いギリシャ人に学ぼう!

2007年と少し昔のデータですが、イギリスのコンドームメーカーDUREX社が26ヵ国・26,000人以上を対象に行った性に関する調査によれば、世界で一番営みの回数が多い国はギリシャで、その数は年間平均164回。一方日本はと言うと、世界で一番回数が少なく、年間平均は48回でした(余談ですが、同年に英国大使館で行われた記者発表では、筆者がプレゼンテーターのひとりを務めました)。

日本のセックスレスを示すデータは国内の調査でも明らかになっています。相模ゴムによる調査「ニッポンのセックス 2018年版」を見ると、ひと月あたりの回数は既婚者で1.7回。全体平均は2.1回。1年に換算すると約24回。前述したDUREX社の調査結果よりも少ないです。

どう考えても日本人のセックス回数は少ない。セックスが“レス”であれば、ほとんどの場合スキンシップもキスもレスでしょうし、長引けば笑顔も会話も自然とレスになっていきます。

スリーレスを改善するにはどうすればよいか。わたしのアドバイスは「成功者のマネをする」――つまり、ギリシャのかたたちに夫婦関係を学べばよいのです。

ギリシャ妻に聞く、赤裸々な性事情

女性は、ミロス島、キクラデス島、ギリシャのサラキニコ島を歩きます
SHansche/gettyimages

ここから、ご登場いただくのはギリシャ人のパートナーを持つ日本人女性のTさん。ギリシャの恋愛、性事情を知る彼女に、同国の夫婦(男女)関係について赤裸々に話してもらいました。

なお、本取材は2020年6月中旬にオンラインで行われたものです。またインタビューの内容はあくまで話をしてくれたTさんの個人的な観測範囲内の話であることを、ご理解のうえお読みください。

◇◇◇◇◇◇

三松「Tさんの周囲で、セックスレスの夫婦はいますか?」

Tさん「いないですね。そもそも『セックスレス』という言葉を知らない人がほとんどかもしれません(笑)」


三松「ギリシャの男性はどんなタイプが多いのでしょう?」

Tさん「ひとことで言えば情熱的。愛の言葉を連発してきます。私の夫もハグしながらいつも愛の言葉を口にしてくれます。街でも腰を抱きながら歩くし、会話の合間にキスをするのも当たり前。自然なことだから、恥ずかしいという気持ちもないんです。あと、ギリシャの男性はどうしたら女性が喜ぶかを常に考えて行動するひとが多い印象。とことん好きなひとの気持ちを考えてエスコートしてくれるんです」


三松「ある調査によれば、ギリシャは世界でいちばん夜の営みを大切にしているそうです。その理由をTさんはどうお考えですか?」

Tさん「うーん……古代からうち続く伝統ですかね。たとえば古代ギリシャ神話。ゼウス神の浮気とか、同性の愛とかエロチックな物語がじつは多いんですよね。エロの語源とも言われているエロースも、ギリシャ神話に登場する神ですしね。

あと、観光以外に遊ぶ場所が少ないっていうことも関係あるかな。娯楽が少ないから、その分ベッドで遊ぶんです。夫の話だと徴兵制も影響あるみたいで、多くの男性が「男は女を守るもの、強くないと恥ずかしい」という意識があるそうです。

ただ、ひとつハッキリさせておきたいのは「夜の営み」はコミュニケーションの一部にすぎないということ。おしゃべりして、お食事してキスしてベッドという一連のアクションが大事なのであって、営み部分だけを考えているわけではありません」

Victor_69/gettyimages

三松「ギリシャ男性はつねに愛の言葉と女性を褒める言葉をささやく、というわけですね」

Tさん「はい、おしゃべりな国民性っていうのもありますね。奥さんや彼女以外にも『キレイだねと』か普通に声をかけてますし、パートナーといっしょに歩いているときに向こうから女性が歩いてくると、ずっと目で追っていたりもする。本能がわかりやすく行動に出ちゃっているだけだからいちいち嫉妬しないし、嫉妬していたらきりがないですよ(笑)。

セクシーなベッドトークはみなさん確実にしますね。日本の寝室事情をネットの記事で読むと無言で短時間ですます人もいるみたいですが……信じられません」


三松「そんな恋愛体質なら、ガチな浮気もして怒られたりすることも多いのでは?」

Tさん「激しく言い合いする場面を見たことは何度もあります。でも女性でも(浮気を)する人はけっこういます。私の友だちも、ちゃっかり彼氏をつくっておいてから夫と別れていたし……男女ともすごく情熱的なんです。あとは、けっこう真顔で嘘をつくので浮気を隠すのもうまいかもれません」


三松「ちなみに、女性のほうの性の意識はどうでしょうか?」

Tさん「私が知る限り自ら誘う女性は“表面上は”多くありませんね。レディファースト文化が根づいているから、男性が誘い、それに女性が応えるパターンがほとんど。もちろん誘われたらよほど体調が悪くない限りは断りません。年164回誘われたら、164回受け入れますよ(笑)」


三松「そのほかに、ギリシャ妻によく見られる特徴はどのようなものが?」

Tさん「何歳になってもセクシーでいることを放棄しませんね。ギリシャは美食の国なので、ふくよかな体形の女性も多いのですが……それでもしっかりボディラインの出る服装をして、食事や夜のお出かけでは小さなドレスアップも忘れません。あとは男女問わず言えることですが、インテリア好きなかたが多く、家の中はそれぞれ個性豊かに飾られています。寝室も、素敵なベッドカバーやランプ、キャンドルなど家によって違うんです」

【まとめ】ギリシャ人に学ぶセックスレス予防7つのポイント

アテネのアクロポリス・ヒルにあるパルテノン神殿
lucky-photographer/gettyimages

ギリシャ妻の話、いかがだったでしょうか?ちなみに筆者がギリシャに行ったとき、カフェの愛想がよい男性スタッフさんに、エーゲ海をバックにいっしょに写真撮りましょうと声かけたところ「OKOK!」とすごい勢いで密着ポーズをされました。私の夫がカメラ係だったのに、躊躇することなく腰をガッチリガードするヘビーハグ。今回の話を聞いて、あのときの男性スタッフさんの行動に、「なるほど」と妙に納得してしまいました。

では、改めて今回にのインタビューでわかった学びポイントをまとめてみましょう。

【1】喜怒哀楽を大げさに伝える
【2】愛の言葉を惜しみなく伝える
【3】ワンパターンのセックスで満足しない(美食と同様に探求する。食とセックスはイコール)
【4】必ず男性から誘う
【5】相手の嫉妬心を揺さぶる
【6】相手の不都合な嘘に気づいても詮索しない(大人の余裕)
【7】寝室のインテリアに手を抜かない

上記を参考にしつつ、わが家はスリーレスかも?と気づいたら、まずは「相手への褒め言葉」と「スキンシップ」をふんだんに取り入れる努力を。スリーレス改善により、コロナ前には想像もしていなかった新しい夫婦関係が構築されることでしょう。そしてすでにセックスレスという夫婦は、これを機会に寝室のニューノーマル化に取り組んでみてください。


◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

三松真由美新刊『「君とはもうできない」と言われまして』

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND